俺的キーカスタマイズまとめ:その2 右手一列シフト
●右手一列シフト
重要度 A
右手担当の文字キーを、まるごと1キーずつ右にずらす。右手のホームポジションも、一緒に一つずらす。
これにより、もろもろのメリットが生じる。例えば、右手親指の[Enter](元[変換])が押しやすくなる、[右Shift]が近くなる、右手の担当範囲が狭くなる、中央列を文字キー以外のことに使える、などなど。
大改造に見えるが、違和感は意外と少ない。右手一列シフトにしたキーボードと普通のキーボードの使い分けも、問題なくできる。
●[中央列最上段] → [スペシャルキー]
重要度 B
●[中央列上段] → [↑]
●[中央列中段] → [↓]
●[中央列下段] → [Delete]
重要度 A
右手一列シフトにした影響で、中央に縦一列使わないキーができる(もともとは[7][Y][H][N]だったキー)。このキーはホームポジションからはやや遠いものの、動かしやすい人さし指で押せるので、そこそこ押しやすいキーである。
これらのキーによく使う機能キーを割り当てる。
上段と中段には、[↑][↓]を割り当てる。これで親指左右カーソルと合わせて、4つのカーソルキーすべて、ホームポジションからの単打で押せる位置に配置できた。
下段(中央列では一番押しやすい)には、これもホームポジションからはるか遠い位置に置かれている[Delete]を配置する。
カーソルキーや[Delete]などは、キーの組み合わせで押すより、やはり単打で押せた方が使いやすい。
中央列最上段は、さすがにホームポジションから遠いので、頻繁に使うキーは置きにくい。ここでは、各アプリケーションごとに違う機能を持たせる「スペシャルキー」とした。これについては「スペシャルキー」の項目で説明する。
●[右Alt] → [\]
●[Application] → [[]
●[右Ctrl] → []]
重要度 B
右手一列シフトにより、文字キーの右端の4キー([\][[][]][\])がキーボード上から無くなってしまう。使用頻度は低いが、まったく無くなってしまうのは困る。
そこで、右手の最下段の[右Alt][Application][右Ctrl]の3キーに代えて、とりあえず最上段、上段、中段の[\][[][]]の3キーを割り当てることにする。
普通の109キーボードだと右手の最下段には[右Windows]もあるので、4キーすべてこのエリアに収まるのだが、「東プレ Realforce 108UH」には[右Windows]はない。
[右Alt]と[右Ctrl]は廃止。左側にあるものだけで用は足りる。
●[Insert] → [Application]
重要度 B
[Application]が無くなってしまうのは困るので、[Insert]の位置に[Application]を配置する。
[Insert]は使わないので廃止する。
●[Shift]+[0] → [Shift]+[\]
重要度 B
あとは[\]をどうするか。
このキーのキートップには「\」とプリントされているが、打鍵した際に入力される文字は、[\]で入力される文字と同じである。同じ文字を入力するキーが2つあってもしょうがない。
ただし、[Shift]+[\]で入力される「_」(アンダースコア)は、他のキーでは入力できない。これは必要。
ところで、[Shift]+[0]を押しても、何も入力されない。文字キーのShift側で、入力される文字が設定されていないのは、唯一[0]だけである。[0]のShift側で、何か文字が入力されるように設定しても、不都合はない。
そこで、[Shift]+[0]を押すと[Shift]+[\]、つまり「_」が入力されるように設定する。これで問題はすべて解決した。
■俺的キーカスタマイズまとめ
◆その1 親指担当キー
◆その2 右手一列シフト
◆その3 その他の機能キー
◆その4 親指モディファイヤ
◆その5 テンキー
◆その6 その他いろいろ
◆その7 まとめ
※過去の関連記事
「ホームポジションの移動」
「右手一列シフトを使う七つの理由」
「東プレRealforce 108UHと右手一列シフト」