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新下駄配列の練習にタイプウェルがおすすめな理由

 「それにしても新下駄配列の練習で『タイプウェル』やってる人多いなー」と最近のブログやTwitterなどを見て思うのです。
 適切な練習方法は人それぞれですので、良いと思う方法で練習するのが一番だと思いますが、新下駄配列などの新しい配列を覚える際に『タイプウェル』のようなタイピングゲームを活用するのは、とてもいいと思います。

 もっとも単純な練習方法は、最初に配列図をある程度覚えて、あとは普段の文章入力で実際に使いながら慣れていく、というものだと思います。
 しかし、それは当然文章を考えながら練習するということになります。文章を考えるというのは大変なことだと思います。頭の中からすらすらと文章が出てくるという人なら良いですけど、自分の場合、考えて文章を書くときは、適切な言葉が浮かばずに指を止めてうんうんと考えてる時間が長いです。みなさんはどうでしょう?
 文章を考えるだけでも大変なのに、新しい配列で入力するのも大変なので、大変なことを同時にやっているということになり、これはとても大変な作業になります。新しい配列の練習は実際の文章入力とは別にやって、ある程度慣れてから実戦に投入した方が余計な苦労をしないで済むと思います。
 それに、指を止めて考えている間は当然練習にならないわけですし。

 理由をもう一つ。
 もし、練習するのがPC初心者だとしたら、タイピング“だけ”を習得しても意味がありません。PCで文章を作るには、タイピング以外にもさまざまな要素が必要です。IMEの操作を習得することも非常に大事ですし、書いた文章の編集・校正作業、テキストエディタやワープロソフトの使い方、書いた文章を保存してそのファイルを移動・コピーする操作を覚えることも重要です。それらを覚えるためには、すべての操作を総合的に練習できる実際の文章作成を通じて練習するのも良いかもしれません。
 しかし、新しい配列を覚える場合というのは、タイピング以外の要素については一通り習得していると思います。いま練習したいことはただ一点、新しい配列でのタイピングのみです。
 タイピングゲームというのは、文章入力のさまざまな要素の中で、まさにタイピング部分を切り取ったものです。他の要素に時間を取られることなく、効率的な練習ができます。



 『タイプウェル』を使って新下駄配列を練習している方のブログで、こんな感想がありました。
ふと思う。

各文字の出現頻度を考慮して作られた新下駄配列の練習として、文字の出現頻度も単語の出現頻度も文脈も考慮してないであろうタイプウェルははたして適切なんだろうか?
「新下駄配列練習――タイプウェル国語R 12日目 - plsの記憶のカケラ」

 確かに、『タイプウェル国語』に収録されているワードの選択には、実際の文章のかな出現率は考慮されていないかもしれません。
 しかし、ある程度のワード数を集めてその中で良く出てくる文字というのは、実際の文章でも多く出てきます。よほど極端にワードを集めない限り、大きな偏りはないと思います。
 タイピングゲームだけで実際の文章のタイピングをすべてカバーできるとは言えませんが、いま話しているのは、配列を覚える最初の段階である程度入力できるようになるまで利用するということです。遅かれ早かれ実際の文章入力を通じての練習(というか本番)もするわけですから、練習ワードが多少実際の文章と違っても問題ないと思います。

 試しに、『タイプウェル国語』のワードのかな出現数を調べてみました。ワードのデータは、「Articles - How To Become A Typer」の「TWJR/K ワードセット」を使用しました。作成手順は『Kanji2na』でかなに変換→『morogram』で解析という流れです。

●解析結果のテキストを、出現数順で並べ替えたもの:twj_word_1gram.txt
(一番右の数字は、そのかなの「100万字日本語かなn-gramデータ」での順位です)

 『タイプウェル国語』のワードは自立語が中心ですので、助詞で使われる文字がランクダウンしています(「の」「に」など)。あと、「カタカナ語」という練習モードがある影響で、カタカナ語で使われる文字が軒並みランクアップしていますが(特に「ー」)、これはいいでしょう。練習モードは選択できるのですから。
 それ以外は、おおむね「100万字日本語かなn-gramデータ」に近い順位になっています。句読点の出現数がゼロであることだけは新下駄配列的にはちょっと残念ですけどね。仕方ないけど。

 「単語ではなく、文章で練習をした方が役に立つのでは?」と思う方もいるかもしれません。
 それもそうですが、新しい配列の練習を初めてまもなくは、文章の練習をするのはかなり大変だと思います。練習ワードは短い方が楽です。
 『タイプウェル』ですと単語で練習できるので、そういう意味でも『タイプウェル』は新しい配列の練習に適していると思います。
by koutarou_13 | 2010-12-31 16:07 | ●新下駄配列あれこれ

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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