新下駄配列の質問・意見に回答するコーナー
ここで、自分が見聞きした新下駄配列に関する質問や意見に対する回答・自分の意見を書いてみたいと思います。
■新下駄配列の忘れにくさ?
配列を“覚える”のが易しい、難しいというのはある程度あると思いますけど、普段使っている配列を、使いながら“忘れる”という事があるんですか?
わたしはいったん下駄配列を習得したあと、4か月間まったく入力しなかった期間がありました。それでも下駄配列復帰直後に問題なく入力することができました。使っていない配列でもこれだけ覚えていられるのですから、普段使っている配列を、使いながら忘れるという事態が想像できません。一度習得した配列は、別の配列を覚えて記憶を上書きしない限り、そう簡単には忘れないと思います。
「漢字直接入力のように覚える数が1000個も2000個もある」「五十音配列のようにすべて規則的な配列」ぐらい極端に覚える量が違うものならともかく、普通のかな入力配列なら“忘れにくさ”なんて変わらないと思います。
■打鍵と発声の関係?
昔は違うことを書いたと思うけれど、新下駄配列を作るころには打鍵と発声の関係はどうでもいいかな、と思いました。
打鍵と発音が一致するのが良いとすると、1動作で入力できる拍は1拍であるべきです。でも、1動作で2拍も3拍も入力できて、それが使いこなせるならそっちの方が良いように思えます。例えば、「そのように」や「ございます」を1動作で入力できるようにするなどです。
ただし、そのような定義を増やすと、配列が複雑になって覚えるのが大変になるというデメリットがあります。
というわけで、新下駄配列では、発声と打鍵の一致は何も考えませんでした。新下駄配列で拗音を1動作で入力できるのは、動作数・総打数削減になるなどの効果があるし、何よりこの程度なら覚える負担が少ないからです。
■n-gramデータは、下駄配列と新下駄配列は同じ物を使っている?
「100万字日本語かなn-gramデータ」は下駄配列では使っていません。そもそも、あのデータを作り始めたのは、下駄配列完成後です。
下駄配列の作成のときは自分で作ったものではなくて、Web上にあったデータを見ました。当時見たもので今も見られる物は、このブログの右の柱の一番下の方にある【配列作成参考資料】でリンクしています。
■“……”は入力できないの?
“……”って普通変換しないと入力できない文字なので、それをかな入力配列に組み込むのは変だなあ、と思ったので配置しませんでした。
ちなみに、個人的には親指記号入力で[変換]+[B]を“……”に割り当てています。
とは言え、多くのソフトで“……”も実装できますね。新下駄配列では[S@][XI][XO]、[6]と何かの同時打鍵あたりは空いているので、そこにお好みの記号を割り当てるのもいいかもしれません。
■新下駄配列のどこがシンプル?
確かに…………。
多くのかな入力配列と比べると、まだ新下駄配列の方が複雑だというのは否定できない。
ただ、シンプルと書いたときに「効率良く入力できることをめざしながらも、必要以上に習得が難しくならないようにしました。」とも書きました。シンプルというのは、もっと複雑にして効率を上げる配列も考えられるが、新下駄配列はそうではないという意味です。
下駄配列は新下駄配列以上に複雑な配列でしたし。

