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下駄配列のタイピング動画!

 下駄配列でのタイピングの様子を撮影した動画がニコニコ動画で公開されています!

【ニコニコ動画】下駄配列でタイプウェルに挑戦

※YouTube版
YouTube - 下駄配列でタイプウェルに挑戦

 「できれば動画で打鍵の様子を見ていただけたらな」とは私も思っていたんですが、機材もなければ動画の知識もないので実現しないままになっていました。私がやりたくても出来なかったことが実現しました!
 この動画、画像も鮮明で指の動きもよく見えるし、しかも速い! タイプウェル国語KでXHかよ! ミスも1桁に収まっているし。下駄配列をちゃんと使いこなしている状態のタイピングを見るのは初めてなので(自分のはともかく)、とても興味深いです。

 動画を見て一目で目に付くのが、濁音と拗音が一度に入力されているところですね。特に拗音も全部一動作なのは下駄配列の自慢です。「し゛ょ」が一度に灰色になるのは痛快。下駄配列の動作数の少なさが見てとれると思います。

 使用キーは、ホーム段の人差し指、中指、薬指が一番多く、小指の使用率は低め。ホーム段>上段>下段の順で多く使う。……という感じも出ていると思います。(ただし、実際の文章の入力では、上段と下段の使用率の差はもう少し縮まるはず……です)

 それと私が見てほしいのが、「つかつか」とか「~しい」などの部分。つまり、下駄配列で単打(=シフト無し)だけで打てる部分です。
 この部分は、ある意味下駄配列の弱点です。なぜなら、ロールオーバーするとミスタイプになるからです(エミュレータのタイマーで救われる可能性はあります)。例えば、「つかつか」と入力するには[O][S][O][S]とキーを押しますが、[O]を押し下げて、[O]を離す前に[S]を押し下げると、[OS]を同時に押したと判定されて「ぶ」が入力されてミスタイプになります。
 この現象は文字キー同時打鍵というシフトシステムだから起こることで、間違いなく他のシフトシステムにはない制約です。

 しかし、それでもこのくらいのスピードなら、特に詰まることなくミス無く打てる、ということです。押したキーはすぐ離して、テンポ良く打鍵すれば問題ない。(下駄配列ではキーを押しっ放しにする場面はありません。押したキーはいつでもすぐに離してOKです)

 文字キー同時打鍵は、間接的なメリットがすごく大きいです(直接的なメリットは「シフトが一動作」ということ)。文字キーの外のシフトキーを使わない配列でありながら、三段内のすべてのキーの単打に文字を配置できる。だからシフト率が減る。シフトを増やせるから拗音も取り込むことができる。だから動作数が減る。すると「ゃ」「ゅ」「ょ」を単打に配置する必要が無くなる。だからますますシフト率が減る……。
 これらのメリットを得るために、「単打面でロールオーバーできない」という代償を払っているわけです。その代償はどの程度のものなのか。この動画は参考になると思います。



 いやー、それにしてもやっぱり動画はいいねえ。情報の伝わる量が違う。これから下駄配列は何か知りたいという人は、まあとりあえずこれを見ろ、って感じ。文章の説明はその後だ。こういう動画が出てきて、私としても嬉しいです。
 動画アップしてくれた方、本当にありがとうございます。

※この動画を見た方の記事(外部リンク)
『雑記/えもじならべあそび』「下駄配列タイプウェルXH動画。」
by koutarou_13 | 2008-02-25 02:17 | ●下駄配列で万事快調

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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