星配列の濁音の覚えやすさ
星配列は、清音と濁音が同一キーではないタイプの配列なのです(濁音の切り離し)。
しかし、まったく清音と関係なく配置された濁音はそれほど多くありません。普通に清音と同じキーに配置されている濁音もいくつかありますし、清音の隣に配置されている濁音も多いです。清音と無関係に配置されている濁音は20種類中8種類だけです。
連なりに配慮した配置にしつつ、連なりにそれほど影響を与えない部分に関しては、覚えやすさにも配慮していることが分かります。
清音と同じキー:ぎぐげず
清音の隣:ござぜづびぶべぼ
清音と無関係:がじぞだぢでどば
また、「は行」は「は」を除き、必ず清音、濁音、半濁音の順番で内側から外側に、同一シフト面に並んでいます。
覚えやすさに関して言えば、清音と濁音は関連性があった方が覚えやすかったです。星配列で清音と関連性がある配置の濁音というのは、だいたい出現頻度が低い濁音で、普通に練習していると記憶に定着するのが遅れがちになる文字ですので、それが清音と関連づけて覚えられるのは、確かに意味があります。
星配列の場合、清音と同じキーというパターンだけでなく、清音の隣のキーというパターンもあります。これも覚えやすかったのは同じです。
しかし、逆に星配列で一番覚えにくかったのは、「は」を除く「は行」なのです。一番規則性がある配置になのに一番覚えにくい。
内側から外側へ清音、濁音、半濁音という法則があるのですが、微妙に使う指やキーが異なるために、かえって混同してしまうのです。使用頻度も低いのでなかなか定着してくれません。「び」と「べ」は一番最後まで混同が残った文字です。
どうも中途半端に法則性を持たせるとかえって逆効果になる可能性もあるようです。
※星配列β1の「は」以外の「は行」配置
★中指シフト
ぽぼほ□□ □□□□□□
_□□□□□ □□□□□□
_□ぷぶふ□ ひびぴ□□
☆薬指シフト
□□□□□ □□□□□□
_□□□□□ □□□□□□
_□□□□□ □へべぺ□