アルペジオを活用する
シフトを使うと総打数が増えるので、シフトの使用率はできるだけ低いことが理想です。しかし、かな入力配列においてシフトを使うことは避けられませんので、シフトキーが押しやすいことは重要です。
新下駄配列では、シフトキーは文字キーの中にあります。これを利用して、シフトキーを「アルペジオ」で押す場面が多くなるようにします。
アルペジオというのは、ここでは「片方の手で続けてキーを押す場合に、非常に押しやすい連接」という意味で使います(そのキーが同段であるかどうかは関係ないとします)。
例えば、[K]→[J]と押す場合がアルペジオです。この連接は非常に速く、楽に、簡単に押すことができます。よく「左右交互打鍵は押しやすい」と言われますが、それよりも押しやすいと思います。
このような連接を多く使うようになっている配列は、入力しやすい配列といえます。
新下駄配列では、シフトキーが文字キーの中にありますので、このアルペジオを使ってシフトを押しやすくすることができます。
例えば、まず[J]に「う」を配置します。そして、[K]を使って入力する文字に、次に「う」が来ることが多い文字を選びます(例えば「ほ」「しょ」)。こうすると右手側では[K]→[J]というアルペジオを使うことになり、シフト側の文字であっても楽に入力することができます。
また、シフト側同士もアルペジオを活用します。例えば、「され」というのはとても多く出現する連なりです。そこで、「さ」を[SL]に、「れ」を[DK]に配置します。これで、「され」を入力するときは、左手側では[S]→[D]、右手側では[L]→[K]と入力することになります。つまり、両手ともアルペジオで入力しているわけです。
このように、新下駄配列ではアルペジオを活用するようにします。これができるのは、文字キーがシフトキーの中にあり、シフトが同時打鍵であるという、新下駄配列のシフトシステムならではです。
もちろん、シフトでもアルペジオを活用するようにします。
ただし、アルペジオを活用するいうのは、左右交互打鍵を活用しないということではありません。あるキーに対してアルペジオになるキーは、せいぜい2~3キーです。あるキーに対して左右交互打鍵になるキーは15キー以上もあるのですから、数では比較になりません。アルペジオだけを活用して入力しやすい配列を作ることはできません。左右交互打鍵を活用することは依然として重要です。
優先順位は、まずアルペジオの活用を考え、できなければ左右交互打鍵などの別の連接を考える、ということになります。
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