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ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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もし新下駄配列が使えなくなったら?

 新下駄配列などのローマ字入力でもかな入力でもない配列を使う場合に心配することの一つに、「将来、OSやPCを使う環境などが変わったときに、その配列を使い続けることができるか」というものがあると思います。

 この問題に対する自分の考え方は、次のようなものです。

「新下駄配列を使えなくなったら、ローマ字入力を使えばいいじゃん」

 今でも自分のPC以外では、ローマ字入力を使用して何の不自由もなく使えています(新下駄配列より使いにくいとは思ってしまいますが)。
 新下駄配列に限らず、ローマ字入力でもかな入力でもない配列を使用している人は、自分のPC以外ではローマ字入力を使用しているという人が多いと思います。ローマ字入力はほかの配列と併用しても問題なく使えるようです。(そうできる理由については諸説あります。私見は「ローマ字入力はどの配列とも併用できる夢のような配列」を参照)
 仮に将来、新下駄配列が使えなくなっても、何も困ることはありません。ローマ字入力を使えばよいのです。

 そもそも、新下駄配列が使えなくなるという事態が訪れるかどうかが疑問です。

 ありがたいことに、日本語入力配列などを実装するソフトを作ってくださる方や、そのソフトの設定ファイルを作ってくださる方が多数おられます。その方々により、過去から現在に至るまで、新下駄配列などの配列を実装できる環境が整えられています。
 Windows XPからWindows Vistaに移行するときに、『窓使いの憂鬱』という強力なアプリケーションが開発終了する、ということがありました。
 しかし、自分が下駄配列時代から使用している『姫踊子草』はVistaでも使用できました。使えなくなった『窓使いの憂鬱』も、その後Vista、7に対応した『のどか』などの後継ソフトが誕生しました。
 また、『DvorakJ』『やまぶき』という、新下駄配列を含むさまざまな配列を実装できるソフトが登場しました。
 さらに、わたしはMacは使わないので詳しくは分からないのですが、『Mac OS X』でも『KeyRemap4MacBook』で新下駄配列を実装できるそうです。(『ただひた走る日記』「Macで下駄配列(2010/11/13 第3版) 」「懲りないねぇ・・・」
 新下駄配列を実装する環境は、下駄配列が完成した頃より向上していると言えます。

 PCを使う環境の方も、新下駄配列は個人的なPCでしか使用していないので、「職場で使えなくなる」などの心配はそもそもありません。個人的なPC以外での文章入力量が相対的に増えるということはあるかもしれませんが、個人的なPCでの文章入力の絶対量が大きく減るということは、たぶんないでしょう。

 そんな将来のことを心配するより、新下駄配列を使っていることで、今現在、日本語入力がしやすくなっているというメリットを享受している。このことの方が大切です。
 「新下駄配列を使うことで入力はしやすくなるかもしれないが、将来使えるかどうか心配だから、新下駄配列を使わない」という選択をしてしまうと、現在受けられるはずのメリットを受けられないことになります。

 仮に「将来は、確実に新下駄配列を使うことができなくなる」とか「新下駄配列を使えなくなるという事態を迎えると、PCで日本語入力することが著しく困難になる」というのなら、「新下駄配列が使えなくなったら困るから……」というのも分かります。
 しかし、実際は新下駄配列が使えなくなる公算が高いわけではないし、仮にそうなってもローマ字入力を使えば済むことです。
 自分は、将来起こるかどうか分からない・起こっても大したことがない事態を心配して現在受けることのできるメリットを手放すより、とにかくいま受けられるメリットを享受しておく方を取ります。その方が合理的な選択だと思うのです。
by koutarou_13 | 2010-12-04 23:48 | ●新下駄配列あれこれ

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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