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親指シフトチェッカーを作ってみた
 親指シフトをするときに親指キーの位置がどのようになるかを、キーボードごとにいくつか調べてみました。

※注意 図のキーの位置は、必ずしも正確ではありません。正確な位置はリンク先の写真(図)を見て下さい。

■親指シフトキーボード

富士通 親指シフトキーボード FMV-KB611
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 親指シフトキーボード。理想的な配置。FMV-KB613もキー配置は同じ。

富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EV
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 親指シフトキーボード。コンパクトキーボードなのでFMV-KB611と比べると少し親指キーが小さいが、それでも十分理想的。

富士通 FMV-830MG/S(FMVMG3H3S)
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 ノートパソコンの親指シフトキーボード。親指キーの位置は上記のFKB8579-661EVとほぼ同じ。

■普通のキーボードを親指化

キーにコルクテープなどを少しずらして貼ると、位置がほんの少しだけ改善できる場合もある。

ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
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 一般的なフルキーボードで[スベース]と[変換]を親指キーにする。親指シフトキーボードと比較すると、[親指左]は近いが、[親指右]は右にずれている位置なる。小梅配列が推奨する位置とほぼ同じ。

ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
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 今度は一般的なフルキーボードで[無変換]と[変換]を親指キーにした場合。親指シフトキーボードと比べると左右とも外側にずれた位置になる。IME変換には[スペース]を使えるので、親指キーを専用キーにしやすい。

ELECOM TK-P09FLG 右手一列シフト使用 [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
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 親指キーの位置を合わせるために、右手の担当キーをすべて右に一列ずらす。親指シフトキーボードには近いが、今度は逆に[親指右]がやや左に寄りになる。

東プレ Realforce108UH キーポード親指化セット使用 
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 Realforce108UHに「キーボード親指化キット」を使用する。(他にPFU Happy Hacking Keyboard Lite 2用富士通Libertouch用がある) さすがに親指シフトキーボード用の品だけあって、親指キーの位置は親指シフトキーボードにかなり近くなる。

BUFFALO BKBU-J109SV [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
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 [スペース]と[変換]の境目が[B]の下にある、いわゆる「B下割れキーボード」。安価で入手しやすいキーボードでありながら、親指シフトキーボードに近い親指キーの位置を実現できる。

FAST KB-2750P/B [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]
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 これも「B下割れキーボード」。上記のBKBU-J109SVよりさらに親指シフトキーボードに近い。

※「B下割れキーボード」にどのようなものがあるかについては、『親指シフトの小部屋』「親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード」が詳しいです。

■普通のノートパソコンを親指化

SONY VAIO type F [Feシリーズ] [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
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 ノートパソコンは、キーボードの変更が利かない(外付けで追加することはできる)のでより慎重な選択が必要となる。[スペース]が長いキーボードで[無変換][変換]を親指キーにするとこの位置に。

Panasonic Let's note W [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
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 ムギさんスタイル。同じLet's noteでも機種によってキー配置は異なるので注意。[スペース]の長さは一般的なフルキーボードに近い。『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』に「私が『レッツノート』が好きなのは、親指シフトエミュレーターを入れたときに、比較的無理なく入力ができるためです。これはスペースキーの大きさや変換キー、無変換キーの配置に左右されます」と書かれているけど(59p.)、このことを指しているのかな?



 この図を作るために作った表計算ファイル置いておきます。名付けて、「親指シフトチェッカー」『OpenOffice.org Calc』で作りました。
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 一番上の枠に自分の理想とする親指キーの位置を書き込んで、いろいろなキーボードで比較してみると面白いかもしれません。

●ダウンロード:oyayubi_checker.zip
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by koutarou_13 | 2007-11-20 23:59 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
理想の親指シフトキーボードとは?
 今回親指シフトキーボードを使ったことや、今までの通常のキーボードを親指シフト化して使った経験を踏まえて、私が考える理想の親指シフトキーボードというものを書いてみます。



 親指キーは、横の長さも必要です。今、親指が乗っている部分だけ親指キーがあればよいというものではありません。
 親指の位置が制限されていると、親指の位置によって打ちにくい文字キーがでてきてしまいます。これでは親指シフトの良さを十分に生かせません。文字キーの位置に合わせて、親指キーを打つ位置もある程度変えられる必要があります。
 親指シフトの打ち方として、親指の位置は固定されていても構わない、固定されていた方が打ちやすい思うのなら、それはそれでいいと思います。しかし、親指キーの都合によって親指の位置を制限されているとしたら、親指シフトにとってはマイナス要因以外の何物でもないと思います。

 具体的に親指キーの位置と大きさを見ていきます。
 まず、[左親指]について。
 左端は、[V]の下全部あればまずまずです。このくらいあった方が[C]や[X]の同手シフトが打ちやすくなります。[C]に掛かっているくらいあればなお良い。
 中央は、[T]や[B]の同手シフトを考えると、[B]の下中央まで欲しいところです。
 次に、[右親指]について。
 右端は、最低でも[M]の下中央まで必要です。[,][.]の同手シフトの打ちやすさが全然違います。[M]の下すべて親指キーでカバーされているとベストです。
 中央は、[B]の下中央まであれば理想的ですが、[B]の下が必要なのは[Y]の同手シフトだけなので、配列次第で妥協できます。[Y]の同手シフトを使わない小梅配列なら[B]の下は無くても十分です。NICOLAなら[B]の下中央まであった方が良いでしょう。

 親指キーは左右対称の位置である必要はありません。文字キーの配置は左右対称ではないからです。特に、下段は中段(ホーム段)から半キーも右にずれているので、[右親指]には右寄りの位置が求められます。

 というわけで、私が理想と考える親指キーの配置は、以下の通りとなります。色の濃い部分が親指キーが絶対に欲しい部分、色の薄い部分が親指キーがあった方が嬉しい部分です。
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 そして、このような配置の親指キーを実現できるキーボードとなると、親指シフトキーボードしかありません。通常のキーボードでこの配置の親指キーを実現できるキーボードは無いと思います。したがって、親指シフトを使用するなら、やはり親指シフトキーボードが優れていると思います。これは、通常キーボードを親指シフト化して使うことを前提としている小梅配列でもほとんど同じです。
 ただし、これは「親指シフトキーボードでなければ親指シフトを使うのは無理だ」という意味ではありませんどんなキーボードでも親指シフトを使うことはできます。親指キーの位置や大きさより、「親指シフトである」ということのメリットの方が大きいからです。どんなキーボードでも親指シフトのメリットを受けられないということはありません。
 問題は、「通常のキーボードでも、親指シフトをするには十分だ」と言えるかどうかです。どの程度の使い心地なら十分と言えるかは個人個人で判断していただくしかありません。今回親指シフトキーボードを実際に使ってみた私の感想では、親指シフトをこれからずっと使うなら、やはり親指シフトキーボードを使用したいです。そのメリットは十分にあると思います。



 最近、親指シフトで話題になったことに、『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』という本で親指シフトが紹介されたということがありました。
 この本の著者の勝間和代さんは親指シフターですが、勝間さんは自宅では親指シフトキーボードを使っているそうです。
 勝間さんの場合、パソコンはモバイルで使えることが絶対条件で、モバイルでは『親指ひゅんQ』で[無変換]→[左親指]、[変換]→[右親指]で親指シフトをしています。
 モバイルでそうしているなら自宅でも同じ環境で……という選択もありそうなのに、自宅では親指シフトキーボードを使っていて、親指シフトキーボードは快適だという話も書かれています。
 モバイルが必須にもかかわらず、自宅では親指シフトキーボードを使用している。これは親指シフトキーボードの優秀さを表していると言えるのではないでしょうか。

 親指シフトキーボードは通常のキーボードより高価ですし、売っているところも少ないので、親指シフトを試してみるという場合は通常のキーボードを親指シフト化して使うのもいいと思います(先ほども書いたように、それでも親指シフトのメリットを受けることはできます)。
 しかし、それで親指シフトが気に入って、この先使い続けると決めたなら、ぜひ親指シフトキーボードの導入を考えてほしいと思います

 ただ、親指シフトキーボードを薦める立場としては、親指シフトキーボードの選択肢が少ないことは頭の痛い問題。新品で買えるキーボードが、FMV-KB613 親指シフトキーボード富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVの2種類しかないからねえ。
 下図のような、何の飾り気もない、ただ普通のキーボードに親指キーがついただけというキーボード出ないものかしらねえ。
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★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-14 00:33 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(0)
小梅配列は「素直な配列」
 前回のからの続きです。

 今回親指シフトキーボードを使ってみるにあたって、使用する配列は小梅配列にしました。今回はその小梅配列についての話です。

『親指シフト日本語配列 小梅』
『Weblog 61℃』oyayubiカテゴリ



 まず、小梅配列をどのように使ったのかについて。

 今回使用したバージョンは1.3.0 beta21です。(現在は、1.3.0 版が完成しています)
 使用する範囲は、右端列を除く上中下段の三段のみとし、小指シフトは設定しませんでした。また、[:]は入力モードに関係なく必ず[BackSpace]となるようにしました。
 かなの部分は1.3.0 beta21をそのまま使いました。かな部分も少し変更しようかと思ったんですが(例えば「,」「.」はほとんど使わないから別のかなを突っ込む、とか)、一つ変更しようとすると別の場所に影響が出て、それを改善しようとするとまた別の場所が……ということの繰り返しになって収拾がつかなくなってきたのでやめました。

 親指キーとして使うキー次の通りです。
・東プレ Realforce 108UHの場合
 [親指左]:[スペース]
 [親指右]:[変換]を[Enter]に置き換え
 右手一列シフト使用。
・富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVの場合
 [親指左]:[親指左](実体は[無変換])を[スペース]に置き換え
 [親指右]:[親指右](実体は[変換])を[Enter]に置き換え

 いずれの場合も、[親指左]は[スペース]と兼用、[親指右]は[Enter]と兼用します。親指キーはできれば専用キーとしたいのですが、親指で使用できる機能を減らしたくないことと、今までとの互換性を考えて併用にしました。
 ただ、[親指左]と[スペース]はまだしも、[親指右]と[Enter]を併用するのはちょっと厳しいです。実際には入力ミスはそれほど無いのだけど、入力ミスした時に[Enter]が入ってしまうとなると、気持ちが慎重になってしまってよくない。それと、入力してみたら実はIMEがOFFだった、なんてときにいきなり[Enter]が押されたことになるのが痛い……。
 今回は試用ということでこのままで通しましたが、本格的に常用するならこの部分は変更すると思います。

 小梅配列の実装は、『姫踊子草』を使いました。
 「同時打鍵打鍵判定として認められる最大ずれ時間」の設定は「文字入力が決まるまで」、つまり無限大にしました。
 思うんですが、同時打鍵にタイマーって必要ですか? 2つのキーを押すタイミングがどんなにずれていようが、とにかく同時に押し下げてられている瞬間があれば同時打鍵、でいいじゃないですか。
 とりあえず、今回小梅配列を使用している間、この設定で不都合はありませんでした。

 試用は一月半ほど、自宅での入力はすべて小梅配列を使いました。速度を確認するために『タイプウェル国語K』もやりました。記録は以下の通り。今までの経験上、タイプウェルでProfessional(総合レベルSJ以上)になると、入力上のストレスというものは無くなります。
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 小梅配列を使ってみて思ったことを書きます。

 小梅配列の特徴の一つに、シフト率が低いことがあります。私はいままでいろいろな日本語入力配列を試してみましたが、シフトを伴うよりシフトなしの方が打ちやすいのはすべての配列で共通していました。小指シフトだろうが親指シフトだろうが中指シフトだろうが、同時打鍵だろうが前置きシフト(プレフィックスシフト)だろうが、東プレだろうが、親指シフトキーボードだろうが、それは変わりません。一番スムーズに入力できるのはシフトなしの部分です。スムーズに打てる部分を多くするには、シフト率が低くするのが一番です
 楽に打てるという点でも、シフト率が低いことは得です。キーを押す動作は疲れます。タイピングでの疲労というものは、結局のところ、キーを押す事によって起こるものだと思います。となれば、トータルで打つキーの数が少なければ少ないほど疲れにくいということになります。

 もちろん、シフト率を低めるためには何をしてもよいということではありません。単打(=シフトなし)でも使いにくいキーはあります。シフト率が低い方が良いといっても、使用頻度の高い文字から順番に単打側に文字を配置すればいいというものではありません。
 この点、小梅配列は、そのキーの使いやすさと、そのキーの使用頻度のバランスがうまく取られています
 例えば、[Y]はホームポジションからかなり遠い打ちにくいキーです。小梅配列ではこのキーに「・」という使用頻度の低い記号が割り当てられています。
 また、[U][T][B]はホームポジションからある程度遠いものの、特に打ちにくいというほどでもないという微妙なキーです。小梅配列ではここに「お」「そ」「ゃ」という、出現数では単打側に割り当てるほどではないけれど、無造作にシフト側に押し込めるほどではないという、微妙な文字が配置されていいます。この配置は絶妙だと思います。
 
 小梅配列では、左右対称の位置キーを続けて押すことが多いと感じます。例えば、「かい」「した」「こと」「にな」「され」「ゃっ」が左右対称の位置に配置されています(1.3.0 版では「ろう」も)。
 左右交互打鍵は打ちやすいということはよく言われますが、一口に左右交互打鍵と言っても、とても打ちやすい交互打鍵そうでもない交互打鍵があります。このような左右対称の位置の交互打鍵は、とても打ちやすいものです。
 左右対称でなくても、同じ段の交互打鍵も比較的打ちやすい交互打鍵です。小書きのかな「ゅ」「ょ」が左手下段で、それの次に出現することが圧倒期に多い「う」が右手下段なので、拗音の入力がスムーズにできます。
(左右対称配置は、作者としては「必ずしも狙って配置しているわけではありませんが」意識していないわけではなさそうです。『Weblog 61℃』「左右対称な打鍵は気持ちいい。」



 小梅配列の感想を一言で表すと、「素直な配列」となります。
 小梅配列はあまり極端なことはしていません。シフトのシステムは、NICOLAで長年の実績がある親指シフトをそのまま使っています。親指キーの位置は、通常のキーボードで使うことを前提としつつ、親指シフトキーボードに近い位置が想定されています。濁音は清音と同じキーのクロスシフトという理解しやすいルールもあります。かなの配置も、打ちやすいキー、動かしやすい指を多く使うように、打ちにくくなるにしたがって次第に使用頻度が少なくなるなだらかな配置になっています。
 親指シフト、清濁同置、シフト率の低さ、なだらかな配置。これらは、使用する人や環境、入力する文章の偏りの影響あまり受けない要素です。
 小梅配列は、クセが少なく、誰が使ってもどんな場合でもそのメリットを享受しやすい、親指シフト配列の新しいスタンダード配列として使える配列だと思います。

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-11 23:07 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(1)
親指シフトキーボードは東プレより上だ!
 前回「富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード」の続きです。
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 富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVは、親指シフトをするにはいいキーボードでした。

 まず、最も気になっていた親指キーの横の長さについて。このシリーズの最初に書いたおとり、親指シフトキーボードでは、通常のキーボードより親指キーの長さを長く取れます。この方が打ちやすいかどうか。
 これは思った通りでした。親指キーの長さはこれくらいあった方が打ちやすい。下段の同手シフトの打ちやすさが全然違います。特に[,][.]の同手シフトが打ちやすくなります。親指キーの長さの差はわずか4分の1キーほどですが、このわずかの差が大きい。親指を伸ばしたまま無理矢理中指や薬指を曲げる感覚がかなり軽減されます。

 また、思ったより高かった親指キーですが、これも快適。同手シフトの入力が自然にできます。感覚としては「親指キーと文字キーを同時に押す」のではなく「文字キーを同手シフトで押そうとすると自然に同時打鍵になる」という感じです。
 特に、上段の同手シフトが打ちやすくなりました。上段のキーも自分の手のひらの中に収まっている感じです。キーピッチは通常のキーボードと同じなんですけど。[R][T][U]あたりの同手シフトもちっとも打ちにくくありません(そう言えば、NICOLAって上段の同手シフトに結構頻度の高い文字が置いてありますよね)。
 『親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!』「親指キーの真実」を見ると、このキーボードの親指キーの高さは、親指シフトキーボードの中でも特に高いようですが、私としてはこれくらいあった方が打ちやすいなあ。
 ただ、このキーボード使った後で、東プレ Realforce 108UHに厚さ1mmのコルクテープを4枚貼るというのをやってみたのですが、今までより打ちやすくはなりましたが、「自分の手のひらの中に収まっている感じ」は出ませんでした。もしかしたら親指キーの高さではなく、キーボード自体の薄さ、キーストロークの浅さがいいのかもしれません。

 親指シフトキーの下についた[無変換][変換]キーが「使える」かどうかというのも気になっていた点の一つだったのですが、これについては分かりませんでした。というのは、前回も書いたとおり、このキーボードでは、この[無変換][変換]は、[親指左][親指右]と同じキーコードを出すからです。同じキーコードを出す以上、わざわざ親指を動かして下のキーを押すメリットが何もなく、このキーを使う気が起きませんでした。

 少し脱線しますが、なぜこれが気になっていたのかを書いておきます。
 通常のキーボードを親指シフト化するときに、親指キーを親指シフト専用キーとするか、変換などとの兼用キーとするかという選択があります。親指キーはできれば専用キーとした方が良いのですが、専用キーとすると1.親指で操作できる機能が2キー分減る2.変換操作をする際に親指を動かす必要がある、という問題があります。
 親指シフトキーボードなら(そして親指キーと[無変換][変換]がきちんと別コードを出すなら)、親指キーの下に通常のキーボードでは存在しないキーが2つ追加されているのだから、1の問題が生じないことは明らかです。
 2の点について。私は以前、[無変換][変換]を親指専用キー、[スペース]で変換などを行うという方法である親指シフト配列をやってみたことがありました。このときは変換のたびに親指を横に動かさなければならないのは苦しいと感じました。
 親指シフトキーボードでは、親指キーの横ではなく、親指キーの下にキーがついています。もし、これが使える(=2の問題が無い)なら、1の問題もないし、親指シフトキーボードなら問題なく親指キーを専用キーにできていいなあ……という話になりました。

 まあ、分からなかったものはしょうがない。



 というわけで親指シフトをするにはおおむねいいキーボードだったのですが、その他の点ではちょっと使いにくいなと思う点がありました。

 まず、最下段にいろいろキーを押し込んだ反動で[Win]キーが小さく、しかも位置が通常のキーボードと微妙に違う。これは[Win]大好き人間の私としては気になります。最下段右下のキーも小さすぎます。横幅が文字キーの4分の3のキーはちょっと押しづらいです。
 ファンクションキーが[Fn]キー使用キーとなっているのも結構使いづらい。私はファンクションキーってなんだかんだで結構使うので。
 それと、私は繭を使って回避しましたが、[Delete]が[Fn]使用キーになっているのはどうなんでしょうか?

 このキーボードはもともとコンパクトキーボードなので、こうなってしまうのはある意味当然なのですが、USBの親指シフトキーボードはほとんどこれ一択という状況を考えると、もうちょっと普通のキーボードは無いものかと思ってしまいます。

 とは言え、これは試しに親指シフトをやってみた感想なので、本格的にやってみるならまた変わると思います。テンキーボードも使うだろうし、そうなればカスタマイズの幅も広がるし。



 実際に使ってみると、親指シフトをやるには、やはり親指シフトキーボードが最適だと思います。もし、私がこのまま親指シフト配列を使うとしたら、このキーボードを使いますね。機能キーの使いにくさはありますが、克服できないことは無いと思うし、文字入力がしやすいことの方が重要です。
 私は普段、家では東プレ Realforce 108UHを使っていますが、親指シフト配列を使う限り、このキーボードは東プレより優れていると思います

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
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by koutarou_13 | 2007-11-08 22:36 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
 前回、親指シフトキーボードってどうよ?の続きです。

 というわけで、富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVを購入しました。
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●『富士通コンポーネント』「個人のお客様向け(USB親指シフトキーボード)FKB8579-661EV」
●『ShopU』「富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EV」
●『親指シフト(NICOLA)をパソコンで使おう!』「FKB8579-661(USB接続コンパクト型・親指シフトキーボード)」、

 箱から出してまず驚いたのが、親指キーの高さが高いこと。親指キーが高くなっている事は知っていましたが、こんなに高いのか! 他のキーより5mmくらい高いです。
 今まで親指キーの高さを調節するのに、厚さ1mmのコルクテープを1枚貼るか2枚貼るか、なんて調節をしていたのですが、そんな調節など笑い飛ばすかのような高さです。

 このキーボード、親指キーの下に[無変換][変換]と刻印されたキーがあるので、一見すると親指キーが独立したキーボードに見えます。
 しかし、[親指左][親指右]と刻印されたキーの正体は[無変換][変換]です。つまり、[親指左]と[無変換]は両方[無変換]であり、[親指右]と[変換]は両方[変換]です(『窓使いの憂鬱』で調べてみると、同じキーコードを出している)。
 これはかなり不満。これじゃわざわざ親指キーの下にキーをつけた意味が無いじゃないですか。親指キーというキーコードを出すのが難しいのなら、せめて下の2つのキーは、[右Alt]とか[右Win]とか[Application]とか[Insert]とか[ScrollLock]とかを当ててくれればいいのに。それなら後はこっちで何とかするからさ。すぐ上のキーと同じキーコード出されたら手の打ちようがありませんわ。

 キーの配置は、コンパクトキーボードらしく、いくつかのキーは[Fn]を使って入力します。他にもいくつか独特な部分があります([Esc][半角/全角][Tab]あたり)。[BackSpace]はNICOLAの「右手小指の一つ外側」ではなく、通常の位置にあります。詳しくは上記の配列図を見て下さい(上が通常、下が[Fn]が押されている場合)。

 もう一つこのキーボードの特徴的なことに、ホームポジションを示す突起が、[F][J]だけでなく、[A][;]にも付いています。小指を中心にして手を動かすというNICOLAの設計思想が現れていて興味深い。



 さて、これからこのキーボードを使うわけですが、当然、『窓使いの憂鬱』キーカスタマイズしてから使います。

 まず、[BackSpace]。このキーボードでは通常のキーボードと同じく右上の遠いところにあるので、[:]と入れ替えてNICOLA風の「右手小指の一つ右」にします。

 [無変換][変換]は、[スペース][Enter]に置き換えて、親指キーと兼用することにします。

 このキーボードの独特な[Tab]の配置。これはこれでいい配置だと思いますが、あえて一般的な配置から動かすほどのメリットがあるとは思えないので、[半角/全角]を[Tab]に置き換えて一般的なキーボードの配置に近づけます([Esc]はそのまま)。[Tab]は「親指左右カーソル」のために[←]になってもらい、[空白]を[→]にします。

 [Delete]が[Fn]使用キーになっているのは使いづらそうなので、[\]をつぶして[Delete]を割り当てます。「_」(アンダースコア)は[Shift]+[0]に割り当てる手を使います。
 [Home][End][PageUp][PageDown]が[Fn]使用キーになっているのもいまいちだと思うので、右下の[ひらがな][右Alt][右Win][Application]をつぶして割り当てます。[Application]がキーボード上から消えてしまったけど、まあいいや。[Shift]+[F10]([Shift]+[Fn]+[0])で代用できるし。

 [右Ctrl]は私は使わないのでつぶして、[閉じる](ウインドウを閉じるキー)をここに設置してみました。

 出来上がったキー配列は、こんな感じ。
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 今まで私のキーカスタマイズの軸になっていた右手一列シフトは、親指キーの位置は当然そのままでぴったりなので、使えません。これは私的には結構痛い。右手一列シフトにする意味は、親指キーの位置を合わせるためというより、もはや中央列に機能キーを突っ込むためという意味が大きいので、できれば右手一列シフトはやりたいのですが、このキーボードでは諦めるしかありません。

 ついでながら、キートップを引っこ抜いて入れ替えるのは、可能です。同じ大きさのキートップなら段が違っていても入れ替えられます。(このキーボードを右手一列シフトにすることはないと思うので、入れ替えるのは[BackSpace]くらいしかありませんが)
 ただし、[親指左]と[親指右]は一度引っこ抜くと元通りにはめるのが結構難しいので要注意!(←引っこ抜いてかなり後悔した人。細いマイナスドライバー使ってやっとはめ込みました……) 言うまでもないことですが、キーボードの改造は自己責任でお願いします。

 次回に続く……。

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-05 22:16 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback(1) | Comments(0)
親指シフトキーボードってどうよ?
 親指シフターでもないのに、親指シフトキーボードを買った大馬鹿野郎は、
 どこのどいつだぁ~い?



 アタシだよっ!!!
 (にしおかすみこ風)

……

……………………
………………






 えー、親指シフトキーボード買いました。だってどうしても欲しかったんだもーん。いったん東プレなんていう2万円もするキーボードを買ってしまうと、もう怖いもん無しだね☆

 買ったのは、富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVです。私のパソコンはPS/2は接続できないので、ほとんどこれ一択でした。

 それで、なんで親指シフトキーボードを買ったのかと言いますと……。



 ここのところ、小梅配列を使っていました。理由はいくつかありますが、一番大きな理由は、東プレRealforce 108UHを使っていて、「これで親指シフトをやったらいいだろうな」と思ったことです。親指シフトは文字キーと親指キーを同時に打鍵するので、キータッチが軽いものが求められます。東プレRealforceはまさにそういうキーボードです。ああ、これで親指シフトをやればどんなに心地よいことだろう。

 で、実際にやってみました。たしかに東プレでの親指シフトは快適でした。キータッチが軽いので同時打鍵でも軽く押していくことができます。

 しかし、気になる点もありました
 親指キーにするキーは、右手一列シフトにした上で[スペース]と[変換](変換は[Enter]に置き換え)としました。(以前、NICOLAを使ったときと同じ方法です)。
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 しかしこの方法だと、親指キーの左右の長さが足りない感じがするのです。[左親指]の左端は[V]の下やや左寄り、[右親指]の右端は[M]に少しかかる程度しかありません。
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 これですと、右手下段のキーを同時打鍵するときに、親指は曲げないで他の指を曲げるという形になり、やや無理があります。特に[,][.]を打つときに窮屈に感じます。左手下段も右手ほどではないですが、少し窮屈な感じはあります。

 親指シフトキーボード、例えば富士通 親指シフトキーボード FMV-KB611では、親指キーの長さはもっと長くなっています。[左親指]は[C]の下半分以上、[右親指]は[M]の下半分以上までせり出しています。もちろん、中央は[B]の下まであります。
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 親指キーには、この横の長さが必要なのではないでしょうかNICOLA規格を見ると、親指キー領域は、もっと広く取られています。親指キーにはこの横幅が必要なのではないか。親指シフトを快適に使うには、親指は一カ所に固定するのではなく、文字キーに場所に合わせて親指キーを押す位置を柔軟に変える必要があるのではないか。

 「[スペース]と[変換]の境目が[B]の下のキーボード([B]下割れキーボード)は親指シフトに向いている」ということはよく言われます(そうではないということもよく言われます)が、親指キーの長さについてはあまり言及されていないように思えます。これは、重要ではないから言及されないのでしょうか? それとも、見落とされているのでしょうか?
 これを、ぜひ自分で確認してみたくなったのです。

 この話、次回に続きます。

★親指シフトキーボード体験記
1親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-04 18:19 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(3)

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ
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配列関連厳選リンク集
【このブログのおすすめ記事】

【新下駄配列】
●新下駄配列を作りました
●新下駄配列 - Wikipedia
●新下駄配列ブックマーク(はてなブックマーク)
●13日間新下駄配列マスターコース
●ヘヴィのヘヴィなお部屋::新下駄の巨人(新下駄練習用画像セットなど)

【下駄配列】
●下駄配列って何だ?
●ニコニコ動画:下駄配列でタイプウェルに挑戦
●YouTube:下駄配列でタイプウェルに挑戦
●下駄配列ブックマーク(はてなブックマーク)

【けいならべ】
●けいならべ――ローマ字入力より簡単なローマ字入力――

【キーボード配列】
◆総合紹介ページ
●いろいろなカナ入力配列
●QWERTYだけじゃない。 キーボード配列と日本語入力法 - NAVER まとめ

〔親指シフト系〕
◆NICOLA(親指シフト)
●NICOLA 日本語入力コンソーシアム
●親指シフトウォッチ

〔新JIS、中指シフト系〕
◆新JIS配列
●新JIS配列
◆花配列
●花のくに
◆月配列系
●月-中指シフト新JIS配列(2-263式)
●とりあえず月配列とかのブログ(U8版)
●ぶな配列

〔ローマ字入力拡張系、行段系、Dvorak系〕
◆AZIK・ACT
●拡張ローマ字入力『AZIK』・『ACT』で快適な日本語入力を!
◆Dvorak
●DvorakJP

〔漢字直接入力系〕
●漢直ノート 出張版

【配列変更ソフト・キーカスタマイズソフトなど】
●キー入力入れ替えソフト姫踊子草情報頁
●DvorakJ
●やまぶき作ってます
●「のどか」のページ (『窓使いの憂鬱』の派生ソフト)(初心者向けガイド:繭使いの憂鬱
●『KeySwap for XP』(愛とゆりの部屋)
●『Change Key』(窓の杜ライブラリ)
●Karabiner
(Macのキーカスタマイズソフト)
●『まじかるキーボード』(arakisoftware)※配列図を表示するソフト

【キーカスタマイズ】
●俺的キーカスタマイズまとめ (当ブログ記事)
●Wisteria:キーボードを最適に
●分裂勘違い君劇場:思考の速度でパソコンを使う技術
●ejanの24/7:キー配置を変更する:その4
●こどものもうそうblog:1.5倍速く打てる「米光配列」
●enthumble(アンサンブル)

【タイピング】
●GANGAS(『タイプウェル』シリーズ)
●e-typing
●TypeLighter
●シャドールーム
●GROW LAND:タイピング講座
●新聞コラム・社説を打とう

【キーボード】
●ShopU - 親指シフトキーボード
●東プレ株式会社 - キーボード(Realforce)
●富士通専門店ACCESS
●猫のキーボードルーム:キーボード個別面談
●親指シフトの小部屋:親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード

【ワープロ速記、口述筆記】
●テープ起こし・音声起こしの総合情報サイトokoso
●新ワープロ速記法《Internet Archive》
●パソコン要約筆記鷹の爪。

【配列作成参考資料】
◆かなの出現頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける文字の出現頻度。
●文字頻度表
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●【ローマ字,仮名,親指】新JIS配列キーボード 165
●かな出現頻度調査
◆かなの連なり頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける 2-gram 頻度。
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●よろしければ配列について教えろ その2 248

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リンク集の最終更新日:2015/12/13

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