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上位3文字「い」「う」「ん」
新下駄配列作成記17

■新下駄配列の作成

 それでは、いよいよ新下駄配列のかな配置を具体的に決めていきます。

 1.単打側
  上位3文字「い」「う」「ん」

 まず、出現順位上位3文字の「い」「う」「ん」の配置場所を決めます。この3文字の特徴は、なんと言っても出現率が非常に高いことです。したがって、押しやすいキーに配置します。
 2-gramを見ると、この3文字はさまざまな文字と多く連なることがわかります。したがってこの3文字は、押しやすい連接を多く持つキーに置くべきです。具体的には、人差し指のホームポジション[J][F]です。例えば[J]は、[K][L][;][I][O]など、押しやすい連接になるキーを多く持ちます。
 よって、「い」「う」「ん」のうちの2文字は[J][F]に置くことにします。

 「う」は、拗音受けの「ょう」という連なりが非常に多く出現します。2-gramの中では、「ょう」が一番に、それも圧倒的に重要です。100万字日本語かなn-gramデータの2-gramで「ょう」は15003で1位。2位の「てい」は7484です。
 拗音シフトが[I][O]なので、「う」を[J]に配置することで、拗音シフトと「う」がアルペジオとなり、「ょう」が非常に入力しやすくなります。
 よって、「う」は右手人差し指の[J]に配置します。

 「ん」は人差し指のホームポジションに配置すると多くの連接で非常に押しやすくなるという感触を得ています。したがって「ん」は、もう一つの人差し指のホームポジションである[F]に配置します。

 「い」は、人差し指ホームが埋まったので、中指ホームのどちらかに置きます。連なりを見ると、「い・ん」(2838)より「い・う」(5147)の方が多いので、「い・う」をアルペジオで打てるようにするため、「い」を[K]に配置します。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□□□□ □□□□□□
□□□ん□ □うい□□
□□□□□ □□□□□

 たった3文字の配置ですが、この3文字の配置は最大に重要です
 高頻度文字が入力しやすいことは、どんな文章を入力するときでも必ず効いてきます。「「ん」は文頭・文節頭では出現しないのでホームから外す」や「「う」と「ん」は高頻度文字のわりには連なることが少なく、連なる文字の傾向も似ているので、同指に置く」などの要請もありますが、それでも高頻度文字が入力しやすいことを優先します。

 100万字n-gramデータの1-gramの出現回数を見ると、上位の方に、1つ順位が下がるだけで出現回数が大きく減る部分があることが分かります。1位の「い」の出現回数は74569、2位の「う」は59031ですので、1位と2位の差は5ケタで15538。3位の「ん」は58709で2位と微差ですが、4位の「か」は39537ですから、3位と4位の差はまた5ケタの19172です。そして、こんな大きな数字が出てくるのは、これが最後です
 このあと数字を見て悩む場面は山ほど出てきますが、そのときに使う数字は、せいぜい1000~5000程度です。3桁の数字で迷うこともあります。
 そんな細かいところよりも、5桁の数字の選択を最大に優先するべきです。「ん」と「か」の約19000差がある文字の配置で失敗してしまえば、3桁の数字で最善の選択をできたとしても、焼け石に水です。逆に言えば、高頻度文字の配置さえうまくいけば、数百の数字の部分で理想の配置ができなかったとしても、大したことはないのです。

 ます高頻度文字に最高の場所を与える。他の部分はそれから考える。新下駄配列はこのような考え方で作成します。

※かっこで囲まれた数値は、100万字n-gramデータの、1文字に対しては1-gram、2文字に対しては2-gram順不同の数値です。今後も同様です。

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-25 23:43 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(2)
配置場所の確認
新下駄配列作成記16

■新下駄配列の骨格
 配置場所の確認

 前回までですべての文字の大まかな配置場所が決まりましたので、本当にすべての文字が配置できるかどうか確認しておきます。

 上中下段の3段に配置できる文字の個数は、単打面が31個。シフト側が、通常のシフトと拗音シフトが重なる部分は通常のシフト扱いなので、(31-2)*2=58個。
 合計は89個となります。

 ここまでで通常の3段の中に配置する予定の文字数は、清音が48個、濁音・半濁音が26個、句読点が2個、外来音が12個。
 合計88個となります。
 よって、すべて上中下段の3段の中に配置できます。

 拗音は24個を拗音シフトで3段に配置して、残り9個を最上段に配置します。

 記号は、6個は同手同時押しに配置して、残り8個を最上段に配置します。

 最上段に配置する予定の文字をすべて配置できるかどうか確認します。
 最上段に配置できる文字数は、左手最上段([1]~[5])と[K][L][I][O]の組み合わせで5*4=20。右手最上段([7]~[-])と[S][D]の組み合わせで5*2=10。合わせて30個です。
 これまでで最上段に配置する予定の文字は、記号が8個。拗音文字が9個。拗音が9個。合計26個です。
 よって、すべて最上段に配置できます。

 これですべての文字を配置できることが確認できました。

【骨格のまとめ】

■各種類の文字の配置場所

【清音など】  48個 3段の単打または両手の同時押しに配置。
【句読点】   02個 3段の単打または両手の同時押しに配置。
【濁音、半濁音】26個 3段の単打または両手の同時押しに配置。
【拗音文字】  09個 最上段に配置。
【拗音】    33個 拗音シフトに24個配置。12個は最上段に配置。
【外来音】   12個 3段の単打または両手の同時押しに配置。
【記号】    14個 同手同時押しに6個配置。残りは最上段に配置。

■文字を配置できる場所

【単打】
□□□□□ □□□□□□■
_□□□□□ □□□□□■■
_□□□□□ □□□□□■
31個

【中指シフト】
□□□□□ □□□□□□■
_□□□□□ □□■■□■■
_□□□□□ □□□□□■
29個

【薬指シフト】
□□□□□ □□□□□□■
_□□□□□ □□■■□■■
_□□□□□ □□□□□■
29個

【右手中指上段シフト】※拗音
□□□□□ ■■■■■■■
_□■■□□ ■■■■■■■
_□□□□□ ■■■■■■
13個

【右手薬指上段シフト】※拗音
□□□□□ ■■■■■■■
_□■■□□ ■■■■■■■
_□□□□□ ■■■■■■
13個

【最上段のシフト側】
〈左手〉5*4
〈右手〉5*2
計30個

【同手同時押し】
[RG][FG][FB][UH][HJ][JN]
計6個
※[RF]は[RG]と、[FV]は[FB]と同じ文字を配置します。

■配置する場所と文字の数
      三段  拗音シ 最上段 同手 
(配置可能数)89   26   30   06 
清音・他 76 76             
拗音   33     24   09     
外来音  12 12             
拗音文字 09         09     
記号   14         08   06 
(合計)   88   24   26   06 

 次回から、具体的に文字を配置していく作業に移ります。


■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-23 22:14 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
拗音シフトキーをどこにするか
新下駄配列作成記15

■新下駄配列の骨格
 拗音シフトキーをどこにするか

 拗音は覚えやすさなどを考慮して、拗音専用のシフトキーを設けて規則的に配置します。
 拗音シフトにするキーは、まだシフトに使っていないキーで、押しやすく、拗音を覚えやすく配置でき、拗音を入力する際のキーの連接が良くなるキーでなければいけません。

 その条件を満たすキーとは、[I][O]です。右手の中指と薬指の上段で押しやすく、まだシフトに使っていません。
 さらに、少し話を先取りしますが、[J]に「う」を配置する予定なので、[I][O]を拗音シフトにすると「ょう」がとても入力しやすくなります。「ょう」は2文字の連なりの中では桁違い出現率が高い連なりです。これが入力しやすくなるのは大きなメリットです。

 通常のシフトと拗音シフトが重なる部分があります。例えば[DI]は、[D]をシフトととらえれば通常のシフトですし、[I]をシフトととらえれば拗音シフトになります。これをどちらのシフト扱いとするかという選択があります。
 拗音シフトとすれば、左手の上中下段の3段に1つの拗音の行を割り当てることで、拗音の配置がとても分かりやすくなるというメリットがあります。
 しかし、拗音は種類によっては出現率がかなり低いものもあります。通常のシフトと拗音シフトが重なる部分はどれもかなり押しやすい場所ですので、ここに出現率の低い拗音を配置するのは問題があります。
 よって、通常のシフトと拗音シフトが重なる部分は通常のシフトとして扱うことにします。したがって、拗音シフトで3段に配置できる拗音の数は、最大で(15-2)*2=26個となります。覚えやすさを考えれば、3段*8行の24個が妥当でしょう。

 拗音は全部で36個ありますので、拗音シフトだけでは3段にすべては配置しきれません。拗音36個中12個を外す必要があります。
 まず、「配置する文字」ですでに書いた通り、「ぢゃ行」は配置しません。出現率が皆無と言っていいほど少ないからです。これは別の場所にも配置しません。(入力したい場合は、「ぢ」+「ゃゅょ」という形で入力することになります)
 あと3行9個を外す必要があります。出現率が少ない順に外す行を選びます。外すのは「みゃ行」「びゃ行」「ぴゃ行」です。これは最上段に配置します。

※過去の関連記事
「下駄配列で手を付けなかったこと:その1」

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-22 22:44 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
シフトキーをどこにするか
新下駄配列作成記14

■新下駄配列の骨格
 シフトキーをどこにするか

 まず、シフトキーをいくつ配置するかを決めます。
 配置する文字の個数は、以下の通りです。(詳しくは「配置する文字」を参照)

【清音など】48個
【濁音、半濁音】26個
【句読点】2個
【拗音文字】9個
【拗音】33個
【外来音】12個
【記号】14個

 このうち、拗音は覚えやすさなどを考慮して拗音専用のシフトキーを設けて規則的に配置します。また、記号の一部と拗音文字は出現率が非常に低いので、最上段に配置することにします。記号の一部は、前回書いた通り同手同時押しにも配置します(比較的出現率の高いもの)。
 すると、特別な配置場所が与えられていない文字の数は、48+26+2+12=88個となります。上中下段の3段で使えるキーの数は31キー。一つシフトを設置することで増える配置できる文字数は、最大15~16個です。
 したがって、シフトの数は3つでは不十分で、4つ必要になります。

 次に、シフトを配置する場所を考えます。シフトにしたキーは使用率が高くなるので、押しやすい場所であることが絶対条件です。
 シフトを配置する場所には、大きく分けて2つの方式が考えられます。一つは左右の手に分散して配置する方式。もう一つは片方の手に集中して配置する方式です(例えば[J][K][L][;]をシフトにするなど)。
 しかし、片方の手に集中して配置する方式だと、シフトを打鍵する際に組み合わせて押すキーは、反対側の手のキーに分散されることになります。すると、その手の側のキーの上下段の使用率が高くなり、同指段越などの押しにくいキーの連接が出現する可能性も高くなります。
 よって、シフトは左右に分散して配置することにします。

 最後に、シフトを設置するキーを決めます。
 シフトを配置するキーは、各指の使用率のバランスを取るため、担当キー数の多い人差し指は避けます。
 他に押しやすいキーとしては、中指の中段、薬指の中段、中指の上段の3キーが考えられます。この中では中指の中段はもっとも押しやすいので、ここにシフトを配置することは決定です。残る1つを薬指の中段に配置するか、中指の上段配置するかの選択があります。
 中指上段と薬指中段の比較なら薬指中段の方が押しやすいと思います。また、シフトを中指だけにしてしまうとシフト同士のアルペジオを活用できなくなってしまいます。
 よって、シフトは左右の中指と薬指の中段とします。具体的には、[S][D][K][L]の4キーとします。

※過去の関連記事
「下駄配列で手を付けなかったこと:その1」

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-21 22:38 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
同時打鍵として使用する組み合わせ
新下駄配列作成記13

■新下駄配列の骨格
 同時打鍵として使用する組み合わせ

 新下駄配列のシフトは、文字キー同時打鍵を採用します。同時に押すキーは2キーとします。3キー以上の同時打鍵は、操作が複雑になるため、また実装が難しくなるため採用しません。

 2キーの組み合わせは、どんな組み合わせでも使用して良いというわけではありません。

 まず、次の2つの選択肢があります。1つは、「特定のキーをシフトキーと見立てて、シフトと見立てる1キーとほかの1キーの組み合わせを使用する」という方法。もう1つは「特定のシフトキーは設けず、押しやすい組み合わせから適当に使っていく」という方法です。
 新下駄配列では前者を採用します。理由は、1つはその方がわかりやすいこと。もう1つは、シフトと見立てるキーの使用率が高くなるので、押しやすいキーをシフトとすることで、自動的に押しやすいキーを多く使うようになるからです。

 同時に押す組み合わせには、両手で1つずつキーを押すものと、同じ手(同手)で2つのキーを押すものが考えられます。
 両手で1つずつキーを押す場合は、どのような組み合わせでも押す動作にそれほど無理がある組み合わせはありません。
 しかし、同手で2つのキーを押す場合は、押す動作に無理がある組み合わせが多くあります。
 しかも、同手で同時に押しやすい組み合わせは、そのキーを続けて押す場合も押しやすい組み合わせになります。その組み合わせの同時打鍵を使用して文字を配置すると、好ましくない事態が生じやすくなります。すなわち、本来は1キーずつ入力したかったのに、1つめのキーを離す前に2つ目ーキーを押してしまったために、同時打鍵と判定されて誤入力となる、という事態が生じやすくなります。
 よって、基本的に同手で2つのキーを押す組み合わせは使用しません。

 ただし、同手を使う組み合わせでも、もともと同じ指を使って入力するキー同士なら、上記のような事態は生じません。同じ指で押すなら、最初に押したキーを離してから次のキーを押すことになるからです。
 したがって、もともと同じ指を使って入力するキー同士の組み合わせは使うことにします。具体的には、同じ手の人差し指担当キー同士の同時打鍵は使います。
 ただし、本来そのキーを担当する指以外の指で押すことになり、手の移動もやや大きくなります。よって、普通のかなを配置するのは避け、記号を配置することにします。
 同手同時押しで使用するキーの組み合わせは、あまり細分化すると覚えるのが難しくなります。したがって使用するのは、上段と中段、中段と中段、中段と下段の3通り、左右合わせて6通りのみとします。

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-20 19:35 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
配置する文字
新下駄配列作成記12

■新下駄配列の骨格
 配置する文字

 配置する必要のある文字をリストアップして、その個数を数えます。

【清音など】48個
あいうえお
かきくけこ
さしすせそ
たちつてと
なにぬねの
はひふへほ
まみむめも
やゆよ
らりるれろ
わを
んっー

【濁音、半濁音】26個
がぎぐげご
ざじずぜぞ
だぢづでど
ばびぶべぼ
ぱぴぷぺぽ


【句読点】2個
、。

※句読点は、記号の一種ととらえることもできますが、他の記号と比較して出現率が非常に高いので、普通のかなと同じように扱うことにします。

【拗音文字】9個
ぁぃぅぇぉ
ゃゅょゎ

※なお、“ヶヵ”どちらかというと漢字の範囲に入る文字でかな入力配列にはなじまないと思うので配置しません。

【拗音】33個
きゃきゅきょ
しゃしゅしょ
ちゃちゅちょ
にゃにゅにょ
ひゃひゅひょ
みゃみゅみょ
りゃりゅりょ
ぎゃぎゅぎょ
じゃじゅじょ
びゃびゅびょ
ぴゃぴゅぴょ

※“ぢゃぢゅぢょ”は出現率が極端に低いので配置しないことにします。

【外来音】12個
てぃでぃ
ふぁふぃふぇふぉ
しぇじぇ
ちぇ
うぃうぇうぉ

※外来音はほかにもさまざまなものがありますが、使用頻度が高い12種類のみを配置することにします。

【記号】14個
?!・/
「」()
,.
;:
@*

※出現率がある程度高い記号、または新下駄配列で本来その記号を入力するキーを使ってしまう記号を配置します。
●“?!「」()・”は出現率が高いので配置します。
●“/,.”は、普通のローマ字入力やかな入力では入力でない記号ですが(あるいは、これらが入力できる代わりに“、。・”が入力できない)、そこそこ出現率が高い記号なので、配置します。
●“;:@*”は、本来その記号を入力するキーを、新下駄配列で他の文字の入力などに使ってしまうので、入力できるようにするため配置します。

 よって、配置する文字は合計144個ということになります。

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-19 21:53 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
使用するキー
新下駄配列作成記11

 今回から実際の新下駄配列の作成に入ります。

 まず、配列の「骨格」を決めておきます。
 具体的に各キーに文字を割り当ててく行く前に、だいたいどのジャンルの文字をどこに配置するのかを決めておき、配置できる場所が足りるかどうかを確認しておきます。

■新下駄配列の骨格
 使用するキー

 基本的に、上中下段の3段の文字キーを使用します。

 キーボード右端の文字キー([[],[]],[\])は遠すぎるので使いません。[:]は[BackSpace]を配置するので、文字は配置しません。

 最上段を使用するかどうかはとても大きな選択ですが、是非は微妙なところです。最上段を使用すれば総打数の削減には大きく貢献しますが、同時にキーの連接も著しく悪くなります。また、最上段にかなを配置する場合、数字をどのように入力するかも問題になります。ホームポジションから遠いキーを多用すればタッチタイプが難しくなるのも確かです。総合的に考えて、新下駄配列では最上段は基本的に使わないことにします。

 しかし、最上段をまったく使わない必要もありません。出現率が非常に低い文字を最上段に配置することで、他の文字をより良く配置することができます。使用率がわずかであれば使用してもそれほどの負担にはなりません。単打側は数字を入力するとしても、シフト側は空いています。
 したがって、出現率が非常に低い文字であれば、最上段のシフト側を使用しても良いことにします。ただし、[6]は左右どちらの手を使うのかが人によって異なるので、使用しないことにします。

【使うキーの範囲】
△△△△△× △△△△△××
_□□□□□ □□□□□□×
_□□□□□ □□□□□××
__□□□□□ □□□□□×

□ 主に使用するキー
△ わずかであれば使用しても良いキー
× 使用しないキー

 よって、使用する主なキーの数は31キーということになります。

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-17 21:31 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
左右使用率は気にしない
新下駄配列作成記10

■新下駄配列の方針
 左右使用率は気にしない

 新下駄配列では左右の手の使用率は考慮しません。個々の指の使用率やキーの使用率、キーの連接などが適切であればよく、左右の使用率を理由として文字の配置を決めることはありません。
 理由は以下の3つです。

1.手首を左右に動かすのは自然な動き

 キーボード形状からみて、左手より右手の方が押しやすいという意見があります。つまり、「一般的なキーボードのキーの配置場所は、ホーム段から見て、上段はやや左、下段はやや右にずれている。したがって、右手は指を曲げ伸ばすだけでキーを押すことができるのに対して、左手は手首を左右に曲げなければキーを押せない」という意見です。

 しかし、手首を少し左右に動かすという動作は、手の自然な動きの一つです。負担になるというのは、限界近くまで左右に動かす場合の話です。上段や下段のキーを押すために手首を左右に少し動かすのは、特に負担になる動作ではありません。

 そして、手首を左右に動かす分、指の曲げ伸ばしの量が少なくて済みます。例えば、[E]を押す場合と[I]を押す場合の中指を伸ばす動きを比較してみると、[E]を押す場合の方が中指を伸ばす動きが小さくなります
 つまり、左手ではキーを押すために必要な動作を、「指を曲げ伸ばす」と「手首を左右に動かす」という2つの動作に分散できます。その結果、左手でキーを押す場合は一つ一つの動作を小さくすることができます。
 むしろ右手でキーを押す動作の方が、手首を左右に動かすという自然な動きを使えず、指を曲げ伸ばすという動作だけに頼らなければならないので、より手に負担が掛かっていると思います。

2.利き手でなくてもできること

 右利きの場合は、利き手である右手の方が使いやすいという意見があります。利き手の方が使いやすいというのは、一見当然のように思えます。しかし、それはどんな場合にでも適用できるのでしょうか?

 日常生活で、右利きの場合、右手を多く使ったり、右手でないと難しい動作はたくさんあります。

・ペンで字を書くのは右手。
・箸を持つのは右手
・ドライバーでねじを回すのは右手。

 しかし、右手でなくてもできることも、たくさんあります。

・コップを持つ手はどちらでもいい。左手の近くにコップがあれば左手で持つこともある。
・電話の受話器を持つ手は人による。必ず左手で持つ人もいる。右手でメモを取るなどをする場合もあるが、右手で何もしていないときでも左手で持つ人もいる。
・縦書きの文庫本を片手で持つ場合は左手で持つ。右手で持つとページをめくりにくい。
・コンピュータゲームのコントローラの十字キーは左側。ボタンより十字キーの方が操作が複雑なので、本当は十字キーが右側にあった方が良いと言われることもある。しかし、伝統的に十字キーは左側にあり、多くの人がそれでゲームを楽しんでいる。
・野球でグローブでボールを取る手は左手。ボールを取る動作も右手の方がしやすいはずだが、右手には「ボールを投げる」という動作が割り当てられていて、グローブをはめてしまうと投げる動作ができなくなってしまうので、グローブは左手にはめて、ボールは左手で取る。
・マウスを使う手は普通は右手。しかし、右手にはカーソルキーやテンキーなどほかに担当することが多いので、マウスは左手で使うという人もいる。

 手を使う動作には、利き手の器用さや力強さがが必要な動作と、そうでない動作があります。利き手が必要な動作は利き手を使う必要があります。しかし、利き手が必要でない動作では利き手にこだわる必要はありません。利き手の方がやりやすいとしても、別の事情によって利き手を使わない方がよいこともあります。

 キーボードのキーを押すという動作は、指をキーの上に移動させて押すだけです。字を書く、箸を使う、マウスを操作するなどの動作に比べれば器用さも力強さも必要ありません。
 キーボード入力は、利き手でなくても十分できる動作だと思います。

3.配列がどうあれ右手は使う

 それでも、右利きの場合は少しは右手の方が使いやすいはずだから、ある程度は右手を多く使った方が良いのではないか、という意見もあるかも知れません。

 しかし、PCの操作は、当然ながら文字入力だけではありません。文字入力以外では右手はどうしても使います。マウスは右手で使う人が多いでしょうし、テンキーやカーソルキーが右側にあります。非常によく使う[BackSpace]や[Enter]も一般的には右側にあります。
 しかも、これらは文字キーよりもずっと遠い場所にあります。これらを操作するには、文字キーを押す場合と違って手全体を移動させなければいけませんから、文字キーの入力の何倍もの労力を使います。
 さらに範囲を広げて考えると、PC操作以外には右手でなければできないことがたくさんあります。字を書く、箸を使う、これらはほぼ右手を使います。右手が疲れたからといって左手ですることは困難です。

 文字入力配列で配慮をしなくても、すでに右手は十分活用できていると思います。



 以上の理由により、新下駄配列では左右の手の使用率は考慮しません。指の使いやすさに応じた出現率の文字を割り当て、アルペジオや左右交互打鍵を活用し、同指異鍵や同指段越などの悪運指が少なくなるように設計をします。そうすれば左右の手の使用率は50%に近い数字になります。特に左右交互打鍵率を高くしようとすれば自然に50%に近づくはずです。結果的に左手の使用率が50%を越えても気にしません。

※過去の関連記事
「左手の方が打ちやすい?」
「左手の方が打鍵しやすいもう一つの理由」

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-12 00:11 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
アルペジオを活用する
新下駄配列作成記9

■新下駄配列の方針
 アルペジオを活用する

 シフトを使うと総打数が増えるので、シフトの使用率はできるだけ低いことが理想です。しかし、かな入力配列においてシフトを使うことは避けられませんので、シフトキーが押しやすいことは重要です。

 新下駄配列では、シフトキーは文字キーの中にあります。これを利用して、シフトキーを「アルペジオ」で押す場面が多くなるようにします。

 アルペジオというのは、ここでは「片方の手で続けてキーを押す場合に、非常に押しやすい連接」という意味で使います(そのキーが同段であるかどうかは関係ないとします)。
 例えば、[K]→[J]と押す場合がアルペジオです。この連接は非常に速く、楽に、簡単に押すことができます。よく「左右交互打鍵は押しやすい」と言われますが、それよりも押しやすいと思います。
 このような連接を多く使うようになっている配列は、入力しやすい配列といえます。

 新下駄配列では、シフトキーが文字キーの中にありますので、このアルペジオを使ってシフトを押しやすくすることができます。
 例えば、まず[J]に「う」を配置します。そして、[K]を使って入力する文字に、次に「う」が来ることが多い文字を選びます(例えば「ほ」「しょ」)。こうすると右手側では[K]→[J]というアルペジオを使うことになり、シフト側の文字であっても楽に入力することができます。

 また、シフト側同士もアルペジオを活用します。例えば、「され」というのはとても多く出現する連なりです。そこで、「さ」を[SL]に、「れ」を[DK]に配置します。これで、「され」を入力するときは、左手側では[S]→[D]、右手側では[L]→[K]と入力することになります。つまり、両手ともアルペジオで入力しているわけです。

 このように、新下駄配列ではアルペジオを活用するようにします。これができるのは、文字キーがシフトキーの中にあり、シフトが同時打鍵であるという、新下駄配列のシフトシステムならではです。
 もちろん、シフトでもアルペジオを活用するようにします。

 ただし、アルペジオを活用するいうのは、左右交互打鍵を活用しないということではありません。あるキーに対してアルペジオになるキーは、せいぜい2~3キーです。あるキーに対して左右交互打鍵になるキーは15キー以上もあるのですから、数では比較になりません。アルペジオだけを活用して入力しやすい配列を作ることはできません。左右交互打鍵を活用することは依然として重要です。
 優先順位は、まずアルペジオの活用を考え、できなければ左右交互打鍵などの別の連接を考える、ということになります。

※過去の関連記事
「アルペジオは交互打鍵より強い」

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-11 22:26 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)
押しやすいキーはどれか?
新下駄配列作成記8

■新下駄配列の方針
 押しやすいキーはどれか?

 総打数を重視するといっても、ホームポジションから遠く離れた押しにくいキーばかりを使うのでは意味がありません。押しやすいキーを多く使うことが重要です。

 新下駄配列では、各キーの押しやすさは以下の図のように考えます。

×○○△△ ×△○○××
_○◎◎◎○ ○◎◎◎○△
_△△△○△ ○○△△×

※押しやすい順に
◎ > ○ > △ > ×

 厳密に考えるのではなく、だいたいの感じととらえてください。同じ印だから押しやすさが同じというわけではありません。
 新下駄配列は、より上位の印がついキーほど使用率が高くなるようにします。

 もう少し具体的に各キーの使いやすさを検討します。

●人差し指・中指・薬指のホームポジション([S][D][F][J][K][L])
 押しやすく、素早く押せ、ほかのキーとの連接も良い。このキーにはその文字の出現率を最優先して配置する文字を決める。単純に、出現率1~6位の文字を並べるのが理想。最低でも10位以上。最重要ポイント

●小指のホームポジション([A][;])
 各指のホームポジションのキーは押しやすいが、小指は、人差し指・中指・薬指と比べると押しやすさは劣る。またキーボードの構造上、小指はより外側のキー([Shift][Ctrl][:]など)も担当する必要があるので、使用率は抑えめにしたい。出現率10位程度の文字を配置する。

●人差し指の好所([G][V][H][N][M])
 人差し指は動かしやすい指なので多用するべき。しかし、人差し指は担当キーが多いので、単純に出現率が高い文字を配置していくと人差し指の同指異鍵(同じ指で連続して異なるキーを押すこと)が多くなってしまう。同指異鍵が多くならないように配慮しつつ、10位~20位程度の文字を配置したい。人差し指に出現率の高い文字を配置できるかどうかは、速く楽な配列実現への重要なポイントとなる。

●中指・薬指の上段([W][E][I][O])
 中指・薬指は長さがあるので、上段はかなり押しやすい。ホーム段から漏れた10位前後の文字を配置するイメージ。

●次に押すキーが押しにくいキー([R][T][B][U][,][.])
 人差し指はやや短いので、上段の[R]や[U]などを押すと手の動きが大きくなる。
 [B]は遠いので、これも手の動きが大きくなる。
 右手の中指・薬指の下段は、長い指が邪魔をして指の動きが大きくなる。
 いずれも、そのキーを押した次のキーが押しにくくなる場合が多い。しかしキー自体はそれほど押しにくくはなく、出現率が低い文字を割り当てるのはもったいない。
 出現率はある程度高く、しかし次に入力する文字は急いで入力する必要がない、という文字を配置したい。例えば句読点だ。

●左手の人差し指以外の下段([Z][X][C])
 やや押しにくいが、右手下段に比べると指を曲げる量が少なくて済むので、特別な押しにくさはない。出現率25位前後の、単打面に入るかどうかギリギリの文字を配置したい。

●僻地([Q][Y][P][@][/])
 これらのキーは単打の押しにくさもさることながら、ほかのキーとの連接が悪い場合が多い。いろいろな文字と均等に連なるような文字を配置すると、悪い連接がどこかで現れてしまう。連なる文字が特定の文字に偏っていて、その文字のキーとの連接だけは悪くない、という文字を配置するのが理想。

※過去の関連記事
「各キーの打ちやすさ」

■新下駄配列作成記 目次
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by koutarou_13 | 2011-02-10 22:27 | ●新下駄配列作成記 | Trackback | Comments(0)

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【ワープロ速記、口述筆記】
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【配列作成参考資料】
◆かなの出現頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける文字の出現頻度。
●文字頻度表
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●【ローマ字,仮名,親指】新JIS配列キーボード 165
●かな出現頻度調査
◆かなの連なり頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける 2-gram 頻度。
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●よろしければ配列について教えろ その2 248

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リンク集の最終更新日:2015/12/13

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