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速いことはいいことだ。他に何があると言うんだ
kouyの配列放浪記18:まとめ2

 配列の良さを説明するのに使う言葉には、いろいろなものがあります。例えば、覚えやすいことであったり、手が疲れにくいことであったり、思考に負担がかからないことであったり、速く打てることであったりします。
 最近は「速く打てること」があまり重視されない傾向があるようです。確かに自分の頭で考えながら文章を入力するときは、タイピングの速度はそれほど必要ではないですし、速さというのは配列の善し悪しよりも個人の能力、熟練による差が大きいので、意外と客観的な比較が難しいという問題もあります。

 しかし、私は配列の良さを説明するのに、もっと速度のことを前面に出していいのではないか、と思います。
 というのは、ここのところ3つの配列を一からやっていたわけですが、それぞれの配列を練習していて、「実用上問題なく使えると感じた時点」と「『タイプウェル国語K』で総合レベルProfessionalに達した時点」と「『タイプウェルFT』の新聞の社説打ちでTWレベルでBが出せるようになった時点」は、ほぼ一致したからです。速度が出ない間は思い通り打てなくて苦しいと感じ、速度が上がってくると楽になり、実用上の問題もなくなります。
 今回やってみた3つの配列だけなく、今までやっていた配列でも、速く打てることと楽に打てることが食い違っていた記憶はありません

 「速く打てること」と「楽に打てること」は、そんなに性質の違うものなのでしょうか。
 「手が疲れない」「思考に負担がかからない」と言いますが、そうだとしたら「手が疲れないから速く打てる」「思考に負担がかからないから速く打てる」と言うように、すべて速度に反映されるのではないでしょうか。
 もし「疲れないが速く打てない」としたら、同じ時間の比較では疲れないかもしれませんが、その分入力作業に時間がかかるわけですから、トータルでは結局疲れるのではないでしょうか。「疲れるが速く打てる」としたら、短時間なら速く打てるかもしれませんが、途中から疲れて速度が落ちるので、結局速く打てないのではないでしょうか。
 「速く打てるから楽に打てる」「楽に打てるから速く打てる」というように、速く打てることと楽に打てることは相関する関係にあると思います。「速く打てるが楽に打てない」、「楽に打てるが速く打てない」という事態は、私には想像できないし、実際体験したことがないのです。



 しかし、QWERTYローマ字入力やJISかな入力で信じられないほど速く入力できる人が実際にいます。
 例えば、以下のページではQWERTYローマ字入力やJISかな入力で超高速打鍵している姿を動画で見ることができます

『1101丁目』「タイピング動画集」
『ぽぷら&NET』「Movie」
『Gamer's Summit』「タイピング動画」

 速く打てることがいい配列なのだとすると、上記の画像のような人がいるのだからQWERTYローマ字入力やJISかな入力が一番いい配列なのか?、と言う疑問が出てきます。
 もちろん、そうではありません。なぜなら重要なのは“自分が”速く打てることだからです。どこかの指先の器用な人が速く打てることは重要ではありません。
 上記の動画を見て、これを自分でもできると思いますか? 私にはとても無理です。無理だと思うなら、その速度は自分のトップスピードを計る材料としてはあまり参考にはなりません。

 私としては、マイナー配列普及の面からも、マイナー配列使用者にはもっとタイピングソフトのランキングに参加するなど、もっと速さのことに言及してほしいと思います。現在マイナー配列を使うような方は文字入力量がある程度多いでしょうから、練習すれば相当のタイムが出せる方は多いと思うんですよ。
 それに、宣伝文句として「楽に打てます」というと、嘘ではないでしょうが、やったことのない人にはどういう事なのかさっぱりイメージが湧かないと思うのです。楽に打てるというのはあまりに抽象的です。意地悪く見ると「速度では負けるから、比較しようのない抽象的な表現に逃げたんだろう」とも取れます。
 それなら、「速度はこのくらい出ます」と具体的に数字を出した上で、「しかも、楽に打てます」と言った方が、はるかに説得力があるのではないでしょうか。そして、速度という具体的な数字について、多くの実例があれば、より説得力は増します。

 と言うわけで、マイナー配列使用者の方、タイピングランキングに参加してみませんか? トップには届かなくてもいいじゃないですか。トップのタイムなんて誰もが出せるものではないことは、誰でも分かってもらえるでしょう。むしろ、そこそこのタイムを出せる人が大勢いると分かる方が、その配列に対する安心感が得られるのではないでしょうか。



 問題は、マイナー配列でタイピングソフトをプレイすることが難しい場合が多いことです。(JISかな配列でさえプレイできないものもあるし)
 とりあえず、『姫踊子草』を使えばどんな配列でも『タイプウェル国語K』は完璧にプレイできます。『菱』で実装できる配列ならば、『菱』を使って『タイプウェル国語K』をプレイすることもできます。『窓使いの憂鬱』などのキーカスタマイズソフトで設定する方法もあります。
 あと、ランキングはありませんが、『タイプウェルFT』はIME変換込みの文字列が判定の対象となりますから、どんな配列でもそのままプレイできるはずです。
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by koutarou_13 | 2006-08-30 02:16 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(9)
下駄配列の拗音シフトの良さ
 『英数/かな ~入力方式・キー配列メモ~』「「しゃ」が2動作であることの利点」で拗音シフトを使わないことの利点が書かれています。

 「1動作で画面上に表示される文字数が常に1つ」なのがメリットだとあります。これはその通りだと思います。見た目に自然ですし、ミス打鍵したときの[BackSpace]を押す回数も分かりやすくなりますし。

 「入力規則が単純になる」というのがメリットだとあります。確かに、拗音シフトを搭載すると覚えることが多くなります。
 しかし、下駄配列の拗音は規則的に配置してあるので、覚えやすくなっています。この程度なら十分習得できる範囲だと思います。

 また、拗音とは別に「ゃゅょぁぃぅぇぉゎ」の小書きのかなも別個に(これも規則的に)配置することで、頻度の低いカタカナ語の拗音や、「まぁ」「ねぇ」「へぇ」などという文字列も入力しやすいようにしてあります。
 私の個人的な経験でいうと、下駄配列で単独の小書きのかなを使う機会はほとんどありません。「イ段+ゃゅょ」の拗音シフトとよく使うカタカナ語の拗音15種類(※)でほとんど入力できています。

※よく使うカタカナ語の拗音15種類:「うぃ」「うぇ」「うぉ」「ふぁ」「ふぃ」「ふぇ」「ふぉ」「てぃ」「でぃ」「しぇ」「じぇ」「ちぇ」「とぅ」「どぅ」「でゅ」の15種類。最後の3つは無くてもいいかも。



 下駄配列での拗音シフトの良いところは、二つあります。
 一つは発音と動作するが一致すること、もう一つは動作数と打鍵数が少なくなることです。

 まず「一つは発音と動作するが一致する」ことについて。
 下駄配列ではどんな拗音でも1動作で入力できますので、発音数と動作数が一致します。同時打鍵系の配列の多くで濁音を1動作で入力できるようになっていて、その使用者はゆえに快適だと言っています。そうならば、拗音も1動作で入力できればより快適なはずです。私は事実その通りだと感じています。

 ここで、拗音を搭載しない場合に、「“思考発音”に近づけるために“倍速打鍵の適用”をする」という話があります。しかし、私にはこの「倍速打鍵」の意味が分からないのです。「し」「ゃ」が倍速で打てるということは「し」「い」や「し」「ん」などはその半分の速度でしか打っていないということなんでしょうか。
 前にも少し書きましたが、私はどんな文字列だろうと指が動きしだい次の打鍵をします。ある文字列を別の文字列の倍の速度で打鍵したいとは思いません。(これはかなり決定的な感覚の差ではないか?と感じています)

 次に「動作数と打鍵数が少なくなる」ことについて。
 下駄配列では「イ段+ゃゅょ」の拗音はすべて「1動作2打鍵」で入力できます。カタカナ語の拗音もよく使うものは1動作2打鍵で入力できます。
 「1動作」という部分は同時打鍵系の配列でないと実現不可能でしょうが、「2打鍵」という部分も文字キー同時打鍵以外では実現が難しいのではないでしょうか。一部拗音は2打鍵でも、他の拗音は3打鍵以上になっているものがほとんどでしょう。
 下駄配列では拗音をほぼ1動作2打鍵に収めることで、動作数も打鍵数も確実に減少させることができます。

 さらに、拗音を搭載することで「ゃ」「ゅ」「ょ」をシフト側に回せるので、拗音シフトが無かったらシフト側に回っていたはずの文字を単打側(=シフト無し)に出せ、ここでも打鍵数を減少させることができます。特に「ゃ」と「ゅ」は頻度的には大したことがないので、これをシフト側に回せるというのは打鍵数削減に大きく貢献します。

 このように拗音シフトはデメリットに比べてメリットが多いので、下駄配列では拗音シフトを搭載しています。



 ただし、どんな配列にでも拗音を搭載した方が良いのかというと、そうは思いません。その入力システムとの相性を考えずに拗音シフトを搭載すると、いろいろと無理が出るからです。
 例えば、[Shift]+[文字キー]に拗音を配置すると、まず、日本語入力に[Shift]を使わないで済んでいたものが[Shift]を使用するようになるということが負担です。さらに、[Shift]+[文字キー]でアルファベットでを入力できることにしていたなら、それも失うことになります。
 中指シフト(前置きシフト)的に搭載する場合でも、シフト自体を増やすと単打で打てる文字が減ってしまいますし、同手シフトに配置するとしても、中指との同手で良い運指は限られています。
 さらに、同時打鍵以外のシフトに搭載すると、拗音シフトを搭載したところで拗音は結局2打鍵です。
 それならば、普通に「ゃ」「ゅ」「ょ」を単打に配置して、イ段の配置を工夫した方が良いや、ということになるでしょう。

 文字キー同時打鍵の場合ですと、同時打鍵に拗音を搭載すれば、拗音はすべて1動作(2打鍵)で入力できますし、シフトを増やしても単打で入力できる文字が減るなどのデメリットがないので、拗音シフトと相性がよいのです。
 拗音シフトを無理なく搭載できるというのは、文字キー同時打鍵配列の大きなメリットだと思います。
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by koutarou_13 | 2006-08-27 23:57 | ●下駄配列で万事快調 | Trackback(1) | Comments(6)
シフト無しで打てるなら、それが何より
kouyの配列放浪記17:まとめ1

 と言うわけで、他の配列を合わせて半年ほど体験してみて、今は下駄配列に戻っています。
 他の配列を経験してから下駄配列に戻ったことで、気がついたことがあります。

 どんなシフトよりも、単打(※)が一番打ちやすい。

※単打:シフト無しで打鍵すること。単に一つのキーを押すこと。

 小指だろうが親指だろうが中指だろうが、前置きだろうが同時打鍵だろうが、押しっ放し有効だろうがそうでなかろうが、シフトは押さないで済むに越したことはない。単に一つのキーを押す、この打ちやすさに勝るものはない。
 シフトを押すということは、どうあっても押すキーが一つ増えると言うことです。押すキーが一つ増えるというのは重大な負担増です。単打で済む文字だと、指がサッと動いて、多少運指が悪くても一瞬で通りすぎてしまう感じです。
 もちろんこれがすべてというわけではないですが、シフト無しで済む打鍵とシフトを伴う打鍵とを比べて、後者の方が勝るには、他の部分で相当大きなメリットが無ければ追いつかないでしょう。

 そう思って下駄配列を見ると、下駄配列は単打で打てる文字の割合が高い配列であることに気がつきました。(JISかな入力には負けますが)
 下駄配列のシフトはすべて文字キーの領域内にあるので、シフトの位置によって使いにくくなるキーがありません。同時打鍵の場合のみシフトになりますので、シフトのキーにも文字を置けます。拗音シフトがあるので「ゃ」「ゅ」「ょ」などの小書きのかなを単打に配置する必要がありません。(しかも、それで拗音が苦手ということはありません。むしろ拗音は下駄配列の得意とするところです)
 したがって、単打面が無駄になったり他の機能に取られたりすることなく、全面に文字を配置することができるのです。

 実際下駄配列を打っていると「お」「け」「せ」「そ」「ち」「ら」など、他の配列ではシフト側に回されがちな文字が単打で打てることがえらく快適に感じます。
 下駄配列は文字キー同時打鍵ということに特徴がある配列ですが、実は下駄配列の打ちやすさは、なんてことはない、単にシフト無しで打てる文字が多いということが支えていたんだなあ、と改めて思った次第です。
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by koutarou_13 | 2006-08-19 23:57 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
やっぱり同時打鍵でいいじゃない?と思う人
kouyの配列放浪記16:星配列6

 やがて星配列にも慣れてきて、すらすらと打てるようになるになってきました。
 すると、こんな風に思い始めました。

 「これ、シフトと同時に押して文字が入力できた方がいいんじゃないかなあ」

 そう、前に月配列から下駄配列に移行したときとまったく同じことを思ったのです。
 シフトを押してから、文字キーを押す。どうもこの操作がまどろっこしい。シフトと文字キーを同時に押して良いのなら、その方が早いに決まっているじゃないか。
(これはあくまで私の感想です)
 以前月配列を使っていたときに同じことを思って、文字キー同時打鍵を試して、そのまま下駄配列を作ることになったのは、「日本語入力変遷記」で書いたとおりです。

 今では、同時打鍵には最初に押したシフトキーを離すタイミングが遅いと、意図しないのにシフトがかかってまうということ分かっているのだけど、それでも結論は変わりません。
 シフトキーをすぐに離すようにすれば問題ないし、相当早く打たないとこの問題は表面化しない。星配列で『タイプウェル国語K』でProfessional以上、『タイプウェルFT』でB以上で打てるようになっても「ロールオーバーで打つ」なんてことはありません。
 それより、前置きシフトならシフトに2動作かかるところが、同時打鍵シフトならの1動作で済む。このメリットは、覚え始めて少し打てるようになればすぐに現れてきます。

 私はこう思うのですが、こう思うかどうかは、理屈とも慣れとも違う、「感覚」によって分かれるのではないかと思います。
 私の場合は、月配列や星配列を使っていて「同時打鍵の方がいいのでは」と思い、実際同時打鍵で問題なく入力できている。これが、もし同時打鍵で入力すると問題が出る人だったら、そもそも月配列や星配列を使っていて「同時打鍵の方がいいのでは」と思わないのではないでしょうか。

 そして、こういう「できる人はできる、できない人はできない」という感覚の違いは、ローマ字入力、4段目の使用、タッチタイピング、行段系の省入力、親指シフト、連続シフト、左手マウスなどなど、さまざまな方式に対して現れるのではないでしょうか。よく「慣れれば大丈夫」というフレーズを耳にしますが、実は慣れの問題ではないのではないか、と思うのです。
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by koutarou_13 | 2006-08-18 00:58 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(2)
星配列の感想いろいろ
kouyの配列放浪記15:星配列5

 星配列を使っていたときに思ったことをいくつか書いてみます。

●「た」が打ちにくい。
 しかし慣れとともに解消……。
 そう言えば、下駄配列作成中に「た」を上段に持ってきたことがありました。なぜかしっくり来なかったのでやめたのだけど、あのまま続けてれば良かったかもね。

●「て」と「た」が離れているのはどうか。
 新JIS配列では「て」が[R]、と「た」が[G]になっていて、それを元にした月配列2-263式月配列U8版下駄配列でも同様の配置になっています。これだと「てた」が同指異鍵になるで、ちょっと気になるところでした。
 星配列では「て」が[V]、「た」が[R]なので、新JIS配列よりも厳しい配置になっています。これは何か方法があれば回避したい気がします。
 しかし、連なり頻度の表を見ると「てた」はそれほど上位には出てきません。実際はもっと使っているような気がするのですが……。

●小指上段キー[P][@][Q]と人差し指伸ばし[Y]の使用頻度について
 私の感覚ではこれらの4キーは特に嫌っているので、これらのキーにそこそこの頻度の文字が配置されてどう感じるかというのは、気になるところでした。

 「き」が[P]なのはやはり厳しい。「き」ってどの出現頻度順位で見ても確実に20位以内に入ってくる高頻度文字ですよね。「各キーの押しやすさ(05/07/28)」を見ると[P]は3と評価されているので、星配列としてはこの程度は当然なんだろうけど、私にゃ無理です。

 「ぃ」([@])は良かったカタカナ語の拗音の打鍵数が減るメリットが大きい。「き」で[P]を多用しているにもかかわらずこう思うのだから、使用率を加減すれば[@]も使っていいキーかもしれない。

 「ー」([Q])も意外と悪くなかった。長音記号はカタカナ語では頻出とはいえ、かな全体で見れば大して頻出ではないし、「左手の方が打ちやすい?」の法則で[P]より[Q]の方が打ちやすい。このくらいの使用頻度ならいいかな。

 「わ」([Y])は清音の中ではそれほど頻度の高い文字ではありませんが、これでも使いすぎる感じがします。[Y]って距離的には小指上段よりも遠いから、小指上段以上に厳しいキーかもしれません。

●「う」と「ん」、「っ」と「く」を混同する。
 「う」と「ん」、「っ」と「く」の混同による打ち間違えからなかなか抜け出せないのです。

 「う」と「ん」は星配列では[U]と[J]ですが、下駄配列では[J]と[U]と逆の配置になっています。
 「っ」と「く」も星配列では[H]と[N]、下駄配列では[N]と[H]と、逆の配置になっています。
 しかもこれは、月配列2-263式から始まって、月配列U8版でも同じ配置で(私はほとんどやってないけど、新JIS配列でも同じ)、下駄配列作成中も一回も変更しなかった配置ですからね。なかなかクセが抜けない。

 私が思うに、混同しやすい原因は、単に今まで使っていた配列の配置と近いというだけでなく、今まで使っていた配置の逆になっているというのが大きいのではないでしょうか。その証拠、と言うわけではありませんが、飛鳥配列をやったときは「ん」([J])の位置を下駄配列などと混同することはありませんでした。
 まあ、最終的には克服できましたが。高頻度文字としては異例の間違えやすさでした。

●拗音の構成は改善の余地あり
 「に」が[A]に配置されていますが、これだと「ょ」([Z])と同指になってしまいます。「にょ」というのはそれほど頻度の高い拗音ではありませんが、拗音で小指の同指異鍵が発生するのはもったいないように思います。
 また、「ち」が[L][F]になっていますが、これだと結局「ち」を含む拗音が3打鍵になってしまいますし、頻出拗音である「ちゅ」が[F]→[C]というやや打ちにくい運指になってしまいます。(長い中指がかえって邪魔になるパターン)

 星配列では、拗音を清音に近いリズムで打てるようにと「ゃ」「ゅ」「ょ」を単打側(アンシフト)に配置していますが、小書きのかなとイ段の清音との組み合わせはまだ改善の余地があると思いました。

●シフト側の配置について
 星配列で「ゆ」が[D][I]になっています。「ゆ」は出現頻度60位前後、清音の中では「ぬ」に次ぐ頻度の低い文字。その低頻度文字である「ゆ」が私のキーの打ちやすさの感覚では共に「◎」になっているキーの組み合わせで打つというのは、私の感覚ではちょっと優遇しすぎです。

 逆に、星配列では「こ」が[L][A]という配置になっています。「こ」は出現頻度で20位より良いくらいの高頻度文字。この文字がシフト側というのがまず「あれっ?」と思いましたし、シフト側の中でも薬指と小指の組み合わせというあまり良くない(と私は思う)位置です。
 また、濁音の出現頻度トップで頻度的には単打側でもおかしくない「が」が、[D][;]という、これも小指絡みのシフト側になっています。

 星配列では、「各キーの押しやすさ(05/07/28)」で小指ホームは2、中指上段は1と評価されていて、実際単打側ではそのような配置になっていますが、シフト側では逆に小指ホームの方が優先されている気がします
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by koutarou_13 | 2006-08-15 22:29 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
タイピングを習得するパターン
kouyの配列放浪記14:星配列4

 こうやっていろいろ日本語入力配列を一から覚えていると、配列を習得するパターンというものがだいたい分かってきます。

 私の場合、一番最初は配列図をメモしたものを持ち歩き、ちょくちょくメモを見て配列を覚えることにしています。ある程度覚えたと思ったら、あとは実践あるのみ。画面には配列図を書いたテキストエディタを表示させて置きます。

 どの配列を覚えたときもそうですが、最初はあきれるほど打てません。配置は配列図を見て大体覚えたつもりでも、いざ実戦となると全然思い出せません。まあ、当然と言えば当然です。「こんなことで本当にスラスラ打てるようになるのか?」 もちろん、もう何回も通っている道ですから打てるようになることは分かっているのですが、それでも毎回いちいちこう思いました。

 しだいに配置を覚えてきて、指も、まだたどたどしくではありますが、動くようになります。
 基本的に良く出てくる文字ホームポジションに配置されている文字を先に覚えていきますが、中には妙に印象に残って、いきなり覚えてしまって忘れない文字もあります。
 星配列で言うと「え」([K][Z])は妙に早く覚えて忘れませんでした。小指の隅ということで覚えやすかったからでしょうか。他にも「せ」([L][R])「け」([B])、「き」([P])、「り」([/])など、隅の方にあるキーは割と覚えやすかったです。
 逆に覚えにくかったのが、ホーム段のシフト側のキー。シフトに使うキーと文字キーが似通っているため、なかなかシフトキーと文字キーの組み合わせが身に付いてくれませんでした。

 それでもじきに配置も完全に頭に入ってきて、ミスも少なくなってきます。ミスが少なくなると、自分が何をミスしやすいかが分かってきます。こうなるとその部分を意識して練習することができますので、克服するのも容易になります。
 これが練習を始めて2~3週間、『タイプウェル国語K』で総合レベルFからEくらいで、ここからは面白いように速度が上がり、総合レベルB、A、SJと上がっていくのは一気です。

 打鍵速度が上がってくると「あれ、今の打鍵で良かったのかな?」と思っても、画面を見てみると正しく打鍵されている、という現象がしばしば起こります。これは頭で考えるよりも指が先に動いた証拠。こうなっているとその配列のマスターも間近です。
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by koutarou_13 | 2006-08-13 23:55 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
いつかきっとタイプウェル
 前に書いたとおり、下駄配列での『タイプウェル国語K』の記録を半年ぶりにランキングに送りました。

 そしたらまたも『タイピングスピードランキング|GANGAS - Type Well Fan』のトップページの「今週の Pick Up」のコーナーで私の記録が載っていました!
 いつもこのコーナーは、『国語K』だとXAとかの人が載っているのに、こんな記録で紹介していただいて、嬉しいやら申し訳ないやら。いずれは一つ上のコーナーで紹介していただけるようにがんばります。

 現時点での『タイプウェル国語K』総合成績の写真を載せておきます。記録を送ったときよりもちょっただけ更新しています。

e0002687_2192448.gif

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by koutarou_13 | 2006-08-12 21:13 | ●タイプウェルに首っ丈 | Trackback | Comments(0)
星配列の濁音の覚えやすさ
kouyの配列放浪記13:星配列3

 星配列は、清音と濁音が同一キーではないタイプの配列なのです(濁音の切り離し)。
 しかし、まったく清音と関係なく配置された濁音はそれほど多くありません。普通に清音と同じキーに配置されている濁音もいくつかありますし、清音の隣に配置されている濁音も多いです。清音と無関係に配置されている濁音は20種類中8種類だけです。
 連なりに配慮した配置にしつつ、連なりにそれほど影響を与えない部分に関しては、覚えやすさにも配慮していることが分かります。

清音と同じキー:ぎぐげず
清音の隣:ござぜづびぶべぼ
清音と無関係:がじぞだぢでどば

 また、「は行」は「は」を除き、必ず清音、濁音、半濁音の順番で内側から外側に、同一シフト面に並んでいます。

 覚えやすさに関して言えば、清音と濁音は関連性があった方が覚えやすかったです。星配列で清音と関連性がある配置の濁音というのは、だいたい出現頻度が低い濁音で、普通に練習していると記憶に定着するのが遅れがちになる文字ですので、それが清音と関連づけて覚えられるのは、確かに意味があります。
 星配列の場合、清音と同じキーというパターンだけでなく、清音の隣のキーというパターンもあります。これも覚えやすかったのは同じです。

 しかし、逆に星配列で一番覚えにくかったのは、「は」を除く「は行」なのです。一番規則性がある配置になのに一番覚えにくい
 内側から外側へ清音、濁音、半濁音という法則があるのですが、微妙に使う指やキーが異なるために、かえって混同してしまうのです。使用頻度も低いのでなかなか定着してくれません。「び」と「べ」は一番最後まで混同が残った文字です。
 どうも中途半端に法則性を持たせるとかえって逆効果になる可能性もあるようです。

※星配列β1の「は」以外の「は行」配置
★中指シフト
ぽぼほ□□ □□□□□□
_□□□□□ □□□□□□
_□ぷぶふ□ ひびぴ□□

☆薬指シフト
□□□□□ □□□□□□
_□□□□□ □□□□□□
_□□□□□ □へべぺ□
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by koutarou_13 | 2006-08-09 23:58 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
タイプウェル、絶好調!!
 この前『タイプウェル国語K』で下駄配列に復帰して新記録が出たと書いたけれど、それからわずか数日でこんな感じに。
e0002687_1165169.gif
e0002687_116398.gif

 もう絶好調。指が軽やかに早く動く感触が気持ちいい。レベルもひとつ上がりました。
 下駄配列を中断する前は1ヶ月以上新記録が出ていなかった種目もあったのに、もう全種目で新記録が出ました。これはもう中断する前より良い感じですね。

 ある配列を使い続けるより、今使っている配列を一度やめて、別の配列を習得してから元の配列に復帰すると、かえって速度向上に貢献するとかあったりして??

ランキングに記録を送るの忘れていた……。来週こそ忘れずに送ろう……)
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by koutarou_13 | 2006-08-07 00:22 | ●タイプウェルに首っ丈 | Trackback | Comments(0)
星配列を少しだけ改造
kouyの配列放浪記12:星配列2

 星配列をやってみることにしたのですが、星配列β1のままではどうしても都合が悪いことがありましたので、少しだけ配置を換えることにしました。

 星配列β1では右手ホーム段の小指伸ばし([:])に「ぁ」が配置されていますが、私は[:]は[BackSpace]にしているのでこの配置は使えません。「ぁ」だけのためにこの[BackSpace]を移動させるのも面倒なので、「ぁ」をもともと空き地だった[S][/]に移動させます。

 記号も記号の実装(05/12/03)の記事にしたがって配置します。この記事で「「~」も配置したいところですが、「菱」などの配列変更ソフトが対応していないので、設置しないことにします。」と書かれてありますが、『菱』でも半角の~と記述することで「~」を設置できます。
 というわけで[0]のシフト側に「~」を配置します。
(蛇足ながら、私はもともと『窓使いの憂鬱』で[Shift]+[0]に「~」を割り当てていました。なんでこのキーだけ[Shift]で入力できる文字がないんでしょ?)

 星配列では同手シフト側に拗音を配置する構想もあったようですが、β1では同手シフト側はすべて空いているので、月配列2-263などと同じように同手シフトにも普通のシフト(反対の手のシフト)と同じ文字を配置しておきます(使えるかどうかは考えていません)。

 他の配置は月配列β1と同じです。「き」なんかは私の感覚とはどう考えても合わなそうですが、もともとの配列を尊重します。

 実際に使用した設定ファイルをアップしておきます。けいならべと同様、前置きシフトが見えた方が打ちやすいと感じたので、『菱』シフトで適当な文字を入力させ、次の打鍵でその文字を消してから目的の文字を入力するという設定ファイルを作り、主にそれで試用していました。これでも特に問題はないようです。

・星配列β1_kouy改造版『姫踊子草』用設定ファイル:Hoshi_b1_k.hmo_kana
・星配列β1_kouy改造版『菱』用設定ファイル:hoshi_b1_k.hh
・星配列β1_kouy改造版『菱』用設定ファイル_一打鍵目が見える版:hoshi_b1_k'.hh
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by koutarou_13 | 2006-08-06 19:44 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ
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【新下駄配列】
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【下駄配列】
●下駄配列って何だ?
●ニコニコ動画:下駄配列でタイプウェルに挑戦
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●下駄配列ブックマーク(はてなブックマーク)

【けいならべ】
●けいならべ――ローマ字入力より簡単なローマ字入力――

【キーボード配列】
◆総合紹介ページ
●いろいろなカナ入力配列
●QWERTYだけじゃない。 キーボード配列と日本語入力法 - NAVER まとめ

〔親指シフト系〕
◆NICOLA(親指シフト)
●NICOLA 日本語入力コンソーシアム
●親指シフトウォッチ

〔新JIS、中指シフト系〕
◆新JIS配列
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◆花配列
●花のくに
◆月配列系
●月-中指シフト新JIS配列(2-263式)
●とりあえず月配列とかのブログ(U8版)
●ぶな配列

〔ローマ字入力拡張系、行段系、Dvorak系〕
◆AZIK・ACT
●拡張ローマ字入力『AZIK』・『ACT』で快適な日本語入力を!
◆Dvorak
●DvorakJP

〔漢字直接入力系〕
●漢直ノート 出張版

【配列変更ソフト・キーカスタマイズソフトなど】
●キー入力入れ替えソフト姫踊子草情報頁
●DvorakJ
●やまぶき作ってます
●「のどか」のページ (『窓使いの憂鬱』の派生ソフト)(初心者向けガイド:繭使いの憂鬱
●『KeySwap for XP』(愛とゆりの部屋)
●『Change Key』(窓の杜ライブラリ)
●Karabiner
(Macのキーカスタマイズソフト)
●『まじかるキーボード』(arakisoftware)※配列図を表示するソフト

【キーカスタマイズ】
●俺的キーカスタマイズまとめ (当ブログ記事)
●Wisteria:キーボードを最適に
●分裂勘違い君劇場:思考の速度でパソコンを使う技術
●ejanの24/7:キー配置を変更する:その4
●こどものもうそうblog:1.5倍速く打てる「米光配列」
●enthumble(アンサンブル)

【タイピング】
●GANGAS(『タイプウェル』シリーズ)
●e-typing
●TypeLighter
●シャドールーム
●GROW LAND:タイピング講座
●新聞コラム・社説を打とう

【キーボード】
●ShopU - 親指シフトキーボード
●東プレ株式会社 - キーボード(Realforce)
●富士通専門店ACCESS
●猫のキーボードルーム:キーボード個別面談
●親指シフトの小部屋:親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード

【ワープロ速記、口述筆記】
●テープ起こし・音声起こしの総合情報サイトokoso
●新ワープロ速記法《Internet Archive》
●パソコン要約筆記鷹の爪。

【配列作成参考資料】
◆かなの出現頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける文字の出現頻度。
●文字頻度表
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●【ローマ字,仮名,親指】新JIS配列キーボード 165
●かな出現頻度調査
◆かなの連なり頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける 2-gram 頻度。
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●よろしければ配列について教えろ その2 248

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リンク集の最終更新日:2015/12/13

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