ワンショットモディファイヤって素敵
これはいいですね。どこに置いても元のキーの機能を失わないというのが素晴らしい。シフト系のキーに別の機能を置けるし、どのキーでもシフト系のキーにできる。そうしても元の使い勝手はそのまま残る。
キーが入力される瞬間が、キーを押した時ではなくキーを離した時になるけれど、どっちでも同じこと。私としては違和感はまったくない。
考えてみれば、普通の[Alt]と[Win]がOneShotモディファイヤみたいなものですよね。こうなると逆に[Shift]や[Ctrl]の単打に機能が割り当てられていないのが不思議に思えてくる。
調子に乗っていろんなキーをOneShotモディファイヤにしてみる。
ちなみにOneShotモディファイヤがどういうものかピンとこない方は、「SandS機能お試しアプレット」を見て下さい。これは「SandS」だけど、『窓使いの憂鬱』ではすべてのキーにSandS的な働きを持たせることができ、これをOneShotモディファイヤと呼んでいます。
(なお、これからOneShotモディファイヤのキーを「SandS」(「Space and Shift」)にならって、[なんとか&かんとか]と表記することにします)
まず、[英数]を[英数&Ctrl]にしてみる。[英数]を[Ctrl]にするというのはキーボードカスタマイズの中でも有名な設定だけど、私の場合[英数]をIME ON/OFFにする(IMEのキーカスタマイズで設定)のが気に入っていたのでできなかった。やっと実現できた。
これで[Ctrl]+[F]とか、中段以上にあるキーとの組み合わせが押しやすくなった。
CapsLockをどこかに割り当てたい、と思っていた。CapsLockってあまり使わなかったのだけど、それはCapsLockが[Shift]+[英数]なんて面倒くさい割り当てになっているからであって、単打でどこかに割り当てれば結構使うのではないか。
[左Ctrl]をCapsLockにする手はあるかも知れないけど、私は[左Ctrl]は[左Ctrl]で使いたいのです。[Ctrl]+[Z][X][C][V][B]あたりの操作は([英数&Ctrl]との組み合わせよりも)[左Ctrl]との組み合わせの方が押しやすいと思うので。
最初は[左Ctrl]を[CapsLock&Ctrl]にしていたのだけど、これだと普通の[Ctrl]がキーボード上から消えてしまうので、[Ctrl]+マウスクリックができなくなってしまった。これはまずい。
というわけで、今は[右Shift]を[CapsLock&Shift]にして使っています。普通CapsLockは[右Shift]+[英数]という操作でかけていたので、使うキーが単に一つ減っただけなので違和感が少ないのが良い。
検索で[Shift]+[F3]という操作をよく使うのだけど、これを左手だけでやろうとするととんでもない手の形になる。そこで[F1]を[F1&Shift]にしてみた。これで[Shift]+[F3]が「チョキ」で押せるようになった。
テンキーの周辺にShiftが無いのがなんだかなあと思っていたので、[Num0]を[Num0&Shift]にしてみた。これでテンキーも片手で[Shift]を入力できる。
テンキーのカスタマイズはいろいろありそう。
[Space]と[変換]([Enter])をOneShotモディファイヤにして何かしようと思ってたんだけど、意外とやること見つからない……。
まず[Space]+[I][K][J][L]を[↑][↓][←][→]にするのをやってみたけれど、これは親指左右カーソルにはかなわないということを再確認するに終わった(親指ホームとの組み合わせならばあるいは……と思ったのだけど)。
あと、[Home][End][PageUp][PageDown]をどこかに割り当てようと思ったけれど、[英数&Ctrl]があるから[Ctrl]+[↑][↓][←][→]で十分使いやすい。
となると、もう同時押しにしてまで押したいキーって無いんですよ。さて、どうしたものか。
とりあえず、普通に[Space]を[Space&Shift]にしておきました。