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ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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キーの位置の覚え方

 新しい配列を覚えるのは大変だと思っている方が多いと思うのです。

 確かに、かな系の配列であれば新たに50~70程度の文字の位置を覚えなければなりませんし、慣れないうちはまったく指が動かず「いままで使っていた入力方法であればこんな文章はすぐに打てるのに」とイライラすることでしょう。
 私は新しい配列にチャレンジしたことが何度もあるので「慣れれば打てるようになる」ということは分かっているのですが、それでも初めてすぐのときは、いちいち「こんなんで本当に打てるようになるのかな?」と思ったものです。

 ところが、何度も新しい配列にチャレンジしていると、後になればなるほど配列を覚えるのが簡単になってきました。覚え方というか、文字の探し方にコツがあるのです。

 大体かな系の配列というのは、よく使う文字が打ちやすいように作られています。だから逆に言えば、打ちやすいキーにはよく使う文字があるということです。
 これは配列を覚えるときに強力なヒントになります。配置を思い出せない文字があって探すとき、配列図全体を見て探す必要はありません。出現頻度の高い文字であれば打ちやすいキーを探す、出現頻度の低い文字であれば打ちにくいキーを探すようにします。これでキーが分からない文字も効率よく探せます。
 ただし、どこが「打ちやすいキー」であるかは、配列によって変わります。だから、事前にその配列を眺めたり、配列作成者の書いた文章を読んだりして、その配列がどういう考え方に基づいて作られたのか把握しておくと覚えるのが楽になります。
 ちなみに下駄配列の場合ですと、まずシフト側より単打側が優先、同じシフト面の中ではホーム段>上段>下段の順で優先しています。([Q][Y][P][@]は除く)

 「よく使う文字と言っても、どの文字がよく使う文字なのか分からない」という方も多いかもしれません。どの文字が頻出なのかを覚えるのは大変です。
 しかし、心配いりません。これも簡単な判別方法があります。

 ズバリ、五十音表の前に出てくる文字ほど頻度が高い
 つまり、あ行から始まって、か行、さ行、た行あたりまでが頻出する文字ということです。
 細かいところは違いますが、配列を覚える手がかりとしてなら、これで十分役に立ちます。
 
 余裕がある方のためにもう少し詳しく書くと、次のようになります。

・あ行は、「い」「う」は断トツの頻出。他はそこそこ。
か行さ行た行はすべて頻出
・な行は「な」「に」「の」は頻出
・は行は「は」だけ頻出。
・ま行、や行、わ行は頻度低い。
・ら行は「り」「る」「れ」はそこそこ頻出。
「ん」は断トツの頻出。

※もっと詳しく知りたい方は、このブログの右の柱の下の方の「しおり」の「■配列作成参考資料>◆かなの出現頻度」のリンク先を見て下さい。

 出現頻度の高い文字を、何となくでもいいから把握してから練習をすると、出現頻度の高い文字が探しやすくなり、頻度が高いのですから自動的に繰り返し練習することになるので、出現頻度の高い文字は楽に覚えられます
 こうやって出現頻度の高い文字を覚えてしまうと、まだ覚えていない文字の量が減りますから、残りの文字を覚えるのも楽になります。

 配列を覚えるのにどれくらい時間がかかるのか。
 個人差があるでしょうが、私の経験でいえば、まず1週間、これで配列図を見る必要が無くなります。そして徐々にスピードが上がって1ヶ月、これで実用的には問題ないスピードになります。
 「新しい配列の学習を始めたら、元の配列は使わない方がよい」という話もありますが、今日書く必要のある文章なら、無理せず今まで使っていた配列で入力しても良いと思います。私はそうしていました。

※ここで書いた配列の覚え方が使えるのは、打ちやすさに配慮して作られた配列を覚える場合だけです。日本語の打ちやすさには配慮していないローマ字入力、文字の頻度と打ちやすさにあまり相関関係がないかな入力では、この覚え方は使えません。
by koutarou_13 | 2006-10-10 00:44 | ●その他の日本語入力配列の話

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