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ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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13日間新下駄配列マスターコースをやってみた

 『お泊まり恋愛詩』というブログで、「13日間新下駄配列マスターコース」という新下駄配列の練習用テキストが公開されています。
 構成は第1~8日の「BASIC Lesson」第9~13日の「SPEED Lesson」に大きく分かれています。内容は、前半の「BASIC Lesson」は少しずつ使うキーの範囲を広げながら新下駄配列を習得する、後半の「SPEED Lesson」は指ごとに徹底的に練習するというもの。
 ということは、実質8日間で新下駄配列がマスターできるということですね!

 というわけで自分でも体験しようということで、一通り入力してみました。

 と言っても、自分は新下駄配列は当然マスターしているわけですから、さくっと軽く終わるものだと思っていたのですが……けっこう分量多いな。

 これ、ほかの練習テキストと比べて分量がかなり多いです。
 『親指シフト練習ソフト』という親指シフト(NICOLA)練習ソフトがあります。想定している練習期間は2週間なので「13日間新下駄配列マスターコース」と同じくらいですが、1日に練習するワード数は130前後といったところです。
 『飛鳥のために』でも1つの課のワード数は300前後です
 「新下駄配列マスターコース」は、第1日のBASIC Lesson 1のExercise 2こそ91語ですが、同じく第1日で練習するASIC Lesson 2のExercise 2になるともう277語。第2日以降は1日500語前後のワード数となります。まだすらすらと入力できるわけではない初心者がこなすにはちょっときついワード数だと思います。

 第1日「単語練習につかれて途中でやめてもなるべく高い効果が得られるよう、長い文字数の単語から順に配列しています。」と書かれているので、ここはこの言葉に甘えて、自分のペースにあったワード数に調節して練習して良いと思います。個人的には、最初は1日100語も入力すれば十分だと思います。あとは余裕があればで。

 具体的な練習の方法について。

 指を動かすだけ、キーに触るだけという練習方法もありますが、初心者はやはり実際に文字を入力していく方が良いでしょう。『メモ帳』などの適当なテキストエディタを開いて入力していきましょう。
 その際、ワードの間のスペースは入力しなくて良いと思います。結構大変ですし、日本語の文章の場合ならスペースを多用するのは不自然ですし。
 そして重要なのが、[スペース]や[変換]を押して変換したら、[Enter]を押して確定する必要はないということ。次の文字を入力すれば、前に変換した部分は自動的に確定されます。これはとても重要です。1ワードごとに[Enter]を押しているとすぐに疲れてしまいます。

 BASIC Lessonではワードは漢字で表記されていますが、この漢字の通りに変換することにこだわる必要はないと思います。同音異義語に変換されても気にせず先に進んだ方が良いでしょう。変換の練習もするとしても、かな入力をマスターした後に練習した方が効率的だと思います。
 単語レベルの変換だと変換の精度はどうしても悪くなりますし。

 ワードが漢字で表記されているので、複数の読みがある言葉の場合、どの読みで入力するか迷うことがあります。Lessonのテーマから判断できる場合が多いですが(例えば、Lesson 4(第3日)だったら、かならず左手中指シフトで入力するかなを含むはず)、練習中はどのかながどこに配置されているか、すぐは浮かばない状態ですから、その判断も難しい。
 詰まるようなら飛ばしても良いと思います。

 あと読めない漢字が結構多いんですけど(^_^;) 自分が読めなかった漢字を以下に書きます。答えは最後に。

第1日
序で

第2日
終に

第3日
譬える
止す

第4日
零す
本の
略 ※2文字。「りゃく」は×

第5日
喧しい
長閑か

第6日
御大
逆様
確り
各 ※4文字
御数
掏摸


第7日
拵える
溯る
銜える
解く ※3文字
身形

第8日
開闢
長襦袢

 第9日からのSPEED Lessonは、『タイプウェル』などのタイムアタックで好成績を出す練習をすることを目的としています。第10日によれば最適化の練習に適した構成になっているそうです。ただ、自分は最適化はやっていないので、それについては分かりません。

 しかし、第12日と第13日は正直きつい! この2日は小指で入力する文字が含まれるワードばかり出てきます。本来小指は使いにくいから使用率を低めにしているのに、それを狙い打ちにされるのだから。しかも、1ワードにつき最低1文字含まれるということは、文字数が短いワードの方が小指を使う比率が高まるということになります。ワードは文字数が多い順に並んでいるので、後半になると小指の使用率がさらに高まるというわけ。これはつらい。
 最適化を前提としているのだから、必ずしも小指を酷使するわけではないのかもしれませんが……。

 でも、これをやった後に『タイプウェル国語K』で次々に自己記録を更新したということもありました。結構効果があったのかもしれません。



【漢字の読みの解答】

第1日
序で(「ついで」)

第2日
終に(「ついに」。雰囲気で読めるけど……)

第3日
譬える(「たとえる」。「例える」「喩える」なら分かるけどこの字は知らない)
止す(「よす」)

第4日
零す(「こぼす」。なんとなく素敵な雰囲気)
本の(「ほんの」。当たり前の読みだけど、漢字でこう書くって知らなかった)
略 ※2文字。「りゃく」は× (「ほぼ」)

第5日
喧しい(「やかましい」。これも雰囲気で……)
長閑か(「のどか」。『のどか』はひらがなだから読めなくて当然だな(^_^;) ちなみに「閑か」だと「しずか」)

第6日
御大(「おんたい」。「おんだい」ではない)
逆様(「さかさま」。冷静に考えれば当たり前……)
確り(「しっかり」)
各 ※4文字 (「おのおの」。1文字でそう読むんだ)
御数(「おかず」。え!? こんな漢字なの?)
掏摸(「すり」)
笊(「ざる」。意外と浮かばない。普段、結構前後の文脈で読めた気になってるなー)

第7日
拵える(「こしらえる」)
溯る(「さかのぼる」。「遡る」なら読めたけど……)
銜える(「くわえる」)
解く ※3文字 (「ほどく」)
身形(「みなり」)

第8日
開闢(「かいびゃく」)
長襦袢(「ながじゅばん」)

by koutarou_13 | 2011-04-16 20:56 | ●新下駄配列あれこれ

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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