総打数が少ないことをめざす
入力しやすい配列というのは、どのような配列でしょうか。
配列の入力しやすさを評価する要素は、さまざまなものが考えられます。例えば、打鍵数であったり、動作数であったり、ホーム段の使用率であったり、左右の手の使用率であったり、指の使用率であったり、キーを押す順番が押しやすいことであったりします。
新下駄配列では、最も重要なのは総打数であると考えます。
総打数というのは、キーを押す回数のことです。キーを2つ順番に押した場合は、もちろん2と数えます。2つのキーを同時に押す場合でも、2と数えます。
キーを押すためには、指に力を入れてキーを押し下げなければなりません。これはどうあれ時間がかかり、指に負担をかける動作です。一番楽で速い動作は、キーを押さないことです。どんなに押しやすいキーであっても、どんなに押しやすいキーの連接でも、キーを押せば時間はかかるし指は疲れます。「キーを押さない」。これに勝る速くて楽な動作はありません。
よって、新下駄配列では総打数を少なくすることを優先します。総打数以外の要素を無視するわけではありませんが、もっとも重視する要素は総打数を少なくすることです。他の要素は、それによって総打数がどれくらい増えるのかということを意識して考慮します。
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