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もし新下駄配列が使えなくなったら?
 新下駄配列などのローマ字入力でもかな入力でもない配列を使う場合に心配することの一つに、「将来、OSやPCを使う環境などが変わったときに、その配列を使い続けることができるか」というものがあると思います。

 この問題に対する自分の考え方は、次のようなものです。

「新下駄配列を使えなくなったら、ローマ字入力を使えばいいじゃん」

 今でも自分のPC以外では、ローマ字入力を使用して何の不自由もなく使えています(新下駄配列より使いにくいとは思ってしまいますが)。
 新下駄配列に限らず、ローマ字入力でもかな入力でもない配列を使用している人は、自分のPC以外ではローマ字入力を使用しているという人が多いと思います。ローマ字入力はほかの配列と併用しても問題なく使えるようです。(そうできる理由については諸説あります。私見は「ローマ字入力はどの配列とも併用できる夢のような配列」を参照)
 仮に将来、新下駄配列が使えなくなっても、何も困ることはありません。ローマ字入力を使えばよいのです。

 そもそも、新下駄配列が使えなくなるという事態が訪れるかどうかが疑問です。

 ありがたいことに、日本語入力配列などを実装するソフトを作ってくださる方や、そのソフトの設定ファイルを作ってくださる方が多数おられます。その方々により、過去から現在に至るまで、新下駄配列などの配列を実装できる環境が整えられています。
 Windows XPからWindows Vistaに移行するときに、『窓使いの憂鬱』という強力なアプリケーションが開発終了する、ということがありました。
 しかし、自分が下駄配列時代から使用している『姫踊子草』はVistaでも使用できました。使えなくなった『窓使いの憂鬱』も、その後Vista、7に対応した『のどか』などの後継ソフトが誕生しました。
 また、『DvorakJ』『やまぶき』という、新下駄配列を含むさまざまな配列を実装できるソフトが登場しました。
 さらに、わたしはMacは使わないので詳しくは分からないのですが、『Mac OS X』でも『KeyRemap4MacBook』で新下駄配列を実装できるそうです。(『ただひた走る日記』「Macで下駄配列(2010/11/13 第3版) 」「懲りないねぇ・・・」
 新下駄配列を実装する環境は、下駄配列が完成した頃より向上していると言えます。

 PCを使う環境の方も、新下駄配列は個人的なPCでしか使用していないので、「職場で使えなくなる」などの心配はそもそもありません。個人的なPC以外での文章入力量が相対的に増えるということはあるかもしれませんが、個人的なPCでの文章入力の絶対量が大きく減るということは、たぶんないでしょう。

 そんな将来のことを心配するより、新下駄配列を使っていることで、今現在、日本語入力がしやすくなっているというメリットを享受している。このことの方が大切です。
 「新下駄配列を使うことで入力はしやすくなるかもしれないが、将来使えるかどうか心配だから、新下駄配列を使わない」という選択をしてしまうと、現在受けられるはずのメリットを受けられないことになります。

 仮に「将来は、確実に新下駄配列を使うことができなくなる」とか「新下駄配列を使えなくなるという事態を迎えると、PCで日本語入力することが著しく困難になる」というのなら、「新下駄配列が使えなくなったら困るから……」というのも分かります。
 しかし、実際は新下駄配列が使えなくなる公算が高いわけではないし、仮にそうなってもローマ字入力を使えば済むことです。
 自分は、将来起こるかどうか分からない・起こっても大したことがない事態を心配して現在受けることのできるメリットを手放すより、とにかくいま受けられるメリットを享受しておく方を取ります。その方が合理的な選択だと思うのです。
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# by koutarou_13 | 2010-12-04 23:48 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列作成の歩み
 下駄配列完成から新下駄配列が完成するまでの流れを、時間軸にそって整理してみました。

●2005年12月31日
 下駄配列完成
 同時に、新しい配列を作るとして、どういう事をしたら作れるようになるだろう、と考える。
 まず、ほかの配列を実際に自分で使ってみて、どういう配列が使いやすいのかを経験的に知ろう。これまで、かな入力、ローマ字入力、親指シフト(NICOLA)、月配列2-263式、月配列U8版は使ってみたけれど、もっと。
 あと、n-gramデータが必要。自分の入力した文章だけではなく、いろいろな文章を集めたものでn-gramデータを作りたい。

●2006年2月~7月ごろ
 飛鳥配列、けいならべ、星配列を使用してみる。
「kouyの配列放浪記」

●2006年6月~2007年4月ごろ
 n-gramデータを作るための文章を採取する。できたデータが、例の「100万字日本語かなn-gramデータ」です。

●2006年9月~2007年1月ごろ
 ローマ字入力だけを使い、ほかの配列をまったく使わない、というのをやってみる。
「高速入力に向いているのはロールオーバーできる配列?」)。

●2007年5月~7月ごろ
 n-gramデータもできたので配列作成に取りかかっても良さそうなものなのに、その前にけいならべの改良をしたくなったので、けいならべv2の作成・使用をする。
「再びけいならべ」

●2007年9月~12月ごろ
 今度こそ配列作成に入ろうと思っていたはずなのに、親指シフトキーボードを経験していないのが気になりだして、小梅配列にも興味があったので、小梅配列を富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVで使用してみる。
「親指シフトキーボードってどうよ?」

●2008年2月ごろ
 新配列作成に入る前に、下駄配列で『タイプウェル国語K』のタイムアタックをできるだけやってみる。総合成績XE。

●2008年4月ごろ
 もうやりたいことがなくなったので、今度こそ配列作成開始。
 どの程度のものができるか、配列の組み立てを開始する。(まだ実際に使用はしない)

●2008年6月ごろ
 下駄配列より良いものができるという感触を得たので、実際に使用しながら配列を組み立てる作業を開始する。

●2008年10~12月ごろ
 個人的な事情(パソコン故障ではない)により、配列作成を完全に中断。再開後もなかなかモチベーションが上がらず。一度中断するとねえ。

●2009年10月
 なんだかんだあって、自分の中ではかなり完成度高いと感じた配列が完成する。

●2010年1月1日
 配列を確定してから2か月以上経過して、『タイプウェル国語K』で下駄配列時代に迫る記録が出る。ただ、このまま頑張れば記録更新はできるだろうけど、ちょっと納得いかない気がしてくる。細かい部分ではなく根本的な部分で改良できないかと思い、もう一度だけ最初から配列を組み立て直してみよう、と元日に決める。どうでもいいけど、「究極の配列」を見たのはこのころ。

●2010年7月
 自分の中ではこれで完成と思う配列が完成する。改良した部分もあり、散々いじった揚げ句、2009年10月の配列まで戻ってしまった部分もあり。
 それと、実際に作り始めてからみても未公開のままずいぶん時間が過ぎてしまって、どういうきっかけで発表したものかと悩み始める。そう言えば、下駄の日に発表しようという案があったのだけど、もう過ぎたね……。

●2010年9月
 『タイプウェル国語K』で2009年10月の配列での記録を上回る記録が出る。
 このあたりで、『タイプウェル国語K』で下駄配列の記録を更新したら即発表しようと決める。

●2010年11月13日
 『タイプウェル国語K』で下駄配列の記録を更新。「タイピングスピードランキング|GANGAS - Type Well Fan」のタイプウェル国語Kランキングで、ハンドルネームと記録が更新されているのを確認して、新下駄配列を発表する



 ……とまあこんな流れです。
 整理してみて改めて思うのは、時間かかりすぎってことですね。前半の準備期間はまあいいけど、実際の配列作成に入ってからが長すぎます。習熟期間は必要だけど、具体的に配列を考える時間は気合いを入れてテキパキやればもっと短くて済むと思う。
 配列の方針さえ決まれば、大きな変更→使用のサイクルを3回、試用期間を2か月と考えて、半年あれば完成度が高く、かつオリジナリティがある配列ができると思います。
 ま、実際半年かけて作ったら、また変えたくなるかもしれないけどね(^_^;)
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# by koutarou_13 | 2010-12-03 01:33 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(1)
新下駄配列の難易度はどれくらい?
 新下駄配列は清濁分置を採用しています。例えば「か」と「が」の配置場所には、何の関連性もありません。
 清濁分置なので、新下駄配列は覚えるのが難しいのではないか……というのは、新下駄配列に興味がある方には気になるところだと思います。
 わたしの考えをいうと、濁音別置であることで、そうでない配列よりは難しいと思います。ただ、それほど大きな差ではないと思います。



 新しい配列で入力できるようになるために必要な要素は、主に二つに分けることができると思います。一つは、配列図自体を覚えること、もう一つは、ある文字を入力したいと思ったときに、そのキーに指がすぐに行くようになることです。

 自分の経験からは、以下のことが言えます。

 配列図自体の覚えやすさは、配列の単純さに大きく影響されます。
 五十音配列や単純な行段系配列なら、1回配列図を見ただけで覚えてしまえるような単純なものもあります。
 五十音順を離れてしまうと、配列は一気に複雑になります。それでも、清音と濁音を同じキーに置いたり、拗音を規則性を持たせたりすることは、複雑さの軽減に一定の効果があります。
 1動作=1文字に止まらず、入力できる文字種を増やしたり、よく使うフレーズを別に配置したりすると、複雑さはさらに上がります。

 そのキーに指がすぐに行くようになるかどうかは、配列の単純さとは関係ありません。どんな配列でも指がすぐにそこに行くようになるには、一定の練習が必要です。
 1回配列図を見ただけ覚えられるような単純な配列でも、あるいは配列図を完璧に暗記してから使い始めても、最初からすらすらと入力できるということはありません。

 実際にわたしが配列を習得した期間をみると、『タイプウェル国語K』で総合成績SJ(Professional)になるまで、清濁別置の飛鳥配列は2か月、清濁別置だが規則性はある程度ある星配列は1.5か月、行段がほぼ規則的に並んだけいならべでは1か月かかりました。



 というわけで新下駄配列の難易度ですが、濁音別置であることで、そうでない配列より配列図を覚えるのは難しくなります。とはいえ、濁音同置の配列と比べて著しく難しいということはないと思います。
 濁音は、出現率が低いといっても、本当になかなか出てこないと言えるのは「ぢ」と「づ」くらいです。他の濁音はある程度入力していれば出現します。普通に使っていれば習得できます。
 拗音は、かなり出現率が低いものも多数あります。しかし拗音の配置には規則性があります。拗音を別置することで、逆に拗音文字(“ゃゅょ”などのこと)を覚えなくて済むというメリットもあります。

 そして、どちらにせよそのキーにすぐに指が行くようになるという要素はどんな配列でも共通して必要なので、配列図が少し覚えにくいくらいでは難易度に大きな差はない、というのがわたしの考えです。
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# by koutarou_13 | 2010-12-02 00:10 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列の質問・意見に回答するコーナー
 Webサイト、ブログ、掲示板、Twitter等々で新下駄配列について言及して下さっている方々。ありがとうございます。
 ここで、自分が見聞きした新下駄配列に関する質問や意見に対する回答・自分の意見を書いてみたいと思います。

■新下駄配列の忘れにくさ?

 配列を“覚える”のが易しい、難しいというのはある程度あると思いますけど、普段使っている配列を、使いながら“忘れる”という事があるんですか?
 わたしはいったん下駄配列を習得したあと、4か月間まったく入力しなかった期間がありました。それでも下駄配列復帰直後に問題なく入力することができました。使っていない配列でもこれだけ覚えていられるのですから、普段使っている配列を、使いながら忘れるという事態が想像できません。一度習得した配列は、別の配列を覚えて記憶を上書きしない限り、そう簡単には忘れないと思います。
 「漢字直接入力のように覚える数が1000個も2000個もある」「五十音配列のようにすべて規則的な配列」ぐらい極端に覚える量が違うものならともかく、普通のかな入力配列なら“忘れにくさ”なんて変わらないと思います。

■打鍵と発声の関係?

 昔は違うことを書いたと思うけれど、新下駄配列を作るころには打鍵と発声の関係はどうでもいいかな、と思いました。

 打鍵と発音が一致するのが良いとすると、1動作で入力できる拍は1拍であるべきです。でも、1動作で2拍も3拍も入力できて、それが使いこなせるならそっちの方が良いように思えます。例えば、「そのように」や「ございます」を1動作で入力できるようにするなどです。
 ただし、そのような定義を増やすと、配列が複雑になって覚えるのが大変になるというデメリットがあります。

 というわけで、新下駄配列では、発声と打鍵の一致は何も考えませんでした。新下駄配列で拗音を1動作で入力できるのは、動作数・総打数削減になるなどの効果があるし、何よりこの程度なら覚える負担が少ないからです。

■n-gramデータは、下駄配列と新下駄配列は同じ物を使っている?

  「100万字日本語かなn-gramデータ」は下駄配列では使っていません。そもそも、あのデータを作り始めたのは、下駄配列完成後です。
 下駄配列の作成のときは自分で作ったものではなくて、Web上にあったデータを見ました。当時見たもので今も見られる物は、このブログの右の柱の一番下の方にある【配列作成参考資料】でリンクしています。

■“……”は入力できないの?

 “……”って普通変換しないと入力できない文字なので、それをかな入力配列に組み込むのは変だなあ、と思ったので配置しませんでした。
 ちなみに、個人的には親指記号入力で[変換]+[B]を“……”に割り当てています。
 とは言え、多くのソフトで“……”も実装できますね。新下駄配列では[S@][XI][XO]、[6]と何かの同時打鍵あたりは空いているので、そこにお好みの記号を割り当てるのもいいかもしれません。

■新下駄配列のどこがシンプル?

 確かに…………。
 多くのかな入力配列と比べると、まだ新下駄配列の方が複雑だというのは否定できない。

 ただ、シンプルと書いたときに「効率良く入力できることをめざしながらも、必要以上に習得が難しくならないようにしました。」とも書きました。シンプルというのは、もっと複雑にして効率を上げる配列も考えられるが、新下駄配列はそうではないという意味です。
 下駄配列は新下駄配列以上に複雑な配列でしたし。
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# by koutarou_13 | 2010-11-30 23:22 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
Macで新下駄配列を実装
 Mac OS Xで新下駄配列を実装できるそうです。

『pqrs.org』「KeyRemap4MacBook」
『ただひた走る日記』「Macで下駄配列(2010/11/13 第3版) 」
『ただひた走る日記』「懲りないねぇ・・・」

 自分はMacについてはまったくわからないので、説明はリンク先に丸投げということで……。

 新下駄配列、下駄配列を実装できる環境が広がるというのは、配列作者にとって本当に嬉しいことです。ありがとうございます。
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# by koutarou_13 | 2010-11-27 20:58 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列は、もう完成しています
 新下駄配列は、2010年11月13日に発表したもので、すでに完成しています。今後変更することはありません。

 新下駄配列の作成は、配列を実際に組み立て始めてから2年以上の期間を費やしました。データは十分見たし、試行錯誤も十分にしました。もう自分にできることはすべてやりました。

 もし今後何か変更した方がいいと感じても、それが本当に良い変更になるかどうか分かりません。
 キー入力がしにくいと感じる原因は、配列以外にもさまざまなものが考えられます。たまたま最近入力した文章に合っていなかっただけかもしれません。環境の変化、体調の変化などで入力のしやすさは変化するかもしれません。作成期間が長くなればなるほど、配列以外の原因が入り込む可能性も高くなります。
 それなら、十分にデータを見て、試行錯誤も十分にして、「これで完成した」と感じたときに配列を確定させてしまった方が、良い配列が完成する可能性が高いと思います。

 もし、今後自分が新しい配列を作るとしたら、新下駄配列よりも確実に良い配列を作る方法が分かって、しかもそれを実行できる環境が整ったときでしょう。そういう事態を迎えたら、新しい配列を作ることもまったく無いとは言い切れません。
 しかし、下駄配列完成のときにも似たようなことを書きましたが、そのときはそれを「少なくともすぐにやる気はありません」でした。今回は「もうやるつもりはありません」です。今の気持ちは、現在も将来も、もう新しい配列を作るつもりはありません。「そういう事態」を迎える可能性は、かなり低いと考えています。

 なお、これは“自分が”配列の変更をしないという話です。新下駄配列を使ってみて「こうした方が良いのではないか」と思いついた方がいましたら、新下駄配列を変更したものを使ったり発表したりするというのは、もちろん、大変結構なことだと思います。
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# by koutarou_13 | 2010-11-21 20:51 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列の小型画像(まじかるキーボード用)
 新下駄配列を練習するときに使うための、小型画像を作りました。
e0002687_23133663.gif

 小さめに作ったので、画面に表示しても邪魔になりにくいと思います。
 配列表は上から、単打面、中指シフト面、薬指シフト面、拗音面の順番。拗音面は、左側が中指上段シフト面、右側が薬指上段シフト面になっています。

 さらに、目的の文字を見つけやすくするため色分けしてみました。色の意味は以下の通り。

赤 :あ行~な行
黄色:は行~わ行・ん
青 :濁音
緑色:半濁音
灰色:上記以外
(“、。っー”など)

 ざっくり言うと五十音表の前の方の文字が出現率が高いので、単打面に赤が集まっている感じが出ていると思います。

 この画像を単に表示したり、印刷してディスプレイのそばに貼っておくのも良いでしょう。
 さらに、『まじかるキーボード』というソフトを使うと、次のように文字入力の場面になると画像が自動的に出現し、キャレットを追従するようになります。
e0002687_23103574.gif


 『まじかるキーボード』でこの画像を使用する場合は、sin-geta_magical.bmpとsin-geta_magical.keyを両方ダウンロードして、同じフォルダに置いて下さい。

●ダウンロード
sin-geta_magical.bmp(BMPファイル)
sin-geta_magical.key(『まじかるキーボード』用keyファイル)



 新しい配列を使い始めるときというのは、もうこれでもかというくらい入力できないものです。どこに何が配置されているのかを覚えるのも結構大変ですが、もっと大変なのは、その文字を入力したいと思ったときに、瞬時にそこに指が行くようになることです。
 こればかりは慣れていただくしかありません。

 自分はこれまで新しい配列を使うという経験を何回もしてきましたが、何度やっても最初は指が動きません。
 しかし、少し慣れてきてわずかでも速度が上がると、速度が上がったことで同じ時間で多く練習できることになり、さらに速度が上がり、さらに練習効率が良くなり、さらに速度が上がり……と加速度的に入力速度が上がっていきます。できるだけ早くこの状態に入れると楽です。
 この画像と『まじかるキーボード』は、そのための役に立つと思います。わたしは『まじかるキーボード』を使い始めたのが「新しい配列を使うという経験を何回もした」後だったので、もっと早くこのソフトを知っていればと悔しい思いをしました(^_^;) これから新しい配列を覚えられる方は、ぜひ活用して下さい。

※過去の関連記事
「まじかるキーボードで新配列をマスターしよう」
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# by koutarou_13 | 2010-11-19 22:55 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback(1) | Comments(2)
新下駄配列の作成に使用したかな出現数・連なりデータ
 新しく配列を作るにあたって、かなの出現数や連なりのデータが必要だと思いました。そのようなデータはWeb上でもいくつか見ることができますが、自分の希望と一致するものは見つかりませんでした。
 サンプルとなる文章は100万字は欲しいと思いましたし、すでに存在するデータは「教科書だけ」「新聞だけ」「2ちゃんねるの書き込みだけ」「自分の書いた文章だけ」など、かたよったサンプルから取ったデータのように見えました。そうではなく、「教科書も、新聞も、2ちゃんねるの書き込みも、個人的な文章も」というデータが欲しい。

 というわけで、1年弱の期間をかけて、文章を100万字採集しました。文体やジャンル書き手などができるだけ偏らないように心がけました。採集期間に1年弱かけたのは、短期間で一気に集めると、それはそれで採集する文章が偏りそうだからです。

 その採集した文集を、不必要な部分を削除して、漢字部分をかなに直して、解析しました。
 実際のデータの作成は『Kanji2na』と『morogram』を使用しました。

 そして完成したデータは、「100万字日本語かなn-gramデータ」ですでにアップしたとおりです。

 このデータの欠点は、漢字からかなへの逆変換を『Kanji2na』に頼っている点です。この逆変換は完璧ではないので、データにブレが生じてしまいます。しかもこのブレは、元となる文章量をいくら増やしても相殺されることがありません。

 そこで、新下駄配列作成には、小梅作者である141Fさんが作られた10万字サンプルも使用させていただきました。

「[61℃] 小梅配列<その先の親指シフト> 10万字サンプルについて」
「Weblog 61℃: 10万字サンプルにおける文字の出現頻度。」
「Weblog 61℃: 10万字サンプルにおける 2-gram 頻度。」

 このデータは、文体やジャンルは偏りが少なく、なにより逆変換作業を人の手で行っているので、逆変換ミスによるブレがありません。
 自分の作ったデータとともに、この10万字サンプルも使用します。



 そして、これらのデータを見やすいように加工した表を3つ作りましたので公開します。(すべて『Openoffice.org calc』で作ったファイルです)

【かな出現数データ】
e0002687_22462462.gif

 かなを出現数順に上から並べて色分けしたもの。拗音分を引いています。(よって、「し」「き」「ち」の出現数が少なめになっています)
 左から2番目のブロックは拗音・外来音などのみを集めて出現数順に並べたもの。
 ほかにもいくつかデータが入っていますが、詳しくはファイルの中に「説明」というシートがあるのでそれを見て下さい。

●ダウンロード
N-gram_1gram.ods


【かな連なりデータ】
e0002687_22465397.gif

 かなの2文字の連なり(いわゆる2gram)のデータ。
 「2gram」シートは、一番左のブロックは出現数順、左から2番目のブロックは1文字目でソート、左から3番目のブロックは2文字目でソートしています。
 「2gram順不同」シートは、1文字目と2文字目を区別していません。つまり「あい」に表示される数値は、2gramの「あい」と「いあ」の合計ということになります(「いあ」に表示される数値も同様)。

●ダウンロード
N-gram_2gram.ods


【かな連なりマトリクス】
e0002687_22465897.gif

 かな連なりデータの2文字を縦軸と横軸にとって、マトリクス表にしたものです。1文字目と2文字目は順不同です。よって、例えば「いう」と「うい」には同じ数値が表示されます。
 縦横のかなの並び順はかな出現数順。見やすくするため、極端に出現率が低い文字は入っていません。

 この表は、新下駄配列を作成する上でもっともよく見たデータです。全盛期はA4用紙1枚にプリントアウトしたものをいつも持ち歩いて、暇さえあれば見るという感じでした。

●ダウンロード
N-gram_2matrix.ods
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# by koutarou_13 | 2010-11-17 23:05 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列で1万字入力する場合の打鍵数
 新下駄配列でかなを1万字入力する場合の打鍵数分布図を作ってみました。「1万字のかなを入力する場合の打鍵数」で作ったkeycount.odsを使用しました。
e0002687_2154615.gif

 使用率が高いキーは、ホームポジションの人差し指・中指・薬指の6キー。特に[S][D][K][L]の4キーの使用率が最も高くなっています。
 人差し指のホームポジションの使用率は中指・薬指よりは低めになっています。しかし、人差し指は担当キー数が高いので、人差し指の使用率を合計すると中指・薬指と同じくらいになります。
 小指の使用率は、ほかの指に比べると総じて低めです。

 上段の使用率は、中指・薬指では高めですが、ほかの指では低めになっています。下段の使用率は、右手小指を除いてある程度高めのキーが並んでいるので、合計では、上段と下段の使用率は同じくらいになります。

 最上段にもかなが配置されていますが、使用率はどれもわずかな数となります。

 左手と右手の使用率のバランスは、新下駄配列では気にしていません。押しやすさに応じてキーを使い、アルペジオや左右交互打鍵を多く使うようにしました。結果的に、ほぼ50%ずつという数値になりました。

 右下に全体の打鍵数が表示されています。上が動作数(同時打鍵を1と数え上げる場合の打鍵数)。下が総打数(同時打鍵でも押したキーをすべて数え上げる打鍵数)です。動作数も総打数も少ないのが新下駄配列の特徴の一つです。

 なお、ほかの配列の打鍵数分布図は、「1万字のかなを入力する場合の打鍵数」にある程度あります。また、keycount.odsの中にこれ以外の打鍵数分布図も入っています。
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# by koutarou_13 | 2010-11-16 21:55 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)
新下駄配列と下駄配列の同じところと異なるところ
 新下駄配列下駄配列は別の配列です。しかし、“下駄配列”という名称が共通していることからも想像できるとおり、同じところもあります。
 すでに下駄配列を知っている方にとっては、新下駄配列と下駄配列を比較した方が、新下駄配列の特徴が分かりやすいかもしれません。
 そこで、新下駄配列と下駄配列を比較して、同じところ、異なるところを列挙してみます。



【新下駄配列と下駄配列の同じところ】

●シフトは文字キー同時打鍵
 下駄配列の最大の特徴。もちろん新下駄配列でも引き継ぎます。
 同時に押すキーは最大2つです。3キー以上同時に押す定義はありません。
 また、連続シフトを使用することは想定していません。

●使うキーの範囲は3段
 使うキーの範囲は、アルファベットが配置されている3段を使います。最上段(数字キーが配置されている段のこと)はホームポジションから遠くて押しにくいので、基本的に使いません。
 また、親指担当キーは使いません。
(ただし、新下駄配列では最上段を少しだけ使います。)

●濁音・半濁音を1動作で入力できる
 シフトは文字キー同時打鍵ですので、もちろん濁音・半濁音も同時打鍵の1動作で入力することができます。

●拗音を1動作で入力できる
 下駄配列の大きなメリットだった拗音シフト。新下駄配列でもほぼすべての拗音(「きゃ」「きゅ」「きょ」など)と主な外来音(「てぃ」「ふぁ」など)は1動作で入力できます。

●シフトキーは中指ホーム、薬指ホーム
 下駄配列も新下駄配列も、左右の中指・薬指ホームの[S][D][K][L]の4キーをシフトと見立てた配列になっています。



【新下駄配列と下駄配列の異なるところ】

●配列はオリジナル
 下駄配列は新JIS配列月配列2-263式月配列U8版を元にしていました。
 しかし、これらの配列は文字キー同時打鍵の配列として考えられたわけではないので、文字キー同時打鍵配列としては最適ではない部分がありました。
 新下駄配列は元になる配列はありません。文字キー同時打鍵配列として最適になるように、一から設計して作った配列です。

●[U]の使用率を下げた
 [U]は、下駄配列では「ん」というトップクラスの頻出文字が配置されていました。しかし、[U]はそこまで押しやすいキーとは思えないので、新下駄配列では使用率を下げました。
 ほかに、[/]は、下駄配列では特別扱いはしていませんでした(結果的に使用率はあまり高くありませんでしたが)が、新下駄配列では特に打ちにくいキーという扱いにしました。
 また、[Q][Y][P][@]は、特に打ちにくいキーという扱いは下駄配列も新下駄配列も共通です。ただし、新下駄配列では、下駄配列よりは使用率が高くなっています。

●清音と濁音は別のキーに配置(清濁別置)
 下駄配列では、濁音は、その清音と同じキーの薬指シフトに配置するというルールにほぼ従っていました(清濁同置)。
 しかし、これは覚えやすいなどのメリットはあるものの、すべての文字をできるだけ入力しやすいように配置するには、支障をきたすルールです。
 新下駄配列では清濁同置のルールは採用しません。清音と濁音は別々のキーに置きます。濁音が単打面に置かれることもあります。
 これにより、一部の出現率の高い濁音を単打で入力できるなど、さまざまなメリットが生じます。

●シフトとなるキーを6キーに整理
 下駄配列でシフト扱いにするキーは、左右の中指・薬指ホームの4キーに加え、拗音などで小指や人差し指も含む計13キーもあり、やや複雑な配列となっていました。
 新下駄配列では、シフトとなるキーを中指・薬指の6キーに整理し、すっきりとした配列にしました。

●拗音は右手シフトの2キーに統一
 下駄配列での拗音の配置場所は、ほかの文字を配置したあとの、空いているところを利用していました。このため、左右の6キーを拗音シフトとして使用するという、統一感に欠けた配置になっていました。
 新下駄配列では、拗音をシンプルにまとめるため、配置場所を最初に確保しました。その結果、シフトは右手上段の2キーにほぼまとまりました。これによって覚えやすくなったのはもちろん、拗音の運指が統一され入力しやすさもアップしました。

●同手同時押しは廃止
 下駄配列では[D]と[F]の同時押しなどに文字(記号)を配置していました。
 しかし、これは[D]→[F]と順番に押すつもりだったのに、ロールオーバーして(=[D]を離す前に[F]を押し下げて)[D]と[F]の同時押しと判定されてしまう可能性がある、という弊害がありました。
 新下駄配列では異なる指を使うキーの同手同時押しは廃止しました。新下駄配列では同じ手の中でロールオーバーしても、入力ミスとなることはありません。

●最上段もほんの少しだけ使う
 新下駄配列では、最上段も少しだけ使います。
 具体的には、拗音文字(“ゃゅょ”などのこと)や出現率が非常に低い拗音、一部記号を最上段に配置しました。
 新下駄配列では、拗音文字を単独で入力する機会はまれです。まったく入力できないのは困りますが、押しやすい場所に配置する必要はありません。最上段に配置しても十分です。
 これにより、入力できる文字の数を減らすことなく、重要度の高い文字を、より入力しやすい場所に配置することができます。

●[BackSpace]を正式採用
 下駄配列でも[:]に[BackSpace]を配置することは想定していました。しかし、[BackSpace]という機能キーの位置を、文字キーの配列で定義するのはおかしいのでは?という認識があったので、下駄配列として正式に採用はしませんでした。
 しかし、[BackSpace]の位置は文字入力のしやすさにとても大きく影響します。誤打を簡単に修正できるので、ミスを恐れることなくどんどんキーを押せ、結果的に配列に早く慣れることができるという効果もあると思います。
 そこで、新下駄配列では正式に[BackSpace]は[:]の位置に置くことにしました。
 もちろん、別の押しやすい場所に[BackSpace]を配置しているなら、そのままの位置で使用していただいても結構です。しかし、[BackSpace]をもとの位置のままで使っているのなら、ぜひ[BackSpace]を[:]の位置にして新下駄配列を使用してください。

※過去の関連記事
「下駄配列で手を付けなかったこと:その1」
「下駄配列で手を付けなかったこと:その2」
「下駄配列で手を付けなかったこと:その3」
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# by koutarou_13 | 2010-11-15 00:35 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback | Comments(0)

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●100万字日本語かなn-gramデータ
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