Shiftを押しながら文字キーを押すと何が入力される?
その方が使いやすいと思うのです。
※1 このブログでは、“[Shift]”と表記した場合は、通常のシフトキー(文字キー下段の両端にある普通は小指で押すシフトキー)のことを指すことにしています。
下駄配列を実装する際は、なんらかのキー配列変更ソフトを使用します。文字キーを押した際に何が入力されるかは、配列変更ソフトの設定次第です。
[Shift]を押しながら文字キーを押した際に何が入力されるかも、キー配列変更ソフトの設定次第です。
ここで、[Shift]を押した際に何が入力されるかをキー配列変更ソフトで設定しない、ということができます。この場合は、[Shift]を押した際に入力される文字は、IMEの設定がそのまま使われることになります。
(キー配列変更ソフト次第ですが、『姫踊子草』、『DvorakJ』、『やまぶき』、『のどか』(『窓使いの憂鬱』)いずれでもそうなります)
つまり、IMEの設定がかな入力の場合はかなが、そしてIMEの設定がローマ字入力の場合はアルファベットが入力されます。
これを利用すれば、IMEの設定をローマ字入力にしておけば、IMEの入力モードを英数モードにすることなく[Shift]を押すだけでアルファベットの入力をすることができます。
アルファベットを入力するだけなら、キー配列変更ソフトの方で[Shift]を押したときに入力される文字を設定するという方法もあります。その方が、ローマ字入力の[Shift]と異なる文字を設定することもできるので便利だ、と思うかもしれません。
しかし、ローマ字入力の[Shift]でアルファベットを入力すると、キー配列変更ソフトではできないことができます。
まず、入力されるアルファベットを全角にするか半角にするかを、IMEの設定により変更することができます。
また、[Shift]を押して1文字アルファベットを入力すると、以降は[Shift]を離してもアルファベットを入力することができます。
よって、下駄配列では[Shift]を押した際に入力される文字は設定していません。そして、IMEをローマ字入力にして、[Shift]を押しながら文字キーを押すとアルファベットが入力されることを想定しています。
ちなみに、以上のことは下駄配列に限りません。[Shift]を押したときに入力される文字を設定していない配列なら、何にでも当てはまると思います(たとえば親指シフト(NICOLA)や月配列など)。
※過去の関連記事:「下駄配列は[Shift]+[文字キー]で英数が打てます」