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新下駄配列を作りました
 下駄配列に変わる新しい配列を作りました。
e0002687_21532611.gif

 下駄配列に変わる配列を作りたいという気持ちは、かなり前から、それこそ下駄配列を完成させた次の瞬間からありました。
 まず、下駄配列をさらに使い込んだり、下駄配列以外の配列を使ったり、データを集めたりして、良い配列が作れるように準備をしました。
 実際に配列の作成を始めたのは2008年6月ごろです(もうそんな前になるか……)。データを見て配列を考えたり、実際に使ってみたりしながら、下駄配列に変わる新しい配列を少しずつ作っていました。

 途中、完全に配列作成を中断する期間があったり、いったんリセットして一から作り直したりして、これが最善型と思える配列が完成したのが2010年7月。最終確認のために使用していたところ、先日、『タイプウェル国語K』下駄配列で出した記録を上回ることができました。
 そこで、これを機会に発表しようと思います。

 配列の名称は、下駄配列の特徴を受け継ぎながらも、新たに練り直した配列ということで、「新下駄配列」とします。

■新下駄配列
e0002687_21472117.gif

【主要部】

〔単打〕
ーには、ち ぐばこがひげ
のとかんっ くういしなBS
すまきるつ てたで。ぶ

〔中指シフト〕
ファごふフィフェ ウィぱよみウェウォ
ほじれもゆ へあ■■え
づぞぼむフォ せねべぷヴ

〔薬指シフト〕
ぢめけティティ シェぺどやシェ□
をさおりず びら■■そ
ぜざぎろぬ わだぴぽチェ

※[TL]は「ディ」
※[SP]は「ジェ」

【拗音】

〔[I]と同時押し〕
ひゅしゅしょきゅちゅ
ひょ■■■■きょちょ
ひゃ□□しゃきゃちゃ

〔[O]と同時押し〕
りゅじゅじょぎゅにゅ
りょ■■■■ぎょにょ
りゃ□□じゃぎゃにゃ

【同手同時押し】
[RF]・[RG]・ [HU]/
[FG]「」   [HJ]()
[FV]![FB]! [NJ]?

※[FG]と[HJ]は、「かっこを入力して、確定して、カーソルをかっこの間に移動させる」までを行います。

【最上段の中指・薬指シフト】
  [1] [2] [3] [4] [5] [6]   [7] [8] [9] [0] [-]
[K] ぁ ぃ ぅ ぇ ぉ □□[D] , 「 」 ; @
[L] ゃ みゃみゅみょ ゎ □□[S] . ( ) : *
[I] ゅ びゃびゅびょ□□□□
[O] ょ ぴゃぴゅぴょ□□□□

※2015/06/01追記 [5][L]が設定無しになっていたのを「ゎ」に訂正しました。

 新下駄配列の特徴や作成過程などは、これからぼちぼち書いていこうと思います。

■設定ファイルダウンロード
『姫踊子草』用設定ファイル
sin-geta.hmo_kana

『DvorakJ』用設定ファイル
sin-geta.txt
(2010/12/22 改行コードがLFになっていたので、CR+LFに修正)

『やまぶきR』用設定ファイル
sin-geta.yab
sin-geta_t.yab ※タイピングゲーム(かな入力)用

『のどか』用設定ファイル
Sin-Geta.nodoka
Sin-Geta_t.nodoka(タイピングゲーム用(かな入力用))
Sin-Geta_tr.nodoka(タイピングゲーム用(ローマ字入力用))
※『のどか』用の設定ファイルについては次のページも見て下さい。
「のどかで新下駄配列を実装」
「のどかを使って新下駄配列でタイピングゲームをプレイする」

※Macでは『Karabiner』(旧『KeyRemap4MacBook』)で実装できるそうです。
「Karabiner - OS X用のソフトウェア」

■新下駄配列練習テキスト
1 13日間新下駄配列マスターコース
「13日間新下駄配列マスターコース 第1日(スロースタート)|お泊まり恋愛詩」
「13日間新下駄配列マスターコースをやってみた」

2 3時間新下駄配列速習教材
「3時間新下駄配列速習教材|お泊まり恋愛詩」
「3時間新下駄配列速習教材 | 【無料で練習】マイタイピング」※ブラウザ上で3時間新下駄配列速習教材をタイピングできます。
「TypeLighterで3時間新下駄配列速習教材を打ってみよう」

■新下駄配列動画
「新下駄配列で3時間新下駄配列速習教材をタイピング - ニコニコ動画」

■新下駄配列小型画像
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sin-geta_magical.bmp(BMPファイル)
sin-geta_magical.key(『まじかるキーボード』用keyファイル)
※『まじかるキーボード』については「新下駄配列の小型画像(まじかるキーボード用)」を見て下さい。
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by koutarou_13 | 2010-11-13 21:58 | ●新下駄配列あれこれ | Trackback(3) | Comments(19)
ATOK 2009+姫踊子草で確定アンドゥを実現する
「Phase16b 「普通のキーボード」の終着点 - Wisteria::Diary」
「確定と同時に IME off になるので確定アンドゥができない」という問題は、確定アンドゥの代わりに「アンドゥ → IME on → 確定リピート → 全変換取消 → 変換」というシーケンスを送ることで解決した。

 そんな手があったのかー!!!

 ……と言うわけで、『のどか』『窓使いの憂鬱』でも同じ)を使った小ネタ。
 『ATOK 2009』+『姫踊子草』で確定アンドゥを実現します。

 『ATOK 2009』+『姫踊子草』の環境だと、なぜか確定アンドゥがうまく機能しないという問題がありました(VistaでもXPでもそうなった。2007では大丈夫だったのに……)。
 『姫踊子草』が機能している状態で『ATOK 2009』の確定アンドゥを実行すると、確定された文字が残ったまま、いま確定した文字が変換中になってしまいます。

e0002687_2157664.gif
 上図は、[Enter]を押して確定したところ。ここで[Ctrl]+[BackSpace](確定アンドゥ)を押すと……。

e0002687_21571727.gif
 こうなってしまう。

e0002687_21572359.gif
 本当はこうなるはず。

 そこで、確定アンドゥを使わないで、確定アンドゥと同等の動作を実現することにします。
 「アンドゥ→確定リピート→変換取り消し→変換」
とすれば、確定アンドゥをしたのと同じ結果を得ることができます。

 つまり、アンドゥ([Ctrl]+[Z])でいま確定した文字をいったん取り消し、確定リピート([Ctrl]+[F8])で取り消した文字を変換中文字として再生させる。確定リピートで再生した変換中文字は必ず1文節なので、再生した変換中文字をさらに変換取り消し([BackSpace])で未変換文字に戻し、再び変換([Space])する。これで文節構造も再生できる、というわけ。
 いやー、手はあるものですね。

 実装は『のどか』を使います。設定はこんな感じ。

# ◆確定アンドゥの代替
key IL-~IC-C-BackSpace= C-Z C-F8 BackSpace Space

 IL-をつけたのでIME ON時のみ実行する。いらないかもしれないけど、どうせIME ONのときにしか使わないので。

 ~ICをつけたので、変換中(IMEで何か入力している途中)は実行しない。『ATOK』のキーカスタマイズで、[Ctrl]+[BackSpace]に「全文字削除」を割り当てているので。これで、『ATOK』で何か入力している状態なら「全文字削除」、何も入力していない状態なら「確定アンドゥ(代替)」になってくれます。
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by koutarou_13 | 2009-05-11 22:27 | ●のどかor窓使いの憂鬱な生活 | Trackback | Comments(8)
姫踊子草+のどか(窓使いの憂鬱)の問題解決
 このブログでも何回か触れていますが、『姫踊子草』が機能している状態で『のどか』『窓使いの憂鬱』でも)の&Syncを実行すると一時的に固まる、という問題がありました。

 しかし、このほど『姫踊子草』がバージョンアップされ、この問題が解決されたようです。

「2008年12月16日:姫踊子草版1.1200号の公開について」

 わたしも早速試してみました。『姫踊子草』の最新版をインストールして、「のどか」用スキャンコードの欄に0x7Eと入力。
 すると、&Syncを実行しても固まらないようになりました。やった!

 &Syncが使えないと、少し複雑な動作をするように設定した場合にスムーズに動かないなど挙動が怪しくなることがあったので、助かります。

 改良版を出してくださった鈴見咲様、この問題の解決に尽力してくださったapplet様、本当にありがとうございました。
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by koutarou_13 | 2008-12-21 21:12 | ●のどかor窓使いの憂鬱な生活 | Trackback | Comments(0)
あのキーカスタマイズソフトはVistaで使えるか?
 「新しいパソコン買ったよ」の続き。
 Vistaでの、キーカスタマイズソフトの挙動について、俺の試してみた範囲で。



■KeySwap for XP

 レジストリ書き換えタイプのキーカスタマイズソフト。
 『窓使いの憂鬱』はVistaには対応していないことになっているし、『のどか』はシェアウェア。しかしキーカスタマイズはすぐにしたい! というわけで、とりあえずこれを入れてみました。
 「for XP」という名前が激しく不安ですが、理論上は問題ないはず……。

 結果。問題なく使えました。よかった。

 ただし、起動方法に注意。右クリックして「管理者として実行」で起動しないと使えません。普通に立ち上げても一見正常に動いているように見えるので、ちょっと気をつける必要があります。



■姫踊子草

 同時打鍵や連続シフトなどを実装でき、IMEの状態別(英数入力かひらがな入力か)のカスタマイズもできる、幅広いキー入力入れ替えソフト。
 これが動かないと下駄配列的にはかなり厳しいことになるんですが……。

 結果。無事動きました。やった!

 ただし、『Internet Explorer』を立ち上げたときに、「CreateFileMappingに失敗しました(InitializeGlobalPasskeyInfo)。」と表示されて(姫踊子草を一時停止にしても表示されます)、IE上では姫踊子草が無効になります(ローマ字入力などはできます)。
e0002687_22283574.gif

 IE上で無効なだけで、ほかのアプリ上では『姫踊子草』は正常に機能しました(IEは開いたままでも)。また、保護モードを無効にすればIE上でも機能しましたし、『Firefox』の拡張機能「IE Tab」でIEのレンダリングエンジンで表示しても機能しました。

 まあ、俺的には『Firefox』使うんで問題ないです。(『Internet Explorer 7』にアップデートされたあたりから『Firefox』に乗り換えました)

 なお、『繭姫』は試していません。(今までも『繭姫』は使っていない)



■菱

 かな入力を入れ替えるソフト。月配列やローマ字入力拡張系や行段系配列を実装できるソフトとしておなじみ。
 あまり使い込んではいないけれど、ちょっと試したところでは正常に機能しているようです。ただし、例によって「『Internet Explorer』+保護モード」では無効です。困ったものですね。



■のどか

 非常に広範囲にわたるカスタマイズができるキーカスタマイズソフト『窓使いの憂鬱』のVista対応版。
 『窓使いの憂鬱』もある程度Vistaで使えるという話もありますが、試すのはやめておいて、Vista対応をうたっている『のどか』をレジストします。

※参考:『「のどか」 Q&Aページ』「窓使いの憂鬱」「Vista対応パッチ」「のどか」の比較表

 『窓使いの憂鬱』から『のどか』へ移行する方法については、『「窓使いの憂鬱」から「のどか」への移行について』に書かれているのでその通りにやるだけです。
 とりあえず、自分のやったことを書きます。

1.『窓使いの憂鬱』設定ファイルの拡張子“.mayu”を“.nodoka”に書き換える。
2.『窓使いの憂鬱』設定ファイルの中を検索して、“.mayu”を“.nodoka”に置換する。
3.『窓使いの憂鬱』設定ファイルの中を検索して、“&MayuDialog”を“&NodokaDialog”に置換する。ついでに、“&HelpMessage(mayu, "再読込 OK")”とかの“mayu”の部分を“nodoka”に置換する。
 1から3は、要するにmayuと書かれた部分をすべてnodokaに置き換えれば話が早かったかもしれない……。
4.今まで「検索プラグインsearchit」を使っていたので、その『のどか』版である
検索プラグイン「searchit.dll」を拾ってきてPluginsフォルダにつっこむ。

 これで動きました。今までの『窓使いの憂鬱』の操作性そのもの。まったく問題なし。
 なお、『姫踊子草』が機能している状態で&Syncを実行すると一時的に固まるのは相変わらずでした。

 『のどか』には、『窓使いの憂鬱』には無かった機能が早くも追加されているようです。というわけで、さっそくこんな設定を加えてみました。

key M1-*F1= &IconColor(1)
key M1-*F2= &IconColor(2)
key M1-*F3= &IconColor(3)
key M1-*F4= &IconColor(4)
key M1-*F5= &IconColor(5)
key M1-*F6= &IconColor(6)
key M1-*F7= &IconColor(7)
key M1-*F8= &IconColor(0)

 『のどか』には&IconColorというFUNCTIONが追加されています。これで『のどか』のタスクトレイのアイコンの色をいつでも自由自在に変えることができる。
 …………………………これ、こういうことをする機能じゃないような。

※参考:『通知領域のアイコンの色変更 - applet@Hatena』



 つまり……Vistaになっても俺的には何も問題なかったですな。



※追記 2008/12/01
 『姫踊子草』が機能している状態で『のどか』の&Syncを実行すると一時的に固まる現象について、『のどか』作者の見解を頂きました。

『「姫踊子草」と「のどか」 - applet@Hatena』

 「こちらでは、どうにも打つ手がなさそう。」だそうです。残念。まあしょうがない。

※追記 2008/12/21
 『姫踊子草』のバージョンアップにより、解決しました。
「姫踊子草+のどか(窓使いの憂鬱)の問題解決」



■Vista導入記
「新しいパソコン買ったよ」
「あのキーカスタマイズソフトはVistaで使えるか?」
「ATOKの設定をもう一度」
「Vistaを買ってからやったこと」
「Vistaになって変わったこと」
「Vistaでできなくなったこと」
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by koutarou_13 | 2008-11-29 22:37 | ●のどかor窓使いの憂鬱な生活 | Trackback | Comments(4)
タイプ数カウンターを使ってみた
 ここのところ、『タイプ数カウンター』というフリーソフトで、自分のキータイプ数をカウントしていました。
 調査期間中に行った作業は、文章作成とWebサイト閲覧が主です。カーソルキーを使うゲームなどをすると一気にカーソルキーのタイプ数が上がるので、そういうのはしないようにしました。
 結果は以下の通り。
e0002687_22141844.gif
※すべてのキーの結果:type_count.csv 
『ListView to CSV』で作成)

 ……カーソルキーが1位、2位、4位ですか。そんなことになるだろうと思っていました。わたしの場合、とにかく文章の修正に異様に時間がかかるので……。実際に書くより、修正にかけている時間の方が圧倒的に長いと思う。文章は「推敲百回」をモットーとしてますから(^_^;)

 他の上位は、[Enter]、[Space]、[BackSpace]、[Ctrl]。おおむね予想通り。[BackSpace]はもっと多いかと思ったけど。

 ただし、わたしの場合、『姫踊子草』『窓使いの憂鬱』と、キーカスタマイズソフトを2つも使っているので、実際に押したキー以外がカウントされることがかなりあるようです。しかも、その法則がよくわからない。
 まず、『窓使いの憂鬱』で入れ替えたキーは、入れ替え後のキーでカウントされます。
 さらに、かな入力の状態で文字キーを押すと、入力したかなのローマ字綴りのキーがカウントされます。たとえば、[S]を押すと(下駄配列では「か」が入力される)、[K]が1、[A]が1カウントされます。[S]はカウントされません。
 しかし、かな入力状態でも押したキー自身もカウントされることがあったり、すべてのキーが1打鍵につき2カウントされることもあったりして、かなり謎です。

 数字を見るにあたって、機能キー同士の比較は信頼していいと思います。実際の打鍵より多くカウントされるとしても、だいたい同じ割合で多くカウントされると思うので。
 文字キーと機能キーの比較は、あまり信用できないと思います。
 また、文字キー同士の比較は、ローマ字入力でよく使われるキーが実際の打鍵よりかなり多くカウントされますから、ほとんど意味が無いです。



 いろいろな人のデータを見た方が面白いと思うので、『タイプ数カウンター』で数えた打鍵数を公開しているページのリンク集を作っていました。リンクの下に書かれているキー名は、そのリンク先の打鍵数ベスト3です。みなさんそれぞれの理由でさまざまなキーの打鍵数が多くなっています。

 はっきりしたことは覚えていないのですが、このソフトは、バージョンアップでカウントできるキーが増えたり、キー別グラフが付いたり、バグが直ったりして、発表当初よりかなり改良された印象があります。
 発表当初にこのソフトを一度使って満足のいく調査結果が得られなかったという方は、もう一度試してみるのもいいのではないでしょうか。

●『とりあえずなんですけどね』「フリーソフトの「タイプ数カウンター」が地味におもしろい」
2008/05/29 [↓] [Enter] [↑]

●『夏のおすすめ』2008年05月27日
2008/05/27 [Enter] [A] [Space]

●『わなびざうるす』「タイプ数カウンター」
2008/04/25 [Enter] [Space] [BackSpace]

●『にゃにゃにゃ』「 Tool タイプ数カウンター」
2008/04/16 [D] [W] [A]

●『かえでのWebログ』「キーボードのキー別使用頻度」
2008/03/10 [Shift] [BackSpace] [Enter]

●『_| ̄|○⇒_|\○_⇒_/\○_⇒____○_』「マウスとかキーボードって以外と頑張ってるんだぬ。」
2008/02/26 [Enter] [Space] [A]

●『ガジェットWatch』「「タイプ数カウンター」1年経過(サマリ)」
2008/01/28 [Ctrl] [Enter] [Space]

●『Z Surfer's Blog』「タイプ数カウンター」
2007/12/26 [X] [V] [Z]

●『ブッチギリビリ』「タイプ数カウンター」
2007/12/17 [A] [BackSpace] [Enter]

●『メモ帳日記』「タイプ数カウンター ver 1.1」
2007/07/22 その他 [Ctrl] [BackSpace]

●『タネの実』「タイプ数カウンター」
2007/05/28 [A] [Enter] [I]

●『what i had today』(2006-12-05)
2006/12/05 [Enter] [Alt] [Space]

●『unknownplace.org』2006/07/07
2006/07/07 [Ctrl] [Enter] [N]

●『YAGITCHE』「タイプ数カウンター」
2006/06/25 [→] [Enter] その他

●『Ceekz Logs』「タイプ数カウンター」
2006/05/28 [Enter] [A] [S]
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by koutarou_13 | 2008-06-22 22:31 | ●のどかor窓使いの憂鬱な生活 | Trackback | Comments(0)
文字キーをシフト専用にすればいいじゃん
 すでに何回か書いたとおり、下駄配列は単打面をロールオーバーで打つことができません。例えば、[D]→[K]と押すつもりで、[D]を押し下げて、[D]を離す前に[K]を押すと、[D]と[K]が同時に押されたと判定されてミスタイプとなります。
 「この現象が起こるから文字キー同時打鍵はダメだ」と思っている方も多いかもしれません。しかし、これは文字キー同時打鍵の問題ではありません。このような現象は下駄配列のシステムだから起こるのであって、文字キー同時打鍵であってもこの現象が起こらない配列を作ることはできます。

 シフトキーは、シフト専用のキーにすれば良いのです。
 下駄配列では、シフトに使うキーも単打で文字入力に使っています。そのため、単打のつもりで押したときに、キーを押すのが早すぎたりキーを離すのが遅れたりすると、意図しないシフトが掛かってしまう可能性があります。
 そこで、シフトに使うキーはシフト専用キーにします。こうすれば、シフトキーを押すのはシフトを掛けようとするときだけになりますから、単打で押すつもりのときにシフトが掛かるという事態はあり得ません。
 これなら同時打鍵でも、単打面はロールオーバーをかけながらどんどん打っていくことができます。

 そもそも、小指シフトにしろ親指シフトにしろ、シフトキーには文字は置かないのが普通です。中指シフトというのはシフトキーを中指に設置するという考え方なのだから、同じ考えでいけば、中指キーには文字を配置しないというのは、むしろ自然な考え方のように思います。

 というわけで、文字キーのいくつかを、シフト専用キーにするという配列が考えられるわけです。これを「シフト専用文字キー同時打鍵システム」と呼ぶことにします(長いです……。もっと良い呼び名を思いついたらそっちを使って下さい……)。
 自分が文字キー同時打鍵配列(=下駄配列)を使い始めた当初は、「ロールオーバーで打てない」というデメリットはほとんど理解していなかったし、理解してからもデメリットよりメリットの方が大きいと思ったのでこの方面で配列を作ることはありませんでした。が、「NICOLAと同じ同時打鍵で、シフトを親指ではなくて中指に持ってくる」という発想でいけば、こちらの方が本道かも?



 とりあえず、「シフト専用文字キー同時打鍵システム」を実際に使える配列を作ってみました。一から自作するのは大変なので、基本的に既存の配列をまるまる使うことにします。
 「シフト専用文字キー同時打鍵システム」だと、シフトにするキーの単打面には文字を置けません。この条件は中指シフト系の配列とまったく同じです。したがって、中指シフト系の配列なら比較的無理なくこのシステムに当てはめることができます
 ただし、中指シフト系の配列はシフト面は全面使えるのですが、このシステムだとシフト面も減ります。だから中指シフト系の配列をそのまま当てはめると、どうしてもあふれてしまう文字が出てきます。これには同手同時押しに文字を配置して補うことにします。
 シフトの単打には文字は配置しませんが、シフト同士の同時押しには配置しても問題ないでしょう。

 ここでは、月配列2-263式を元に配列を作ってみました。
 まず、元の月配列2-263式がこちら。

【月配列2-263式】
〔単打〕
そこしてょ つんいのりち
_はか☆とた くう★゛きれ
_すけになさ っる、。゜・

〔中指シフト〕
ぁひほふめ ぬえみやぇ「
_ぃをらあよ まおもわゆ」
_ぅへせゅゃ むろねーぉ〓

 これを、できるだけ触らないで同時打鍵化するということにします。
 せっかくの同時打鍵なのだから、濁音と半濁音は同時押し1動作で入力できるようにしたいところです。そうすると2シフトではどう考えてもキーが足りないので、シフトを1つ増やします。
 それでもまだキー数が足りないので、同手同時押しも使うことにします。
 濁音はできるだけ清濁同置で置きますが、完全に同置にするのは無理なので、あまりこだわらないことにします。

 完成した配列がこちら。

【月配列2-263式を同時打鍵化】
〔単打〕
そこしてょ つんいのりち
_はか☆とた くう★◎きれ
_すけになさ っる、。ぼ・

〔中指シフト〕
ぁひほふめ ぬえみやぇ「
_ぃを〓あよ まおもわゆ」
_ぅへせゅゃ むろねーぉ〓

〔薬指シフト〕
ぞごじでぶ
_ばが〓どだ
_ずげぜびざ

〔同手同時押し〕
[SD]=ら [DF]=づ [DG]=ぷ [DV]=べ
[HK]=ぢ [JK]=ぐ [KL]=ぎ [KN]=「ぽ」 [KM]=ぴ
[JL]=ぱ [LN]=「ヴ」 [LM]=ぺ

2008/03/15追加
[KN]=「ぽ」、[LN]=「ヴ」を追加しました。

 単打と中指シフトは月配列2-263式とほとんど同じです。異なるのは、「ら」が無い、濁点の代わりに薬指シフト、半濁点の代わりに「ぽ」が入っている、の3点です。
 薬指シフトは全部濁音で、「ぶ」「び」をのぞけば清濁同置です。
 あとは残った文字を同手同時押しに入れるだけ。一応、よく使うものほど打ちやすく、前後の運指も良いように、とは考えましたが、元の配列を崩さない方を優先したので限界がありました。まあ、「ら」以外は低頻度文字ばかりだからそれほど問題ないはず。

 この配列の設定ファイルを『姫踊子草』で作ってみました。

【月配列2-263式の同時打鍵化:『姫踊子草』用設定ファイル】
●ダウンロード:tuki_douji.hmo_kana

 自分では実際に実用的に打てる段階までは使っていないけれど、月配列2-263式と大体同じなのだから配列上は悪いはずはない……と思う。

 ここでは月配列2-263式を元にして配列を作りましたが、他の配列を元にすることもできるでしょう。入らない部分は同手同時押しで補うことにすれば、だいたい何とかなるはずです。
 シフトキーを増やすほど単打面が減りますが、中指シフト系でも月配列U8版星配列叢雲配列などはシフトに4キー使っているので、このシステムでもシフトは4キーしてもいいかもしれません。4シフトの中指シフト系配列なら、月配列2-263式よりも無理なくこのシステムに当てはめることができます。



 この「シフト専用文字キー同時打鍵システム」の長所は、文字キーの外にシフトキーを持たない配列でありながら同時打鍵であること、したがって動作数が少ないこと(NICOLA並み)、となります。下駄配列のシステムと比べた場合の長所は、もちろん、単打面をロールオーバーで打てることです。
 その代わり、下駄配列では存在した間接的なメリットがほとんど無くなります。下駄配列では単打面は全面使えましたが、このシステムではシフトを配置する分単打面で打てる文字が減ります。したがって、拗音シフトを完全に配置するのは厳しいです。すると、「ゃ」「ゅ」「ょ」の配置にも配慮する必要がある……などということになります。(このシステムでも、頻出拗音だけは配置して「ゃ」「ゅ」「ょ」はシフト側に回すという手はあるかもしれませんが)

 「シフト専用文字キー同時打鍵システム」を使用する最大の問題点は、このシステムを採用した配列が存在しないため、このシステムを使おうとすると必然的に配列道に足を突っ込むはめになることでしょう……。
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by koutarou_13 | 2008-03-12 22:39 | ●下駄配列で万事快調 | Trackback | Comments(1)
小梅配列は「素直な配列」
 前回のからの続きです。

 今回親指シフトキーボードを使ってみるにあたって、使用する配列は小梅配列にしました。今回はその小梅配列についての話です。

『親指シフト日本語配列 小梅』
『Weblog 61℃』oyayubiカテゴリ



 まず、小梅配列をどのように使ったのかについて。

 今回使用したバージョンは1.3.0 beta21です。(現在は、1.3.0 版が完成しています)
 使用する範囲は、右端列を除く上中下段の三段のみとし、小指シフトは設定しませんでした。また、[:]は入力モードに関係なく必ず[BackSpace]となるようにしました。
 かなの部分は1.3.0 beta21をそのまま使いました。かな部分も少し変更しようかと思ったんですが(例えば「,」「.」はほとんど使わないから別のかなを突っ込む、とか)、一つ変更しようとすると別の場所に影響が出て、それを改善しようとするとまた別の場所が……ということの繰り返しになって収拾がつかなくなってきたのでやめました。

 親指キーとして使うキー次の通りです。
・東プレ Realforce 108UHの場合
 [親指左]:[スペース]
 [親指右]:[変換]を[Enter]に置き換え
 右手一列シフト使用。
・富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVの場合
 [親指左]:[親指左](実体は[無変換])を[スペース]に置き換え
 [親指右]:[親指右](実体は[変換])を[Enter]に置き換え

 いずれの場合も、[親指左]は[スペース]と兼用、[親指右]は[Enter]と兼用します。親指キーはできれば専用キーとしたいのですが、親指で使用できる機能を減らしたくないことと、今までとの互換性を考えて併用にしました。
 ただ、[親指左]と[スペース]はまだしも、[親指右]と[Enter]を併用するのはちょっと厳しいです。実際には入力ミスはそれほど無いのだけど、入力ミスした時に[Enter]が入ってしまうとなると、気持ちが慎重になってしまってよくない。それと、入力してみたら実はIMEがOFFだった、なんてときにいきなり[Enter]が押されたことになるのが痛い……。
 今回は試用ということでこのままで通しましたが、本格的に常用するならこの部分は変更すると思います。

 小梅配列の実装は、『姫踊子草』を使いました。
 「同時打鍵打鍵判定として認められる最大ずれ時間」の設定は「文字入力が決まるまで」、つまり無限大にしました。
 思うんですが、同時打鍵にタイマーって必要ですか? 2つのキーを押すタイミングがどんなにずれていようが、とにかく同時に押し下げてられている瞬間があれば同時打鍵、でいいじゃないですか。
 とりあえず、今回小梅配列を使用している間、この設定で不都合はありませんでした。

 試用は一月半ほど、自宅での入力はすべて小梅配列を使いました。速度を確認するために『タイプウェル国語K』もやりました。記録は以下の通り。今までの経験上、タイプウェルでProfessional(総合レベルSJ以上)になると、入力上のストレスというものは無くなります。
e0002687_20721.gif



 小梅配列を使ってみて思ったことを書きます。

 小梅配列の特徴の一つに、シフト率が低いことがあります。私はいままでいろいろな日本語入力配列を試してみましたが、シフトを伴うよりシフトなしの方が打ちやすいのはすべての配列で共通していました。小指シフトだろうが親指シフトだろうが中指シフトだろうが、同時打鍵だろうが前置きシフト(プレフィックスシフト)だろうが、東プレだろうが、親指シフトキーボードだろうが、それは変わりません。一番スムーズに入力できるのはシフトなしの部分です。スムーズに打てる部分を多くするには、シフト率が低くするのが一番です
 楽に打てるという点でも、シフト率が低いことは得です。キーを押す動作は疲れます。タイピングでの疲労というものは、結局のところ、キーを押す事によって起こるものだと思います。となれば、トータルで打つキーの数が少なければ少ないほど疲れにくいということになります。

 もちろん、シフト率を低めるためには何をしてもよいということではありません。単打(=シフトなし)でも使いにくいキーはあります。シフト率が低い方が良いといっても、使用頻度の高い文字から順番に単打側に文字を配置すればいいというものではありません。
 この点、小梅配列は、そのキーの使いやすさと、そのキーの使用頻度のバランスがうまく取られています
 例えば、[Y]はホームポジションからかなり遠い打ちにくいキーです。小梅配列ではこのキーに「・」という使用頻度の低い記号が割り当てられています。
 また、[U][T][B]はホームポジションからある程度遠いものの、特に打ちにくいというほどでもないという微妙なキーです。小梅配列ではここに「お」「そ」「ゃ」という、出現数では単打側に割り当てるほどではないけれど、無造作にシフト側に押し込めるほどではないという、微妙な文字が配置されていいます。この配置は絶妙だと思います。
 
 小梅配列では、左右対称の位置キーを続けて押すことが多いと感じます。例えば、「かい」「した」「こと」「にな」「され」「ゃっ」が左右対称の位置に配置されています(1.3.0 版では「ろう」も)。
 左右交互打鍵は打ちやすいということはよく言われますが、一口に左右交互打鍵と言っても、とても打ちやすい交互打鍵そうでもない交互打鍵があります。このような左右対称の位置の交互打鍵は、とても打ちやすいものです。
 左右対称でなくても、同じ段の交互打鍵も比較的打ちやすい交互打鍵です。小書きのかな「ゅ」「ょ」が左手下段で、それの次に出現することが圧倒期に多い「う」が右手下段なので、拗音の入力がスムーズにできます。
(左右対称配置は、作者としては「必ずしも狙って配置しているわけではありませんが」意識していないわけではなさそうです。『Weblog 61℃』「左右対称な打鍵は気持ちいい。」



 小梅配列の感想を一言で表すと、「素直な配列」となります。
 小梅配列はあまり極端なことはしていません。シフトのシステムは、NICOLAで長年の実績がある親指シフトをそのまま使っています。親指キーの位置は、通常のキーボードで使うことを前提としつつ、親指シフトキーボードに近い位置が想定されています。濁音は清音と同じキーのクロスシフトという理解しやすいルールもあります。かなの配置も、打ちやすいキー、動かしやすい指を多く使うように、打ちにくくなるにしたがって次第に使用頻度が少なくなるなだらかな配置になっています。
 親指シフト、清濁同置、シフト率の低さ、なだらかな配置。これらは、使用する人や環境、入力する文章の偏りの影響あまり受けない要素です。
 小梅配列は、クセが少なく、誰が使ってもどんな場合でもそのメリットを享受しやすい、親指シフト配列の新しいスタンダード配列として使える配列だと思います。

★親指シフトキーボード体験記
1.親指シフトキーボードってどうよ?
2.富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVってこんなキーボード
3.親指シフトキーボードは東プレより上だ!
4.小梅配列は「素直な配列」
5.理想の親指シフトキーボードとは?
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by koutarou_13 | 2007-11-11 23:07 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(1)
かっこのまとめ打ちキーを設置
 最近試しているキーカスタマイズの話。

 私の場合、かっこ類を打つときに、“()”というように、かっこの次に閉じかっこも続けて打って、のちにカーソルを一つ戻してかっこの中を入力する、というクセがあります。
 冷静に考えると、かっこを入力した後にカーソル移動をしなければいけないので(さらに、かっこの中を入力した後にカーソルをかっこの外に出さないといけない)、手数は逆に増えてしまうのだけど、つい打ってしまう。

 それで、どうせまとめて打つのなら、一回の操作でかっこと閉じかっこをまとめて入力できるようにすればいいんじゃないか? そして、ついでにカーソルを一つ前に戻して、かっこの間にカーソルが入れる。これなら普通にかっこを打つ場合よりも手数も減らすことができる。
 実装は『姫踊子草』でも『窓使いの憂鬱』でもできるけれど、文字キー同時打鍵派の私としては、当然同時打鍵1動作でできるようにするべきだよねー、と言うわけで『姫踊子草』で実装することにする。(一応、下駄配列の一部として採り入れるという形になります)

 その設定ファイルの部分は次の通り。

'◆かっこのまとめ打ち
{gh}◇「」EG
{ru}{ry}{tu}{ty}◇[]EG$[]EG$[]EG$[]EG
{vm}{vn}{bm}{bn}◇()EG$()EG$()EG$()EG
'※◇をタブに変換してください


 かっこを入力して、確定して、カーソルをかっこの間に移動する。これを同時打鍵1動作で行います。
 かっこのまとめ打ちに使うキーは、左右の人差し指で、
{[R]か[T]}と{[Y]か[U]}の同時押しで“[]”
[G]と[H]の同時押しで“「」”
{[V]か[B]}と{[N]か[M]}の同時押しで“()”
を入力します。
 要するに人差し指を両方、上に動かせば“[]”、横に動かせば“「」”、下に動かせば“()”ということです。

 この設定では、かっこを入力した後、変換確定することにしています。
 確定しないで、カーソルをかっこの中に移動するだけにする手もありますが(こうすると、かっこの中を確定したときに、カーソルがかっこの外に出てくれる)、次のような問題点があります。
1.かっこ内でいったん確定した後、さらにかっこ内で入力したい場合にカーソルを戻さないといけなくなる。
2.変換するときに、かっこ自身が変換されてしまう可能性がある(これは、普通にかっこを入力するときもそうだけど)
3.句読点などを入力したときに自動的に変換する機能が働かない。
 と言うわけで、かっこを確定した方が使いやすい。

 これでしばらく使っているのだけど、感触は悪くない。このまま定着しそうです。
 普通にかっこや閉じかっこを単独で入力することもあるので、かっこのまとめ打ちキーは、普通のかっことは別に配置するのが良いと思います。
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by koutarou_13 | 2007-03-15 21:50 | ●のどかor窓使いの憂鬱な生活 | Trackback | Comments(3)
速いことはいいことだ。他に何があると言うんだ
kouyの配列放浪記18:まとめ2

 配列の良さを説明するのに使う言葉には、いろいろなものがあります。例えば、覚えやすいことであったり、手が疲れにくいことであったり、思考に負担がかからないことであったり、速く打てることであったりします。
 最近は「速く打てること」があまり重視されない傾向があるようです。確かに自分の頭で考えながら文章を入力するときは、タイピングの速度はそれほど必要ではないですし、速さというのは配列の善し悪しよりも個人の能力、熟練による差が大きいので、意外と客観的な比較が難しいという問題もあります。

 しかし、私は配列の良さを説明するのに、もっと速度のことを前面に出していいのではないか、と思います。
 というのは、ここのところ3つの配列を一からやっていたわけですが、それぞれの配列を練習していて、「実用上問題なく使えると感じた時点」と「『タイプウェル国語K』で総合レベルProfessionalに達した時点」と「『タイプウェルFT』の新聞の社説打ちでTWレベルでBが出せるようになった時点」は、ほぼ一致したからです。速度が出ない間は思い通り打てなくて苦しいと感じ、速度が上がってくると楽になり、実用上の問題もなくなります。
 今回やってみた3つの配列だけなく、今までやっていた配列でも、速く打てることと楽に打てることが食い違っていた記憶はありません

 「速く打てること」と「楽に打てること」は、そんなに性質の違うものなのでしょうか。
 「手が疲れない」「思考に負担がかからない」と言いますが、そうだとしたら「手が疲れないから速く打てる」「思考に負担がかからないから速く打てる」と言うように、すべて速度に反映されるのではないでしょうか。
 もし「疲れないが速く打てない」としたら、同じ時間の比較では疲れないかもしれませんが、その分入力作業に時間がかかるわけですから、トータルでは結局疲れるのではないでしょうか。「疲れるが速く打てる」としたら、短時間なら速く打てるかもしれませんが、途中から疲れて速度が落ちるので、結局速く打てないのではないでしょうか。
 「速く打てるから楽に打てる」「楽に打てるから速く打てる」というように、速く打てることと楽に打てることは相関する関係にあると思います。「速く打てるが楽に打てない」、「楽に打てるが速く打てない」という事態は、私には想像できないし、実際体験したことがないのです。



 しかし、QWERTYローマ字入力やJISかな入力で信じられないほど速く入力できる人が実際にいます。
 例えば、以下のページではQWERTYローマ字入力やJISかな入力で超高速打鍵している姿を動画で見ることができます

『1101丁目』「タイピング動画集」
『ぽぷら&NET』「Movie」
『Gamer's Summit』「タイピング動画」

 速く打てることがいい配列なのだとすると、上記の画像のような人がいるのだからQWERTYローマ字入力やJISかな入力が一番いい配列なのか?、と言う疑問が出てきます。
 もちろん、そうではありません。なぜなら重要なのは“自分が”速く打てることだからです。どこかの指先の器用な人が速く打てることは重要ではありません。
 上記の動画を見て、これを自分でもできると思いますか? 私にはとても無理です。無理だと思うなら、その速度は自分のトップスピードを計る材料としてはあまり参考にはなりません。

 私としては、マイナー配列普及の面からも、マイナー配列使用者にはもっとタイピングソフトのランキングに参加するなど、もっと速さのことに言及してほしいと思います。現在マイナー配列を使うような方は文字入力量がある程度多いでしょうから、練習すれば相当のタイムが出せる方は多いと思うんですよ。
 それに、宣伝文句として「楽に打てます」というと、嘘ではないでしょうが、やったことのない人にはどういう事なのかさっぱりイメージが湧かないと思うのです。楽に打てるというのはあまりに抽象的です。意地悪く見ると「速度では負けるから、比較しようのない抽象的な表現に逃げたんだろう」とも取れます。
 それなら、「速度はこのくらい出ます」と具体的に数字を出した上で、「しかも、楽に打てます」と言った方が、はるかに説得力があるのではないでしょうか。そして、速度という具体的な数字について、多くの実例があれば、より説得力は増します。

 と言うわけで、マイナー配列使用者の方、タイピングランキングに参加してみませんか? トップには届かなくてもいいじゃないですか。トップのタイムなんて誰もが出せるものではないことは、誰でも分かってもらえるでしょう。むしろ、そこそこのタイムを出せる人が大勢いると分かる方が、その配列に対する安心感が得られるのではないでしょうか。



 問題は、マイナー配列でタイピングソフトをプレイすることが難しい場合が多いことです。(JISかな配列でさえプレイできないものもあるし)
 とりあえず、『姫踊子草』を使えばどんな配列でも『タイプウェル国語K』は完璧にプレイできます。『菱』で実装できる配列ならば、『菱』を使って『タイプウェル国語K』をプレイすることもできます。『窓使いの憂鬱』などのキーカスタマイズソフトで設定する方法もあります。
 あと、ランキングはありませんが、『タイプウェルFT』はIME変換込みの文字列が判定の対象となりますから、どんな配列でもそのままプレイできるはずです。
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by koutarou_13 | 2006-08-30 02:16 | ●その他の日本語入力配列の話 | Trackback | Comments(9)
菱で1打鍵目が見えるけいならべ
kouyの配列放浪記5:けいならべ4

 配列を作ったら、それを実際に使えるようにしないといけない。
 けいならべの実装は、最初は今までどおり『姫踊子草』を使っていたのだけど、使っているうちにちょっと気になることが出てきました。

 [子音]→[母音]と入力するときに、ローマ字入力と違って[子音]を押した時点では何も表示されないのです。
 例えば、1打鍵目の子音の入力の段階でミスをして、それを訂正しようとする場合。
 この時点ではまだ画面には何も表示されていません。母音を入力すれば画面に文字が表示されるので、それを[BackSpace]で消すという方法もありますが、せっかく子音の打鍵の時点でミスに気がついたのだから、直接修正したいもの。
 子音のみを入力した時点でも[BackSpace]を押せば子音の入力のみが取り消されるので、それで機能的には問題ないのだけど、この時画面に何も表示されていない状態で[BackSpace]を押すことになるので、[BackSpace]を押しても見た目は何の反応もなく、少々手応えに欠け、きちんと入力されたかどうか不安になってしまいます。
 1打鍵ごとに画面に変化があって、[BackSpace]を押すと一つ前に入力した文字が消えるいう方がピンと来るし、入力されたかどうかもはっきり分かっていいなあ、と。

 そこで、『菱』で設定ファイルを作ってこれを実現することにしました。やり方は単純で、1打鍵目で何でもいいから文字を入力させ、2打鍵目でBackSpaceを入力させて最初に入力した文字を消す、と同時に目的の文字を入力するというもの。
 1打鍵目で入力させる文字は、キーを打鍵したということさえ分かれば良く、どのキーを押したか分かるということまでは求めていません。したがって、ローマ字にはこだわりません(そもそも『菱』はアルファベットを使えないし)。使用頻度が低くて見た目があまり目立たない記号を使うことにしました。具体的には、清音は「’」、濁音は「”」を入れています。
(『菱』だと「ゎ」が設定できないけど、まあいいや)

 結局、けいならべはずっとこの設定ファイルでやりましたが、なかなか感触が良くて気に入っています。

 ただ、一つ問題が。『タイプウェル』をこの設定ファイルでやるとミスだらけになってしまうのです(1文字ごとにミスしてるのと同じだからねえ)。とてもまともにプレイできない。
 と言うわけで、『タイプウェル国語K』をやるときだけは『姫踊子草』を使うことにしました。
 『タイプウェルFT』の方は、「修正」がとんでもなく悪い成績になりますが、それさえ気にしなければ『菱』で特に問題はないので、普段通り『菱』でタイピングすることにしました。

 最後に、それぞれの設定ファイルをアップしておきます。

・けいならべ『姫踊子草』用設定ファイル:KeiNarabe.hmo_kana
・けいならべ『菱』用設定ファイル:keinarabe.hh
・けいならべ『菱』用設定ファイル_1打鍵目が見える版:keinarabe'.hh

■けいならべ
設定ファイル:「菱で1打鍵目が見えるけいならべ」
解説:「けいならべの特徴」
配列説明:「けいならべって何だ?」
作成動機:「いきなり新配列誕生!?」
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by koutarou_13 | 2006-07-18 21:30 | ●行段系配列けいならべ | Trackback(1) | Comments(0)

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【キーボード配列】
◆総合紹介ページ
●いろいろなカナ入力配列
●QWERTYだけじゃない。 キーボード配列と日本語入力法 - NAVER まとめ

〔親指シフト系〕
◆NICOLA(親指シフト)
●NICOLA 日本語入力コンソーシアム
●親指シフトウォッチ

〔新JIS、中指シフト系〕
◆新JIS配列
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◆月配列系
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〔ローマ字入力拡張系、行段系、Dvorak系〕
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〔漢字直接入力系〕
●漢直ノート 出張版

【配列変更ソフト・キーカスタマイズソフトなど】
●キー入力入れ替えソフト姫踊子草情報頁
●DvorakJ
●やまぶき作ってます
●「のどか」のページ (『窓使いの憂鬱』の派生ソフト)(初心者向けガイド:繭使いの憂鬱
●『KeySwap for XP』(愛とゆりの部屋)
●『Change Key』(窓の杜ライブラリ)
●Karabiner
(Macのキーカスタマイズソフト)
●『まじかるキーボード』(arakisoftware)※配列図を表示するソフト

【キーカスタマイズ】
●俺的キーカスタマイズまとめ (当ブログ記事)
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【タイピング】
●GANGAS(『タイプウェル』シリーズ)
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●シャドールーム
●GROW LAND:タイピング講座
●新聞コラム・社説を打とう

【キーボード】
●ShopU - 親指シフトキーボード
●東プレ株式会社 - キーボード(Realforce)
●富士通専門店ACCESS
●猫のキーボードルーム:キーボード個別面談
●親指シフトの小部屋:親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード

【ワープロ速記、口述筆記】
●テープ起こし・音声起こしの総合情報サイトokoso
●新ワープロ速記法《Internet Archive》
●パソコン要約筆記鷹の爪。

【配列作成参考資料】
◆かなの出現頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける文字の出現頻度。
●文字頻度表
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●【ローマ字,仮名,親指】新JIS配列キーボード 165
●かな出現頻度調査
◆かなの連なり頻度
●100万字日本語かなn-gramデータ
●10万字サンプルにおける 2-gram 頻度。
●文字や文字の連なりの出現頻度調査結果
●よろしければ配列について教えろ その2 248

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