新下駄配列作成の歩み
●2005年12月31日
下駄配列完成。
同時に、新しい配列を作るとして、どういう事をしたら作れるようになるだろう、と考える。
まず、ほかの配列を実際に自分で使ってみて、どういう配列が使いやすいのかを経験的に知ろう。これまで、かな入力、ローマ字入力、親指シフト(NICOLA)、月配列2-263式、月配列U8版は使ってみたけれど、もっと。
あと、n-gramデータが必要。自分の入力した文章だけではなく、いろいろな文章を集めたものでn-gramデータを作りたい。
●2006年2月~7月ごろ
飛鳥配列、けいならべ、星配列を使用してみる。
(「kouyの配列放浪記」)
●2006年6月~2007年4月ごろ
n-gramデータを作るための文章を採取する。できたデータが、例の「100万字日本語かなn-gramデータ」です。
●2006年9月~2007年1月ごろ
ローマ字入力だけを使い、ほかの配列をまったく使わない、というのをやってみる。
(「高速入力に向いているのはロールオーバーできる配列?」)。
●2007年5月~7月ごろ
n-gramデータもできたので配列作成に取りかかっても良さそうなものなのに、その前にけいならべの改良をしたくなったので、けいならべv2の作成・使用をする。
(「再びけいならべ」)
●2007年9月~12月ごろ
今度こそ配列作成に入ろうと思っていたはずなのに、親指シフトキーボードを経験していないのが気になりだして、小梅配列にも興味があったので、小梅配列を富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EVで使用してみる。
(「親指シフトキーボードってどうよ?」)
●2008年2月ごろ
新配列作成に入る前に、下駄配列で『タイプウェル国語K』のタイムアタックをできるだけやってみる。総合成績XE。
●2008年4月ごろ
もうやりたいことがなくなったので、今度こそ配列作成開始。
どの程度のものができるか、配列の組み立てを開始する。(まだ実際に使用はしない)
●2008年6月ごろ
下駄配列より良いものができるという感触を得たので、実際に使用しながら配列を組み立てる作業を開始する。
●2008年10~12月ごろ
個人的な事情(パソコン故障ではない)により、配列作成を完全に中断。再開後もなかなかモチベーションが上がらず。一度中断するとねえ。
●2009年10月
なんだかんだあって、自分の中ではかなり完成度高いと感じた配列が完成する。
●2010年1月1日
配列を確定してから2か月以上経過して、『タイプウェル国語K』で下駄配列時代に迫る記録が出る。ただ、このまま頑張れば記録更新はできるだろうけど、ちょっと納得いかない気がしてくる。細かい部分ではなく根本的な部分で改良できないかと思い、もう一度だけ最初から配列を組み立て直してみよう、と元日に決める。どうでもいいけど、「究極の配列」を見たのはこのころ。
●2010年7月
自分の中ではこれで完成と思う配列が完成する。改良した部分もあり、散々いじった揚げ句、2009年10月の配列まで戻ってしまった部分もあり。
それと、実際に作り始めてからみても未公開のままずいぶん時間が過ぎてしまって、どういうきっかけで発表したものかと悩み始める。そう言えば、下駄の日に発表しようという案があったのだけど、もう過ぎたね……。
●2010年9月
『タイプウェル国語K』で2009年10月の配列での記録を上回る記録が出る。
このあたりで、『タイプウェル国語K』で下駄配列の記録を更新したら即発表しようと決める。
●2010年11月13日
『タイプウェル国語K』で下駄配列の記録を更新。「タイピングスピードランキング|GANGAS - Type Well Fan」のタイプウェル国語Kランキングで、ハンドルネームと記録が更新されているのを確認して、新下駄配列を発表する。
……とまあこんな流れです。
整理してみて改めて思うのは、時間かかりすぎってことですね。前半の準備期間はまあいいけど、実際の配列作成に入ってからが長すぎます。習熟期間は必要だけど、具体的に配列を考える時間は気合いを入れてテキパキやればもっと短くて済むと思う。
配列の方針さえ決まれば、大きな変更→使用のサイクルを3回、試用期間を2か月と考えて、半年あれば完成度が高く、かつオリジナリティがある配列ができると思います。
ま、実際半年かけて作ったら、また変えたくなるかもしれないけどね(^_^;)