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ローマ字入力とかな入力を切り替える方法―トラブル編
※2009/11/01追記
 このページの記述は、Windows XPでのものです。Windows Vistaでは、ローマ字入力とかな入力の切り替え方法がかなり改善されています。
「ローマ字入力とかな入力を切り替える方法 Vista編」



 前回、『ローマ字入力とかな入力を切り替える方法―基本編』の続きです。
 前回ではローマ字入力とかな入力を切り替える方法を3種類紹介しましたが、なぜ3種類必要なのか、という話です。

 理由は、ある方法が、ある場面では機能しない場合がある、ということです。だから一つの方法しか覚えていないと、その「ある場面」になったときにまったく対応できないという事態に陥る危険があるのです。
 以下に、いくつか具体例を挙げます。(『MS-IME』での例です)

トラブルその1:いつの間にかかな入力になって、元に戻らない
 ローマ字入力をしていたのにいつの間にかかな入力になっているというトラブルがあります。多くの場合この原因は、いつの間にか[Alt]+[ひらがな]を押していたことによるものです。
 ここで、「ローマ字入力とかな入力を切り替えるには言語バーの「KANA」をクリックする」ことを思い出して、言語バーの「KANA」をクリックしたとします。

 しかし、この場合言語バーの「KANA」をクリックしてもローマ字入力には戻りません
 マウスで「KANA」をクリックすると、確かに「KANA」はへこんだ状態から元に戻るのですが、同時に入力モードが(なぜか)英数入力になってしまいます。このあと、[ひらがな]キーを押してひらがな入力モードに戻すと「KANA」が再びへこんだ状態になってしまいます。
 このあと、言語バーの入力モードをクリックしてモード選択しても、[半角/全角]キーを押しても、ひらがなモードにするたびに「KANA」がへこんだ状態になってしまい、いくら「KANA」をクリックしてもローマ字入力に戻すことはできません
 [Alt]+[ひらがな]を押すか、プロパティから替えるかすればローマ字入力に戻ります。

トラブルその2:[Alt]+[ひらがな]を押したのに入力モードが変わっていない
 [Alt]+[ひらがな]でローマ字入力とかな入力を切り替えられることを知って、[Alt]+[ひらがな]を押したとします。

 しかし、これだけの条件だと、[Alt]+[ひらがな]を押してもローマ字入力とかな入力が切り替わっていない可能性がかなりあります。というのは、[Alt]+[ひらがな]でローマ字入力とかな入力を切り替えられるのは「直接入力ではない状態のときに」という条件が必要だからです。

 「直接入力」というのは、「文字をIMEを通さないで直接入力する」という状態です。直接入力では入力された文字がそのまま確定されます。「IMEオフ」とか「日本語入力オフ」と呼ばれることもあります。直接入力以外では、入力された文字の下に点線がついて変換を待つ状態になります。
 通常[全角/半角]キーを押すと直接入力と直接入力以外を切り替えることができます。(もちろん言語バーをクリックしてもできます)

 言語バーが下記のような状態になっているときが「直接入力」です。右半分に「A」と表示され、左半分には何も表示されていないのがポイント。
e0002687_202424100.gif

 似て非なる状態に、「半角英数」があります。下記の状態が「半角英数」です。これは「直接入力」ではありません。左半分に短いアンダーラインが入っているところで見分けられます。
e0002687_20243155.gif

 そして[Alt]+[ひらがな]を押してローマ字入力とかな入力が切り替わるのは、直接入力ではない状態のときだけです。直接入力のときに[Alt]+[ひらがな]を押しても何の反応もしてくれません。

 [Alt]+[ひらがな]でローマ字入力とかな入力を切り替えられるとだけ聞いただけだと、しっかり押したつもりなのに切り替わっていない、なんでだ? 押し方がまずかったのか? もっと強く押さないとだめなのか? と混乱することでしょう。

(付け加えると、[Alt]+[ひらがな]を1回押しても切り替わらないが、2回押すと切り替わるという状況も実際にあります(もともとローマ字入力で、言語バーの「KANA」をクリックしてかな入力にした場合など))

トラブルその3:「KANA」がへこんでいたのにローマ字入力に
 というわけで、どうも[Alt]+[ひらがな]は安定性に欠ける。やはり目で見て押せる「マウスで「KANA」クリックの方が安全だ」と思う方も多いと思います。しかし、これにも問題点はあります。

 これからかな入力にしようと思って、言語バーの「KANA」をクリックしたとします。確かに「KANA」はへこんだ状態になったのを確認しました。
 さあかな入力するぞ、と思って画面に向かって入力すると、画面にはなぜかアルファベットが。言語バーを見るといつの間にか「KANA」が平らな状態に戻っている……。なぜ? ついさっきまでへこんでいたのに?

 これもありえる事態です。原因は、言語バーの「KANA」をクリックしたときのIMEの状態が「直接入力」だったことです。(「直接入力」については、前項で説明したとおりです)

 そして、現在ローマ字入力かかな入力かは、「直接入力」と「直接入力以外」で別々に処理されています。だから「直接入力」でかな入力になっていても、「直接入力以外」ではローマ字入力ということも起こるのです。

 ローマ字入力とかな入力の切り替えは、「直接入力以外」の状態で行うのが鉄則です。

トラブルその4:切り替え操作は何もしていないのに……
 さらに、こんな珍現象もあります。
 もともとローマ字入力で、言語バーの「KANA」をクリックしてかな入力にします。試しに文字を入力してみると、確かにかな入力になっています

 ここでIMEのプロパティを開きます。するとなぜか入力設定の表示はローマ字入力になっています。
 「キャンセル」を押してプロパティを閉じると、ローマ字入力に変わってしまいます。「KANA」も平らになっています。文字を入力してみると本当にローマ字入力になっています。

 はい。設定を変えるよう操作は何もしていないのに、かな入力がローマ字入力になってしまいました



 このように、ローマ字入力とかな入力の切り替え操作は、状況によって効いたり効かなかったり、意図していないのに切り替わったりという、とても分かりづらいおぼろげな操作となってしまっています。
 これをパソコン初心者に使いこなせというのはなかなか難しいのではないでしょうか。パソコンに慣れた人でも、ローマ字入力とかな入力の切り替えの経験が少ないと混乱するかもしれません。

 ローマ字入力とかな入力の切り替え方を説明する方には、3種類の方法を説明して欲しいと思います。少なくとも「言語バーの「KANA」をクリックすればOK」などという説明はまったく不十分です。(口頭の場合は仕方ないかもしれませんが)
 しかし、そもそもは3種類もの方法が必要なことが問題です。ローマ字入力とかな入力の選択なんてパソコン初心者がいきなり直面する選択なのに、その切り替え方がなんでこんなに複雑なんでしょう。誰に言ったらいいのかよく分かりませんが、ローマ字入力とかな入力の切り替え方がこんな悲惨な状態になっているのを何とかしろと言いたいです。
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by koutarou_13 | 2006-09-28 20:46 | ●素敵なATOK(IME関連) | Trackback(1) | Comments(6)
ローマ字入力とかな入力を切り替える方法―基本編
※2009/11/01追記
 このページの記述は、Windows XPでのものです。Windows Vistaでは、ローマ字入力とかな入力の切り替え方法がかなり改善されています。
「ローマ字入力とかな入力を切り替える方法 Vista編」



 ローマ字入力とかな入力を切り替えは、パソコン初心者がつまずく箇所の一つだと思います。
 かな入力に切り替えたはずなのに切り替わってなかったり、ローマ字入力で打っていたのにある時突然かな入力になって元に戻らなかったり……。

 ローマ字入力とかな入力を切り替える方法についてはWeb上でもいろいろなところで説明されています。

●『Microsoft Office アシスタント』「ローマ字入力とかな入力を切り替える」
●『インストラクターのネタ帳』「突然かな入力に」
●『SHARP』「ローマ字入力」と「かな入力」を切り替える
●「マウスだけでできる! 日本語入力のON/OFF、ローマ字入力とかな入力の切り替え、MS-IMEとナチュラルインプットとATOKの切り替え方法 for windows」

 しかし、実際に説明の通りに切り替えてみようとするとうまくいかないことがあるので、ここで私なりの説明を書いてみたいと思います。

 重要なことを先に書きます。これからローマ字入力とかな入力を切り替える方法を3種類紹介しますが、3種類すべて重要です。そして、ある方法が効かない場合があるので、一つの方法を試してダメだったら慌てず騒がず別の方法を試して下さい。一つの方法にこだわっていると、はまります。



1.(マウスを使う方法)
言語バーの「KANA」ボタンを押す。


 言語バーの右端の下段に小さく「KANA」と書いてある部分をよく見ると、現在ローマ字入力なのか、かな入力なのかが分かります。「KANA」の部分が平らならローマ字入力へこんでいればかな入力(場合によっては出っ張っているように見えることもあります)です。
 下の画像の、上がローマ字入力、下がかな入力です。
e0002687_2391444.gif
e0002687_2384464.gif

 そして、この「KANA」の部分マウスでクリックするとローマ字入力とかな入力が切り替わります。
e0002687_23174982.gif

 マウスで、最初から画面に表示されている部分をクリックするだけで済むので、もっとも分かりやすい方法です。

2.(キーボードを使う方法)
[Alt]キーを押しながら[ひらがな]キーを押す


 [Alt]キーは、キーボードの最下段の左の方、[Z]キーと[X]キーの境目の下あたりにある「Alt」と書かれているキーのことです。
 [ひらがな]キーは、キーボードの最下段の中央あたり、[変換]キーの右隣の「カタカナ ひらがな ローマ字」などと書かれているキーのことです。
(実際にキーに書かれている文字は、キーボードによって多少異なります)

e0002687_20561644.gif

 [Alt]を押しながら[ひらがな]キーを押すと、ローマ字入力とかな入力が切り替わります。1.で紹介した言語バーの「KANA」の部分を見ていると、[Alt]+[ひらがな]を押すたびに、「KANA」部分がへこんだり元に戻ったりしているのが分かると思います。

 マウスカーソルを動かすことなくキーボードのキーを2つ押すだけで完了するので、慣れれば最も使いやすい方法です。

※他に、[Shift]+[Ctrl]+[ひらがな]または[Ctrl]+[英数]という方法で切り替えられる場合もあります。

3.「プロパティ」の入力設定を切り替える。

 言語バーの「プロパティ」をクリックするか、「入力方式」または「ツール」をクリックして「プロパティ」を選択して下さい。

※初期設定では「プロパティ」のボタンは表示されていません。言語バーの右下の小さな三角形を押すとボタンを追加したり削除したりできます。

e0002687_20325157.gif

 すると『Microsoft IME スタンダード のプロパティ』というウインドウが開きます。

 このウインドウの真ん中あたりにある「入力設定」のローマ字入力/かな入力のボックスの中をマウスで選択します。そしてウインドウ一番下の「OK」ボタンをクリックすると、選択した入力方式になります。
e0002687_2326558.gif

 この3つの方法の中ではもっとも手数がかりますが、一番確実な方法です。

※その他のMS-IMEのプロパティの開き方。
 キーボードの[Ctrl]+[F10]または[Ctrl]+[変換]を押すと、言語バーの「ツール」を押したときと同じようなショートカットメニューを呼び出すことができるので、ここからプロパティを開くこともできます。(この方法はおすすめです)
 また、少々回りくどいですが……
コントロールパネルの「日付、時刻、地域と言語のオプション」→「地域と言語のオプション」→「地域と言語のオプション」ウインドウの「言語」タブ→「テキストサービスと入力言語」枠の「詳細」ボタン→「インストールされているサービス」の「プロパティ」ボタン
 ……でも開くことができます。




 この3つの方法を知っておけば、ローマ字入力とかな入力の切り替え方が分からない、いつの間にか変わってしまって元に戻せない、ということはなくなると思います。
 最後に、重要なことを繰り返します。ローマ字入力とかな入力の切り替える方法は3種類すべて重要一つの方法を試してダメだったら慌てず騒がず別の方法を試すこと、です。

 それで、なんでローマ字入力とかな入力の切り替える方法は3種類すべて重要なのかという話なのですが……この話、次回に続きます。

「ローマ字入力とかな入力を切り替える方法―トラブル編」へ続く。
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by koutarou_13 | 2006-09-27 23:39 | ●素敵なATOK(IME関連) | Trackback | Comments(3)
ステノワードの打鍵動画
 かえでさんのところで知ったのですが、『リアルタイム』「リアル特集・リアル目線」のページ右下の方の「仰天ワザ連発!街の達人大集合」でステノワードの打鍵の様子を映した動画が公開されています。

「仰天ワザ連発!街の達人大集合」
(↑動画へのリンク)
(↑削除されたようです)

 13:00あたりからラストまでがステノワードの紹介になっています。

 公開期間が2006年9月22日までのとのことなので取り急ぎ紹介。

 これって漢字変換はどうしてるんでしょう……?
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by koutarou_13 | 2006-09-21 21:24 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(7)
増田式の本を読んでみた
 増田式で有名な増田忠士さんの本をいくつか読んでみました。増田式は今まであまり興味がなかったのだけど、読んでみたらいいことが書いてあったので読んで良かったです。と言うか、いろいろな配列をやってみる前に読めば良かった。
 以下、各書を読んで思ったことをずらずらと。



『1時間でマスター キーボードマル得入門』
増田 忠士
1997年7月20日発行
日経BP社
A5版174p
※タイトルの「マル得」は○の中に得。

 内容は増田式のテンキー、アルファベット、ローマ字入力の練習(JISかな入力の練習はなし)。

 第1章の最初に数ページの漫画が挿入されていて、第2章でもそうだったので、てっきりこの本はこのパターンを踏襲するのかと思ったら、漫画は第2章で最後だった。究極の尻切れトンボ漫画だ……。タイピングゲームでタッチタイプを覚えようとしていたサラリーマンはその後どうなったんだ~。

 増田式の練習方法はWeb上で読んで少し知っていたけれど、本当に単純ですね。こんな単調な方法で良いのかと思うくらい。
 この本にしたがってテンキー、アルファベット、ローマ字入力の練習してみたけれど、効果はよく分からない。すでにタッチタイプのスタイルが固まっているのでちょっと練習したくらいじゃ効果は出ないのかな?
 まえがきに「一本指や我流でタイピングをしているパソコン中・上級者の方も、この本の練習方法を試して下さい。ものの3時間で入力スピードが倍増します。ミス・タイプが激減します。つまり、キーボードの操作感がまるで変わります。目からウロコが落ちるでしょう」(3p)と書かれているけれど、私は一本指ではないけれど特にタイピングを教えてもらったことはないから我流に入るんだろうか?

 増田式のローマ字入力の練習では、ローマ字の綴りは使わず、五十音表の行と段の組み合わせで入力するという方法をとっている(137p)。
 この方法は、私もいいと思う。昔は「そんなことできるのか?」と思っていたけれど、けいならべをやってみて考えが変わりました。けいならべは行段系配列だから、子音と母音をそれぞれアルファベットで表記することも可能なわけだけど、けいならべをマスターした段階でも、けいならべのキー配置でアルファベットを入力することなどまったくできなかった。ということは、行段系配列はアルファベットの配列とは無関係に習得できるということで、それはローマ字入力でも同じだろう。
 ただ、こうやってアルファベットと切り離してしまうと、ローマ字入力のキー配置のバラバラさが際立ってしまって、覚えること自体は難しくなるような気がする。ローマ字を理解できているかどうかにもよるけど。

 「タッチ・タイピングの練習初期でも、一度練習で画面に出した文字列を捨てない。適当なファイル名を付けて保存しておく。次回からは、この本で今までにやった練習内容を画面に表示して、一行ずつ練習しよう。手本となる行の下に文字を入力する。」(71p)
 と書いてある。なるほど、そうやるのか。というわけで、それにしたがって、練習はテキストエディタで行い、打った文字列をテキストファイルに保存しながらやることにする。
 しかし、同じページの後ろの方にこんな記述が……。
「ミスタイプしても、知らんぷりをする。訂正するのも止めた方が良い」
 えっ? ミスタイプをそのままにすると、次回練習するときに手本にならないのでは……? どうすればいいんでしょう?

 私が興味深かったのが、コラムにある次のような記述。
「いずれにしろ、どんな入力方式にも対応できる練習原理を発明した私は、次の入力方式の戦国時代が来ることを待ち望んでいる。」(95p)
 この本が出版されたのが1997年。その後、数々の入力方式がインターネット上で発表されているわけだけど、この現状を増田さんはどう思っているんでしょう?



『2時間でマスター 快適パソコン・キーボード』
増田 忠士
1999年7月23日発行
日本経済新聞社
B6版205p

 上記の本と同工異曲の内容だが、こちらの方が増田式の練習原理は詳しく書いてある。JISかな入力の練習方法も書いてある。

「ゲーム練習型CD-ROMはプラインド・タッチをマスターした後で入力速度を増す訓練にはよいと思います」(26p)
 これは意外。てっきりタイピングゲームは全否定なのかと思ってた。もちろん「増田式でタッチタイプを固めてから」というのが前提になっているのだけど、速度を上げることもタイピングの習得において重要な要素だと思うので、その点でタイピングゲームが使えるという認識をされていたというのはちょっと驚き。
 タイピングゲームは、まず面白いし、自分で文章を考えなくていいし(文章を考えていると、文章を打つ量、すなわち練習量が減る。次から次へ書きたい文章が浮かぶ方ならいいんですが……)、成績が記録されるので、タイピングの練習にはいいと思います。

 ノートパソコンにはキーボードを別に買ってきて接続することを勧めている(38p)。(『キーボードマル得入門』の方にも書いてあった)
 確かにノートパソコンに外付けキーボードをつなげれば使いやすくなるだろうけど、「デスクトップパソコンを使う」のと「ノートパソコンに外付けキーボードをつなげて使う」を比較して、後者を選択するメリットってあるの? ノートの良さがかなり減殺されてしまうような。

 テンキーの[0]は、慣れてきたら人差し指で押すとある(63p)。
 これ本当? 最初のうちの、5本の指が十分に使えない状態の時は人差し指を使っても良いけれど、慣れてきたら親指を使う、というのならまだ分かるけれど。慣れてきたら人差し指を使うんですか? 私にはとても信じられないです。

 ローマ字入力、かな入力の練習方法が書いてあるそれぞれの章の冒頭に「ローマ字入力を選んだ方は幸せです」(85p)「かな入力を選んだ方は幸せです」(135p)と書いてあって、簡単に理由が添えられている。
 そしてその冒頭の文章の後半で、実際にやってみて合わない、大変だと感じたら入力方式を変えた方が無難です、と書かれている。
 この姿勢はものすごく重要なことだと思う。私もこの姿勢は見習いたい。
 重要な点は二点。一点は、ある入力方式を選んだら、その人は幸せだと言うこと。もう一点は、実際にやってみて合わないと思ったら変えてもいいということ。

 増田式ホームポジション(かにホーム)は、シフトキーの位置を親指担当のキーに変更するのが前提のようだ(136p)。かにホームは[Shift]が遠くなるのはどうかと思っていたので、これなら納得。
 しかし、「(シフトキーは)パソコンであればキー・カスタマイズして親指で楽に押せるように出来ます」とあるのに、その方法が書いてないのは問題ではない? 『猫まねき』とか『KeySwap for XP』を使うってことですよね?



『片手でらくらく 誰でもできるパソコン入力』
増田 忠士
1999年3月25日発行
日本経済新聞社
A5版222p

 主に「チョイ入力」の紹介、設定方法、練習方法について書かれてた本。

「「誰でもパソコン、何処でもパソコン時代」の入力方式の開発の条件としては、「素人でも学習し易い」が第一にこなければならないのです。「文字の出現頻度と手指の運動能力を合致させる」という条件は緩めても良いのです。そして、現在普及しているローマ字入力もかな入力も、素人でも学習し易いかどうかという観点で見直すと、現実を見る限りは落第と言わざるを得ません。」(17p)

 これはものすごく同意。ローマ字入力にしろ、かな入力にしろ、初心者にとっては難しすぎる。
 しかし、チョイ入力が初心者向けかというと、『MS-IME』と『ATOK』では設定が大きく制限されるという時点で厳しいと言わざるをえないと思う。初心者にとっては「マイナーなソフトをインストールして設定を変える」なんてのは文字入力以上にハードルが高いだろうから。
 増田さんもそのことを考えて、「チョイかな入力」を作られたのだろうけど。

 いずれにせよ、キーボードに触れるのがまったく初めてという人でもローマ字入力とかな入力以外に選択肢がないというのは憂慮すべき事態。初心者向けにチョイ入力みたいな分かりやすさを最優先した配列あればいいのに、それが初期設定になってればいいのに、と思う。
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by koutarou_13 | 2006-09-18 00:54 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
「そうかもなあ」と思ったことは実際にその通りであった
kouyの配列放浪記19:まとめ3

 私がこれまでに使った日本語入力配列の数は、今回試してみた3種類も合わせると、実に9種類にもなります。
(使った順番に、JISかな入力(普通のかな入力)、QWERTYローマ字(普通のローマ字入力)、NICOLA(親指シフト)、月配列2-263、月配列U8版、下駄配列、飛鳥配列、けいならべ、星配列)

 すべての配列に良い面と悪い面がありました。
 また、他の人のその配列を使った感想を読むと、ある配列を良い感じる部分は、人によって異なることが分かります。私が非常に快適だと感じる部分が他の人の感想を読むとそうでもなかったり、他の人が欠点だと書いていたことが私にとってはまったく気にならなかったり。他の人と180度評価が違うことも決して珍しいことではありません。

 しかし、思い返してみると、少なくとも自分にとって良いものかどうか、は、意外とあっさり分かっていたことに気がつきました。
 一見、日本語入力配列というものはかなり熟練しないと評価が下せないように思えます。ところが、自分に合っている配列かどうか分かるのは、その配列を日常的に問題なく使用できるというような熟練した段階ではなく、それよりはるかに前の段階だったのです。

 配列を実際に試す前に、その配列について事前に調べる段階があります。その配列のシステムがどんなものか、その配列の使用者がその配列のどのような点を良いと思っているかについて、Webページに書いてある文章などを読みます。
 この時点で自分に合っている配列かどうかは分かってしまいます。すなわち、書いてあることを読んだときに、「その通りだ」と思うものは自分に合っていて、「そうではない」と思うものは自分に合っていません。
 私の場合、この最初の印象が覆ったことはほとんどありませんでした。実際に配列に触る前にだいたい自分に合っているかどうか分かっていたことになります。

 例えば、私が親指シフト(NICOLA)を始める気になったのは、濁音も同時打鍵の1動作で入力できれば濁音後付けより早くて快適だろう、また、シフトに親指を使うというのも、小指を使うよりは良いだろう、と思ったからです。実際に使ってみると、これはその通りでした。
 親指の同時打鍵は使用し始めた直後は違和感がありましたが、慣れれば解消されるだろう思いました。実際に使っていると、慣れによって解消されました。(物を掴む脳の構造うんぬんという話は納得できませんでしたが)
 親指キーの位置には難を感じていました。[変換]の位置が[M]の下にあるキーボードで[変換]を[右親指]として使うのは、[Y]や[N]との同時打鍵で無理があると思ったのです。実際に使ってみると、これはその通りでした。(そして、それを解消するために、後に「右手一列シフト」を採用しました)

 中指シフトを始めたのは『花のくに』の「シフトはもっともよく使うキーなのだから、最も良い場所を与える」という説明に納得したからでした。実際に使ってみると、中指シフトは良いシステムでした。(文字の配列新JIS配列を取り入れた月配列2-263の方が良いと思ったので、花配列は試しませんでした)

 下駄配列を作り始めたのも、月配列をやっていて「これ、前置きシフトじゃなくて、同時打鍵で入力できればもっといいんじゃないの?」と思ったからです。実際に使ってみると、その通り、同時打鍵でより快適に入力できるようになりました。

 というように、多くは実際に使い始める前の段階、遅くとも実際に使い始めた直後の段階で、ほとんど正しい印象を得ていたのです。



 ただし、その段階での印象というのは、自信を持って「これは自分にとって良い、悪い」と断定できるというほどではありません。
 日本語入力を変えるというのは経験のないことですから、自分の印象に自信が持てないのです。なんとなく「そうかもなあ」と思うか「そうかなあ?」と思うかの違いくらいです。
 しかし、この程度の違いが分かれば十分です。「そうかもなあ」と思ったものは実際に自分にとっては相性が良く「そうかなあ?」と思ったものは相性が悪いのです。

 と言うわけで、私のおすすめの「自分に合った配列を選ぶ方法」は、実際に配列に触る前に、その配列について書いてある文章をじっくり読むことです。(余裕があれば、少しだけ実際に入力してみるとさらによい)
 そして、その文章を読んで、その配列の良さについて「そうかもなあ」と思うことが多い配列を選ぶと良いと思います。きっと、期待通りの感触が得られると思います。
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by koutarou_13 | 2006-09-17 06:39 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
a-zを何秒で打てるか?
「a-z(26字)を何秒で打てるか?」

 ……私、13秒かかったんですけど。毎秒2打鍵。練習すればもっと早く打てるとは思いますが……。
 なんでみなさん初回で10秒切るとかできるんですか!?

 まあアルファベットは苦手だけどかななら速いぜ! と思って下駄配列で「あ-ん」(あいうえお順)46文字を打ってみたら、17秒でした。毎秒2.71打鍵。あれ?
 『タイプウェル国語K』なら280字(スペース込みですが)で50秒くらいだから毎秒5.6打鍵。比べものにならない。

 要するに、練習してないことはできないってタチなんです、私って。
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by koutarou_13 | 2006-09-03 19:05 | ●タイプウェルに首っ丈 | Trackback | Comments(0)

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