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カテゴリ:●その他の日本語入力配列の話( 38 )
100万字日本語かなn-gramデータ
 tomoemonさんが日本語n-gramのデータを探されているようなので、探されているものとは違うような気もするけれど、自分が作ったn-gramデータをアップしておきます。

 作成手順は以下の通り。

1.Web上その他から、文章を適当に100万字採集。一応、URL、ブログの日付部分、青空文庫のルビなど、集計する意味がないと思われる部分は採集しないようにした。できるだけジャンルが偏らないようにした……つもり。採集した文章のリスト→n-gram_text_list.ods

2.すべての半角文字を全角に変換する。※どうせ英数記号は集計しない。

3.「.」「,」を「。」「、」に変換する。※句読点に「、」「。」ではなく、「,」「.」を使っている文章もあるので。

4.『Kanji2na』で漢字とカタカナをひらがなに変換する。

5.かなと句読点以外(空白も含む)を〓に置き換え、改行の手前に〓を入れる。〓が連続した部分は〓1つに置き換える。※morogramは空白や改行を無視して連続しているとみなすので、その部分を連続していないとして数えるため。

6.かなが存在しない行を削除。※かなが存在せず、句読点が存在する行も削除する。「。」「、」「〓」のみが残っている行の「。」「、」は日本語文章中の句読点ではないと考えられるため。

7.『morogram』で解析する。

 ……というようなものですので、ご利用する場合はその特徴をよく考えてご利用ください。

【日本語n-gramデータ】
N-gram_1gram.txt
N-gram_2gram.txt
N-gram_3gram.txt
N-gram_4gram.txt
N-gram_5gram.txt
N-gram_6gram.txt

 ちなみに、「1万字のかなを入力する場合の打鍵数」で使ったデータは、これです。

※関連記事
「新下駄配列の作成に使用したかな出現数・連なりデータ」
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by koutarou_13 | 2009-03-01 15:13 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
利き手なんて関係ない?
 2ちゃんねるのスレッドより。重要なことなのでそのまま引用します。

親指シフト(NICOLA)で日本語を快適に入力しよう 11
http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/pc/1197790793/

563 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:05:26 0
飛鳥とか小梅で、利き手の方に負荷を偏らせた
配列があるけど、あれってどうなんだろう。
利き手の指は強いはずだからそっちに負荷を譲れ、っていう。

ボール投げや箸とかなら分かるけど、タイピングって、
そんなに利き手とそうでない手で差が出る作業だろうか?
れっきとした右利きだけど、自分は全く意識していない。
どちらの手の指でも同じような打鍵感がする。

特に右手はデフォルトで文字キーの守備範囲が左より
若干広いうえに、EnterやBSも打たなきゃいけないから、
やっぱ両方均等か、むしろ若干左によらせるべきなんじゃ
ないんだろうか。

 無意識のうちに俺が書いたのかと思うくらい同感です。「ボール投げや箸とか~」のくだりなんて、まさにそういう例えで利き手でなければ出来ない作業とそうでない作業を表現しようとしていたくらい。
 後半の部分についても同感。[Enter]や[BackSpace]については、むしろ移動させるべきだと思いますが、そうだとしても、カーソルキー、編集キー([Home][End][PageUp][PageDown])、マウスは右手を使います。[BackSpace]やカーソルキーを1回押すだけで、文字キーを1回押す何倍もの労力がかかると思うんですけど。

 少し気になるのが、冒頭で「飛鳥とか小梅で~」と書かれている部分。
 ここでは単に右手を多く使う配列の例として2つを挙げただけだと思いますが、左右使用率は、飛鳥と小梅では大きく異なります(参考:「1万字のかなを入力する場合の打鍵数」)。
 配列について考えるときは、具体的な数字やその配列の他の部分との関連などを考え、個別に判断していただきたいと思います。「左手より右手の使用率が高い」という理由だけで「右手重視」という枠でひとくくりにするようなことをすると、実態を見誤ります。

564 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2009/02/18(水) 23:19:52 0
使ってから語れば?
自分の実感を伴わなければ、何を言われてもけっきょく納得できないだろうから。

 これも同感です。

※過去の関連記事
「左手の方が打ちやすい?」
「左手の方が打鍵しやすいもう一つの理由」

※小梅配列作者の見解
『Weblog 61℃』「小梅配列は右利き専用の親指シフト配列です。」
『Weblog 61℃』「小梅配列は右利き専用の日本語配列です。(補足)」
『Weblog 61℃』「打鍵数=負担度ではないと主張してみる。」
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by koutarou_13 | 2009-02-19 18:41 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
1万字のかなを入力する場合の打鍵数
 いくつかの配列について、キーごとの打鍵数を調べてみました。
 ここでは、「かなを1万字入力したら平均してそのキーを何回打鍵するか」という考え方で打鍵数を算出しました(そのかなの出現数×10000÷全体のかな出現数)。これならどれくらいそのキーを使うのかイメージしやすいし、サンプルを変えた場合でも比較できる。
 サンプルとなる文章は、ネット上やその他の文章を適当に集めた約100万字(※1)を、『Kanji2na』で漢字とカタカナをひらがなに直して、『morogram』で分析したものです。アルファベットや記号は〓に置き換えています(アルファベットや記号がいくつ連続しても〓は一つ)。
 分析結果の1-gram2-gramを置いておきます。

※1 その100万字データと、その作成方法:「100万字日本語かなn-gramデータ」

●ダウンロード:N-gram_1gram.txt
●ダウンロード:N-gram_2gram.txt

※わかりやすい『Kanji2na』の使い方:
『漢直ノート』「Kanji2na」
※わかりやすい『morogram』の使い方:
『漢直ノート』「morogramの使い方」
「N-gramモデルを利用したテキスト分析 ―実際にmorogramを使ってみよう―」


 「かな1万字」の数え方は、「濁点・半濁点は0文字」「小書きのかなは1文字」「句読点は1文字」「句読点以外の記号、数字、アルファベットなどは0文字」としました。

 調べた打鍵数を画像にしたんですが、このブログだと画像が見にくいので、下記のリンク先のページにもアップしました。たぶん、こちらのページの方が見やすいです。ついでに(結構主観的な)一言コメントもいれました。
■1万字のかなを入力する場合の打鍵数

●ローマ字入力
e0002687_22574996.gif

●けいならべ
e0002687_218327.gif

●JISかな入力
e0002687_2165353.gif

●新JISかな入力
e0002687_325996.gif

●月配列2-263式
e0002687_2172146.gif

●NICOLA
e0002687_217357.gif
●小梅配列1.3.0版
e0002687_2174834.gif

●下駄配列
e0002687_2162122.gif

 表の見方は、だいたい見た目で分かりますよね?
 表の右下の数値は、上がシフトを0打鍵と数えた場合の総打鍵数、下がシフトを1打鍵と数えた場合の総打鍵数です。ただし、ローマ字入力や月配列のように、シフトの打鍵のタイミングが文字キーの打鍵と変わらないものについては、シフトを1打鍵と数えた数値のみを出しています。
 キーの色は、200打鍵以上が黄、400打鍵以上がだいだい色、600打鍵以上が赤です。おおざっぱな分類ですし、600以上が全部赤なので、色だけじゃなくて数字も見て下さい

※表示されている数値は小数点以下の位を四捨五入した整数ですが、実態は小数点以下の位も保持しています。したがって、各キーなどに表示されている数を単純に足し合わせても、表の合計欄の数と同じにならない可能性があります。(2012/01/26追記)

 人によって使用するキーや指が異なりそうな部分は、以下の方法で数えました。

 ローマ字入力で使うキーについて。
・複数のローマ字つづりがあるものは、「ローマ字綴り対決」で、取り上げているものはその通りに。それ以外は打鍵数が少なくなるように入力。
・「っ」は次に子音(n以外)が来る場合はその子音で入力。その他は単独で入力。(ただし、「っ」の次に「っ」が来る場合は、最初の「っ」は単独で入力したと見なす)
・「ん」は次にあ行、な行、や行が来る場合は[N][N]で入力。それ以外は[N]で入力。

 外来音が小書きのかな後付け以外の方法でも入力できる配列では、「うぃ」「うぇ」「うぉ」「しぇ」「じぇ」「ちぇ」「てぃ」「でぃ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」の12音はその方法で入力。その他は小書きのかな後付けで入力。

 左右のシフトどちらを使っても同じ文字を入力できる場合は、文字キーを押した手とは反対の手を使ってシフトを押す。

 最上段キーと右端キーの担当指について。
・左手:[1]は小指、[2]は薬指、[3]は中指、[4][5][6]は人さし指。
・右手:[7][8]は人さし指、[9]は中指、[0]は薬指、[-][P][;][/]とそれより右のキーは小指。



 今回の画像を作るために、『OpenOffice.org Calc』で作った表計算ファイルを置いておきます。今回画像を作った配列以外の配列のデータも入っています。
 一応、他のサンプルで調べたり、他の配列の打鍵数も調べることもできるように作りました。
e0002687_2257296.gif

 シートXの、H列がかなの出現数、I列が拗音調整したかなの出現数です。
 「拗音調整」というのは、ここでは、「きょ」の出現数を数える代わりに、「き」と「ょ」の出現数から「きょ」の出現数を引く、というような意味です。ローマ字入力や下駄配列のように、拗音の入力方法が小書きのかな後付け以外もある配列では、拗音調整した方の出現数を使います。
 B列とC列が、全体のかな数が1万字だった場合の各かなの出現数です。
 H列を入力すると、I列、B列、C列は表計算ソフトの方で計算されます。

 シートYは、拗音や、ローマ字入力の「っ」と「ん」での入力キーを数えるためのシートです。小書きのかなに対する各拗音の割合や、「っ」や「ん」の次に出現するかなの割合を計算します。(拗音調整後のかな数(シートXのI列)は、これを使って算出されます)
 これを入力するには2-gramのデータが必要です(「っc」は3-gramも必要)。データがない場合は、「最初から入力してある割合と同じ」ということにして、省略することもできるようになっています。(もちろん、正確さは減少します)

 そして、配列のシートの右側の方にある配列図を入力すると、各キーの打鍵数が算出されるようになっています。
 ……が、実際には調整しなければ部分がある場合が多いので、適宜入力して下さい。
 濁点や半濁点の担当キーは、そのキーのセルの計算式に「濁点」「半濁点」と入力すると濁点、半濁点の打鍵数が加算されます。(「名前の指定」([Ctrl]+[F3])を使用)

●ダウンロード:keycount.ods
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by koutarou_13 | 2008-05-09 23:39 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
朝日新聞、be on Sundayでキーボードの話
 親指シフトが取り上げられたことで一部で話題の、2008/04/27付の朝日新聞、be on Sundayの「日曜ナントカ学」。
 親指シフトのことはもちろん注目ですが、私としては他に気になった部分がありました。
 例えば、キーの配列が「ハの字形」になっているキーボード。腕を自然に前に伸ばした時の角度に合わせたはずだが、検証した結果、角度はそれほど重要でないとわかった。
 むしろ大切だったのは、手首の上下の角度だった。
 「古いキーボードは、タイプライターに似せて手前ほど低くなるように設計されていて、手首が反った形になる。そうすると、手首の腱や血管が圧迫されて疲れるのです」。確かに、改良された最新のキーボードはどんどんフラットになっている。ヘッジ教授は、手首が自然に下がる角度になるキーボードを置く板を使うことを勧めている。
 実は、私もキーボードの手前側に厚さ5mmのボードを入れて高さを調節しています。そして、それを始めたのが東プレのRealforce 108UHを使い始めた後なのです。

 RealForceは手前側が低く、奥が高い設計になっています。違和感はありましたが、なにせ2万円近くする高級キーボードですし、東プレのサイトを見るとキーの角度についても考えて作られているようなので、「きっとこれがいいんだろう」と思って使い続けていました。しかし、日が経っても違和感がぬぐえない。
 ある日、試しにボードを入れて手前側を少しかさ上げしてみたら、突然すらすら打てるようになりました。そのまま定着したのですが、「こりゃいいや」と思いつつも、「これでいいのかな?」という気持ちもずっとありました。
 だから、キーボードの手前側が低いのは良くないという話は「ああ、やっぱりそうなんだ」と、少しほっとした気持ちです。

 もしかしたら、机と椅子と床の高さなど、きちんとキーボードを使う用に調節すれば話は違うのかもしれません。
 実際は妥協しなければいけない部分が出てくるので、妥協した部分に合わせた最適な設定というのがまた必要になるのかな、と思いました。



 記事と話の順番が前後しますが、ハの字形がそれほど重要でないというのも、私としては納得できる話。ハの字型ってそれほど使いやすくないように思います。
 手首の左右の角度は、内側にはあまり曲がりませんが、外側には比較的大きく曲がります。手首を真っすぐにした状態でホームポジションに指を置いてしまうと、人差し指の内側のキーが押しにくくなってしまう。手首をわずかに外側に曲げた状態でホームポジションを決めた方が、打ちやすいキーが多くなって良いと思います。
 この手首の置き方だと、ハの字形にはなりません。



 記事の本文では触れられていませんが、一面に写真で紹介されている「バーチャルキーボード」が興味深い。光で机にキーボードを描き、指の位置を検知して入力する仕組みだそう。
 「効率が落ち、間違いも起きやすいとわかった」と書いてあるけれど、いかに入力しにくくても、機器の大きさが「キーボード分の大きさ」に縛られなくなるのは大きなメリット。携帯機器ではこれを使うようになるかもね。
 とは言え、これが主流になったらちょっと寂しいな、というRealForceのキータッチに惚れ込んでいる奴の感想です。
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by koutarou_13 | 2008-04-29 22:52 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(13)
小梅配列のGenius
 あれから後も何となく小梅配列1.3.0 beta21)を使い続けていました。なんか『タイプウェル国語K』やってたら記録がまだまだ伸びそうなので、せっかくだからもうちょっとやっておくかなあ、と。

 というわけで、小梅配列で『タイプウェル国語K』で総合カテゴリがGenius(総合レベルSS以上)に達しました。
 さらに小梅配列を忘れる前にtomoemonさんの『タイピングマネージャ(仮)』で小梅配列での記録を取っておきました。
 このタイピングマネージャ、キーを押した時点の記録だけでなく、キーを離した時点の記録も取れます。これを使えば、親指シフトでの同時打鍵タイマーはどのくらいが良いのか? どういうタイマーのシステムが良いのか? また下駄配列のような文字キー同時打鍵はどの程度無理があるのか? などが調べられるのではないか、と期待しています。

 とりあえず『タイプウェル国語K』の記念写真。
e0002687_172859100.gif

 Geniusになるまでかかった期間は2ヶ月半。ローマ字入力(『タイプウェル国語R』)ではGeniusになるまで4ヶ月かかかった――しかも、その前には他の配列との長い長い併用期間があって――から、早いんじゃないでしょうか。『けいならべv2』は3ヶ月でSFにしかならなかったし。やっぱり動作数の少ない方が楽に速度が上がる、と思う。



 さて、これで親指シフトキーボードを使用した親指シフト、及び小梅配列の体験はおしまい。久しぶりに下駄配列&東プレRealforce 108UHに戻ります。
 あー、やっぱり東プレはキーが軽いなあ、などと思いつつ復帰一発目の下駄配列での『タイプウェル国語K』の記録がこちら。
e0002687_1729936.gif

 むむ……。総合レベルJも出ませんか……。前に本格的に下駄配列やったのってかれこれ半年前だからなあ。はてさて、どれくらいで戻るのでしょうか?
 ちなみに配列図を紙に書けといわれたら、完璧に書けますよ。
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by koutarou_13 | 2007-12-09 17:51 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
親指シフトチェッカーを作ってみた
 親指シフトをするときに親指キーの位置がどのようになるかを、キーボードごとにいくつか調べてみました。

※注意 図のキーの位置は、必ずしも正確ではありません。正確な位置はリンク先の写真(図)を見て下さい。

■親指シフトキーボード

富士通 親指シフトキーボード FMV-KB611
e0002687_014786.gif
 親指シフトキーボード。理想的な配置。FMV-KB613もキー配置は同じ。

富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EV
e0002687_0134718.gif
 親指シフトキーボード。コンパクトキーボードなのでFMV-KB611と比べると少し親指キーが小さいが、それでも十分理想的。

富士通 FMV-830MG/S(FMVMG3H3S)
e0002687_0135686.gif
 ノートパソコンの親指シフトキーボード。親指キーの位置は上記のFKB8579-661EVとほぼ同じ。

■普通のキーボードを親指化

キーにコルクテープなどを少しずらして貼ると、位置がほんの少しだけ改善できる場合もある。

ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
e0002687_0145450.gif
 一般的なフルキーボードで[スベース]と[変換]を親指キーにする。親指シフトキーボードと比較すると、[親指左]は近いが、[親指右]は右にずれている位置なる。小梅配列が推奨する位置とほぼ同じ。

ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
e0002687_0143331.gif
 今度は一般的なフルキーボードで[無変換]と[変換]を親指キーにした場合。親指シフトキーボードと比べると左右とも外側にずれた位置になる。IME変換には[スペース]を使えるので、親指キーを専用キーにしやすい。

ELECOM TK-P09FLG 右手一列シフト使用 [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
e0002687_0144443.gif
 親指キーの位置を合わせるために、右手の担当キーをすべて右に一列ずらす。親指シフトキーボードには近いが、今度は逆に[親指右]がやや左に寄りになる。

東プレ Realforce108UH キーポード親指化セット使用 
e0002687_0142237.gif
 Realforce108UHに「キーボード親指化キット」を使用する。(他にPFU Happy Hacking Keyboard Lite 2用富士通Libertouch用がある) さすがに親指シフトキーボード用の品だけあって、親指キーの位置は親指シフトキーボードにかなり近くなる。

BUFFALO BKBU-J109SV [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
e0002687_013078.gif
 [スペース]と[変換]の境目が[B]の下にある、いわゆる「B下割れキーボード」。安価で入手しやすいキーボードでありながら、親指シフトキーボードに近い親指キーの位置を実現できる。

FAST KB-2750P/B [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
e0002687_0131730.gif
 これも「B下割れキーボード」。上記のBKBU-J109SVよりさらに親指シフトキーボードに近い。

※「B下割れキーボード」にどのようなものがあるかについては、『親指シフトの小部屋』「親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード」が詳しいです。

■普通のノートパソコンを親指化

SONY VAIO type F [Feシリーズ] [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
e0002687_0151726.gif
 ノートパソコンは、キーボードの変更が利かない(外付けで追加することはできる)のでより慎重な選択が必要となる。[スペース]が長いキーボードで[無変換][変換]を親指キーにするとこの位置に。

Panasonic Let's note W [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
e0002687_015352.gif
 ムギさんスタイル。同じLet's noteでも機種によってキー配置は異なるので注意。[スペース]の長さは一般的なフルキーボードに近い。『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』に「私が『レッツノート』が好きなのは、親指シフトエミュレーターを入れたときに、比較的無理なく入力ができるためです。これはスペースキーの大きさや変換キー、無変換キーの配置に左右されます」と書かれているけど(59p.)、このことを指しているのかな?



 この図を作るために作った表計算ファイル置いておきます。名付けて、「親指シフトチェッカー」『OpenOffice.org Calc』で作りました。
e0002687_0133837.gif

 一番上の枠に自分の理想とする親指キーの位置を書き込んで、いろいろなキーボードで比較してみると面白いかもしれません。

●ダウンロード:oyayubi_checker.zip
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by koutarou_13 | 2007-11-20 23:59 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
理想の親指シフトキーボードとは?
 今回親指シフトキーボードを使ったことや、今までの通常のキーボードを親指シフト化して使った経験を踏まえて、私が考える理想の親指シフトキーボードというものを書いてみます。



 親指キーは、横の長さも必要です。今、親指が乗っている部分だけ親指キーがあればよいというものではありません。
 親指の位置が制限されていると、親指の位置によって打ちにくい文字キーがでてきてしまいます。これでは親指シフトの良さを十分に生かせません。文字キーの位置に合わせて、親指キーを打つ位置もある程度変えられる必要があります。
 親指シフトの打ち方として、親指の位置は固定されていても構わない、固定されていた方が打ちやすい思うのなら、それはそれでいいと思います。しかし、親指キーの都合によって親指の位置を制限されているとしたら、親指シフトにとってはマイナス要因以外の何物でもないと思います。

 具体的に親指キーの位置と大きさを見ていきます。
 まず、[左親指]について。
 左端は、[V]の下全部あればまずまずです。このくらいあった方が[C]や[X]の同手シフトが打ちやすくなります。[C]に掛かっているくらいあればなお良い。
 中央は、[T]や[B]の同手シフトを考えると、[B]の下中央まで欲しいところです。
 次に、[右親指]について。
 右端は、最低でも[M]の下中央まで必要です。[,][.]の同手シフトの打ちやすさが全然違います。[M]の下すべて親指キーでカバーされているとベストです。
 中央は、[B]の下中央まであれば理想的ですが、[B]の下が必要なのは[Y]の同手シフトだけなので、配列次第で妥協できます。[Y]の同手シフトを使わない小梅配列なら[B]の下は無くても十分です。NICOLAなら[B]の下中央まであった方が良いでしょう。

 親指キーは左右対称の位置である必要はありません。文字キーの配置は左右対称ではないからです。特に、下段は中段(ホーム段)から半キーも右にずれているので、[右親指]には右寄りの位置が求められます。

 というわけで、私が理想と考える親指キーの配置は、以下の通りとなります。色の濃い部分が親指キーが絶対に欲しい部分、色の薄い部分が親指キーがあった方が嬉しい部分です。
e0002687_23264540.gif

 そして、このような配置の親指キーを実現できるキーボードとなると、親指シフトキーボードしかありません。通常のキーボードでこの配置の親指キーを実現できるキーボードは無いと思います。したがって、親指シフトを使用するなら、やはり親指シフトキーボードが優れていると思います。これは、通常キーボードを親指シフト化して使うことを前提としている小梅配列でもほとんど同じです。
 ただし、これは「親指シフトキーボードでなければ親指シフトを使うのは無理だ」という意味ではありませんどんなキーボードでも親指シフトを使うことはできます。親指キーの位置や大きさより、「親指シフトである」ということのメリットの方が大きいからです。どんなキーボードでも親指シフトのメリットを受けられないということはありません。
 問題は、「通常のキーボードでも、親指シフトをするには十分だ」と言えるかどうかです。どの程度の使い心地なら十分と言えるかは個人個人で判断していただくしかありません。今回親指シフトキーボードを実際に使ってみた私の感想では、親指シフトをこれからずっと使うなら、やはり親指シフトキーボードを使用したいです。そのメリットは十分にあると思います。



 最近、親指シフトで話題になったことに、『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』という本で親指シフトが紹介されたということがありました。
 この本の著者の勝間和代さんは親指シフターですが、勝間さんは自宅では親指シフトキーボードを使っているそうです。
 勝間さんの場合、パソコンはモバイルで使えることが絶対条件で、モバイルでは『親指ひゅんQ』で[無変換]→[左親指]、[変換]→[右親指]で親指シフトをしています。
 モバイルでそうしているなら自宅でも同じ環境で……という選択もありそうなのに、自宅では親指シフトキーボードを使っていて、親指シフトキーボードは快適だという話も書かれています。
 モバイルが必須にもかかわらず、自宅では親指シフトキーボードを使用している。これは親指シフトキーボードの優秀さを表していると言えるのではないでしょうか。

 親指シフトキーボードは通常のキーボードより高価ですし、売っているところも少ないので、親指シフトを試してみるという場合は通常のキーボードを親指シフト化して使うのもいいと思います(先ほども書いたように、それでも親指シフトのメリットを受けることはできます)。
 しかし、それで親指シフトが気に入って、この先使い続けると決めたなら、ぜひ親指シフトキーボードの導入を考えてほしいと思います

 ただ、親指シフトキーボードを薦める立場としては、親指シフトキーボードの選択肢が少ないことは頭の痛い問題。新品で買えるキーボードが、FMV-KB613 親指シフトキーボード富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVの2種類しかないからねえ。
 下図のような、何の飾り気もない、ただ普通のキーボードに親指キーがついただけというキーボード出ないものかしらねえ。
e0002687_23273160.gif


★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-14 00:33 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
小梅配列は「素直な配列」
 前回のからの続きです。

 今回親指シフトキーボードを使ってみるにあたって、使用する配列は小梅配列にしました。今回はその小梅配列についての話です。

『親指シフト日本語配列 小梅』
『Weblog 61℃』oyayubiカテゴリ



 まず、小梅配列をどのように使ったのかについて。

 今回使用したバージョンは1.3.0 beta21です。(現在は、1.3.0 版が完成しています)
 使用する範囲は、右端列を除く上中下段の三段のみとし、小指シフトは設定しませんでした。また、[:]は入力モードに関係なく必ず[BackSpace]となるようにしました。
 かなの部分は1.3.0 beta21をそのまま使いました。かな部分も少し変更しようかと思ったんですが(例えば「,」「.」はほとんど使わないから別のかなを突っ込む、とか)、一つ変更しようとすると別の場所に影響が出て、それを改善しようとするとまた別の場所が……ということの繰り返しになって収拾がつかなくなってきたのでやめました。

 親指キーとして使うキー次の通りです。
・東プレ Realforce 108UHの場合
 [親指左]:[スペース]
 [親指右]:[変換]を[Enter]に置き換え
 右手一列シフト使用。
・富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVの場合
 [親指左]:[親指左](実体は[無変換])を[スペース]に置き換え
 [親指右]:[親指右](実体は[変換])を[Enter]に置き換え

 いずれの場合も、[親指左]は[スペース]と兼用、[親指右]は[Enter]と兼用します。親指キーはできれば専用キーとしたいのですが、親指で使用できる機能を減らしたくないことと、今までとの互換性を考えて併用にしました。
 ただ、[親指左]と[スペース]はまだしも、[親指右]と[Enter]を併用するのはちょっと厳しいです。実際には入力ミスはそれほど無いのだけど、入力ミスした時に[Enter]が入ってしまうとなると、気持ちが慎重になってしまってよくない。それと、入力してみたら実はIMEがOFFだった、なんてときにいきなり[Enter]が押されたことになるのが痛い……。
 今回は試用ということでこのままで通しましたが、本格的に常用するならこの部分は変更すると思います。

 小梅配列の実装は、『姫踊子草』を使いました。
 「同時打鍵打鍵判定として認められる最大ずれ時間」の設定は「文字入力が決まるまで」、つまり無限大にしました。
 思うんですが、同時打鍵にタイマーって必要ですか? 2つのキーを押すタイミングがどんなにずれていようが、とにかく同時に押し下げてられている瞬間があれば同時打鍵、でいいじゃないですか。
 とりあえず、今回小梅配列を使用している間、この設定で不都合はありませんでした。

 試用は一月半ほど、自宅での入力はすべて小梅配列を使いました。速度を確認するために『タイプウェル国語K』もやりました。記録は以下の通り。今までの経験上、タイプウェルでProfessional(総合レベルSJ以上)になると、入力上のストレスというものは無くなります。
e0002687_20721.gif



 小梅配列を使ってみて思ったことを書きます。

 小梅配列の特徴の一つに、シフト率が低いことがあります。私はいままでいろいろな日本語入力配列を試してみましたが、シフトを伴うよりシフトなしの方が打ちやすいのはすべての配列で共通していました。小指シフトだろうが親指シフトだろうが中指シフトだろうが、同時打鍵だろうが前置きシフト(プレフィックスシフト)だろうが、東プレだろうが、親指シフトキーボードだろうが、それは変わりません。一番スムーズに入力できるのはシフトなしの部分です。スムーズに打てる部分を多くするには、シフト率が低くするのが一番です
 楽に打てるという点でも、シフト率が低いことは得です。キーを押す動作は疲れます。タイピングでの疲労というものは、結局のところ、キーを押す事によって起こるものだと思います。となれば、トータルで打つキーの数が少なければ少ないほど疲れにくいということになります。

 もちろん、シフト率を低めるためには何をしてもよいということではありません。単打(=シフトなし)でも使いにくいキーはあります。シフト率が低い方が良いといっても、使用頻度の高い文字から順番に単打側に文字を配置すればいいというものではありません。
 この点、小梅配列は、そのキーの使いやすさと、そのキーの使用頻度のバランスがうまく取られています
 例えば、[Y]はホームポジションからかなり遠い打ちにくいキーです。小梅配列ではこのキーに「・」という使用頻度の低い記号が割り当てられています。
 また、[U][T][B]はホームポジションからある程度遠いものの、特に打ちにくいというほどでもないという微妙なキーです。小梅配列ではここに「お」「そ」「ゃ」という、出現数では単打側に割り当てるほどではないけれど、無造作にシフト側に押し込めるほどではないという、微妙な文字が配置されていいます。この配置は絶妙だと思います。
 
 小梅配列では、左右対称の位置キーを続けて押すことが多いと感じます。例えば、「かい」「した」「こと」「にな」「され」「ゃっ」が左右対称の位置に配置されています(1.3.0 版では「ろう」も)。
 左右交互打鍵は打ちやすいということはよく言われますが、一口に左右交互打鍵と言っても、とても打ちやすい交互打鍵そうでもない交互打鍵があります。このような左右対称の位置の交互打鍵は、とても打ちやすいものです。
 左右対称でなくても、同じ段の交互打鍵も比較的打ちやすい交互打鍵です。小書きのかな「ゅ」「ょ」が左手下段で、それの次に出現することが圧倒期に多い「う」が右手下段なので、拗音の入力がスムーズにできます。
(左右対称配置は、作者としては「必ずしも狙って配置しているわけではありませんが」意識していないわけではなさそうです。『Weblog 61℃』「左右対称な打鍵は気持ちいい。」



 小梅配列の感想を一言で表すと、「素直な配列」となります。
 小梅配列はあまり極端なことはしていません。シフトのシステムは、NICOLAで長年の実績がある親指シフトをそのまま使っています。親指キーの位置は、通常のキーボードで使うことを前提としつつ、親指シフトキーボードに近い位置が想定されています。濁音は清音と同じキーのクロスシフトという理解しやすいルールもあります。かなの配置も、打ちやすいキー、動かしやすい指を多く使うように、打ちにくくなるにしたがって次第に使用頻度が少なくなるなだらかな配置になっています。
 親指シフト、清濁同置、シフト率の低さ、なだらかな配置。これらは、使用する人や環境、入力する文章の偏りの影響あまり受けない要素です。
 小梅配列は、クセが少なく、誰が使ってもどんな場合でもそのメリットを享受しやすい、親指シフト配列の新しいスタンダード配列として使える配列だと思います。

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-11 23:07 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(1)
親指シフトキーボードは東プレより上だ!
 前回「富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード」の続きです。
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 富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVは、親指シフトをするにはいいキーボードでした。

 まず、最も気になっていた親指キーの横の長さについて。このシリーズの最初に書いたおとり、親指シフトキーボードでは、通常のキーボードより親指キーの長さを長く取れます。この方が打ちやすいかどうか。
 これは思った通りでした。親指キーの長さはこれくらいあった方が打ちやすい。下段の同手シフトの打ちやすさが全然違います。特に[,][.]の同手シフトが打ちやすくなります。親指キーの長さの差はわずか4分の1キーほどですが、このわずかの差が大きい。親指を伸ばしたまま無理矢理中指や薬指を曲げる感覚がかなり軽減されます。

 また、思ったより高かった親指キーですが、これも快適。同手シフトの入力が自然にできます。感覚としては「親指キーと文字キーを同時に押す」のではなく「文字キーを同手シフトで押そうとすると自然に同時打鍵になる」という感じです。
 特に、上段の同手シフトが打ちやすくなりました。上段のキーも自分の手のひらの中に収まっている感じです。キーピッチは通常のキーボードと同じなんですけど。[R][T][U]あたりの同手シフトもちっとも打ちにくくありません(そう言えば、NICOLAって上段の同手シフトに結構頻度の高い文字が置いてありますよね)。
 『親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!』「親指キーの真実」を見ると、このキーボードの親指キーの高さは、親指シフトキーボードの中でも特に高いようですが、私としてはこれくらいあった方が打ちやすいなあ。
 ただ、このキーボード使った後で、東プレ Realforce 108UHに厚さ1mmのコルクテープを4枚貼るというのをやってみたのですが、今までより打ちやすくはなりましたが、「自分の手のひらの中に収まっている感じ」は出ませんでした。もしかしたら親指キーの高さではなく、キーボード自体の薄さ、キーストロークの浅さがいいのかもしれません。

 親指シフトキーの下についた[無変換][変換]キーが「使える」かどうかというのも気になっていた点の一つだったのですが、これについては分かりませんでした。というのは、前回も書いたとおり、このキーボードでは、この[無変換][変換]は、[親指左][親指右]と同じキーコードを出すからです。同じキーコードを出す以上、わざわざ親指を動かして下のキーを押すメリットが何もなく、このキーを使う気が起きませんでした。

 少し脱線しますが、なぜこれが気になっていたのかを書いておきます。
 通常のキーボードを親指シフト化するときに、親指キーを親指シフト専用キーとするか、変換などとの兼用キーとするかという選択があります。親指キーはできれば専用キーとした方が良いのですが、専用キーとすると1.親指で操作できる機能が2キー分減る2.変換操作をする際に親指を動かす必要がある、という問題があります。
 親指シフトキーボードなら(そして親指キーと[無変換][変換]がきちんと別コードを出すなら)、親指キーの下に通常のキーボードでは存在しないキーが2つ追加されているのだから、1の問題が生じないことは明らかです。
 2の点について。私は以前、[無変換][変換]を親指専用キー、[スペース]で変換などを行うという方法である親指シフト配列をやってみたことがありました。このときは変換のたびに親指を横に動かさなければならないのは苦しいと感じました。
 親指シフトキーボードでは、親指キーの横ではなく、親指キーの下にキーがついています。もし、これが使える(=2の問題が無い)なら、1の問題もないし、親指シフトキーボードなら問題なく親指キーを専用キーにできていいなあ……という話になりました。

 まあ、分からなかったものはしょうがない。



 というわけで親指シフトをするにはおおむねいいキーボードだったのですが、その他の点ではちょっと使いにくいなと思う点がありました。

 まず、最下段にいろいろキーを押し込んだ反動で[Win]キーが小さく、しかも位置が通常のキーボードと微妙に違う。これは[Win]大好き人間の私としては気になります。最下段右下のキーも小さすぎます。横幅が文字キーの4分の3のキーはちょっと押しづらいです。
 ファンクションキーが[Fn]キー使用キーとなっているのも結構使いづらい。私はファンクションキーってなんだかんだで結構使うので。
 それと、私は繭を使って回避しましたが、[Delete]が[Fn]使用キーになっているのはどうなんでしょうか?

 このキーボードはもともとコンパクトキーボードなので、こうなってしまうのはある意味当然なのですが、USBの親指シフトキーボードはほとんどこれ一択という状況を考えると、もうちょっと普通のキーボードは無いものかと思ってしまいます。

 とは言え、これは試しに親指シフトをやってみた感想なので、本格的にやってみるならまた変わると思います。テンキーボードも使うだろうし、そうなればカスタマイズの幅も広がるし。



 実際に使ってみると、親指シフトをやるには、やはり親指シフトキーボードが最適だと思います。もし、私がこのまま親指シフト配列を使うとしたら、このキーボードを使いますね。機能キーの使いにくさはありますが、克服できないことは無いと思うし、文字入力がしやすいことの方が重要です。
 私は普段、家では東プレ Realforce 108UHを使っていますが、親指シフト配列を使う限り、このキーボードは東プレより優れていると思います

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-08 22:36 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
 前回、親指シフトキーボードってどうよ?の続きです。

 というわけで、富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVを購入しました。
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●『富士通コンポーネント』「個人のお客様向け(USB親指シフトキーボード)FKB8579-661EV」
●『ShopU』「富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EV」
●『親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!』「FKB8579-661(USB接続コンパクト型・親指シフトキーボード)」、

 箱から出してまず驚いたのが、親指キーの高さが高いこと。親指キーが高くなっている事は知っていましたが、こんなに高いのか! 他のキーより5mmくらい高いです。
 今まで親指キーの高さを調節するのに、厚さ1mmのコルクテープを1枚貼るか2枚貼るか、なんて調節をしていたのですが、そんな調節など笑い飛ばすかのような高さです。

 このキーボード、親指キーの下に[無変換][変換]と刻印されたキーがあるので、一見すると親指キーが独立したキーボードに見えます。
 しかし、[親指左][親指右]と刻印されたキーの正体は[無変換][変換]です。つまり、[親指左]と[無変換]は両方[無変換]であり、[親指右]と[変換]は両方[変換]です(『窓使いの憂鬱』で調べてみると、同じキーコードを出している)。
 これはかなり不満。これじゃわざわざ親指キーの下にキーをつけた意味が無いじゃないですか。親指キーというキーコードを出すのが難しいのなら、せめて下の2つのキーは、[右Alt]とか[右Win]とか[Application]とか[Insert]とか[ScrollLock]とかを当ててくれればいいのに。それなら後はこっちで何とかするからさ。すぐ上のキーと同じキーコード出されたら手の打ちようがありませんわ。

 キーの配置は、コンパクトキーボードらしく、いくつかのキーは[Fn]を使って入力します。他にもいくつか独特な部分があります([Esc][半角/全角][Tab]あたり)。[BackSpace]はNICOLAの「右手小指の一つ外側」ではなく、通常の位置にあります。詳しくは上記の配列図を見て下さい(上が通常、下が[Fn]が押されている場合)。

 もう一つこのキーボードの特徴的なことに、ホームポジションを示す突起が、[F][J]だけでなく、[A][;]にも付いています。小指を中心にして手を動かすというNICOLAの設計思想が現れていて興味深い。



 さて、これからこのキーボードを使うわけですが、当然、『窓使いの憂鬱』キーカスタマイズしてから使います。

 まず、[BackSpace]。このキーボードでは通常のキーボードと同じく右上の遠いところにあるので、[:]と入れ替えてNICOLA風の「右手小指の一つ右」にします。

 [無変換][変換]は、[スペース][Enter]に置き換えて、親指キーと兼用することにします。

 このキーボードの独特な[Tab]の配置。これはこれでいい配置だと思いますが、あえて一般的な配置から動かすほどのメリットがあるとは思えないので、[半角/全角]を[Tab]に置き換えて一般的なキーボードの配置に近づけます([Esc]はそのまま)。[Tab]は「親指左右カーソル」のために[←]になってもらい、[空白]を[→]にします。

 [Delete]が[Fn]使用キーになっているのは使いづらそうなので、[\]をつぶして[Delete]を割り当てます。「_」(アンダースコア)は[Shift]+[0]に割り当てる手を使います。
 [Home][End][PageUp][PageDown]が[Fn]使用キーになっているのもいまいちだと思うので、右下の[ひらがな][右Alt][右Win][Application]をつぶして割り当てます。[Application]がキーボード上から消えてしまったけど、まあいいや。[Shift]+[F10]([Shift]+[Fn]+[0])で代用できるし。

 [右Ctrl]は私は使わないのでつぶして、[閉じる](ウインドウを閉じるキー)をここに設置してみました。

 出来上がったキー配列は、こんな感じ。
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 今まで私のキーカスタマイズの軸になっていた右手一列シフトは、親指キーの位置は当然そのままでぴったりなので、使えません。これは私的には結構痛い。右手一列シフトにする意味は、親指キーの位置を合わせるためというより、もはや中央列に機能キーを突っ込むためという意味が大きいので、できれば右手一列シフトはやりたいのですが、このキーボードでは諦めるしかありません。

 ついでながら、キートップを引っこ抜いて入れ替えるのは、可能です。同じ大きさのキートップなら段が違っていても入れ替えられます。(このキーボードを右手一列シフトにすることはないと思うので、入れ替えるのは[BackSpace]くらいしかありませんが)
 ただし、[親指左]と[親指右]は一度引っこ抜くと元通りにはめるのが結構難しいので要注意!(←引っこ抜いてかなり後悔した人。細いマイナスドライバー使ってやっとはめ込みました……) 言うまでもないことですが、キーボードの改造は自己責任でお願いします。

 次回に続く……。

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by koutarou_13 | 2007-11-05 22:16 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)

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