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下駄配列で手を付けなかったこと:その3

 だいぶ間が空いてしまいましたが第三回。これでラスト。

●連続シフトを使うかどうか

 下駄配列のシフトは、1回の打鍵につき1回しかかからないという方式にしていた。しかし、同じシフト側の文字が続くときの2打目以降は、通常の[Shift]と同じように押しっ放しにしていてもシフトがかかるという「連続シフト」という方式も考えられる。他の配列では飛鳥配列と龍配列で採用されている。
 シフトを押し下げたり離したりする回数は、連続シフトの方が確実に少なくなる

 しかし、気になる点がいくつか。

 一つ目。連続シフトは難しいのではないか、という点。
 連続シフトにすると、シフトを離すべきなのか押したままにすべきなのか、次に打鍵する文字を考えないと確定しない。これってやっぱり難しいのでは? 例えば、私の場合、QWERTYローマ字で「ん」を[N]で入力しようとすると、次に母音がくるときなどにいちいちタイプミスになってしまう。次に来る文字を考えて[N]を1回押すか2回押すかと判断することができない。もっとも、この最大の原因は、私がQWERTYローマ字をマスターしていないことかも知れないが。

 二つ目。下駄配列(の考え方)と連続シフトは相性が悪いのではないか、という点。
 これは、次の3つの要因による。
 その1。下駄配列は押したキーはすぐ離すことを前提としている。その感覚で打てなくなる部分ができるのはマイナス要因。実は下駄配列でも同時打鍵の後は慌ててキーを離す必要はないのだが、単打と同時打鍵でキーを押す感覚が変わるというのはどうかな、という感じがする。
 その2。下駄配列はシフト面が多い。連続シフトは同じシフト面の文字が連続しないと意味がないが、下駄配列では、清音、濁音だけで4面あり、さらに拗音は別面である。飛鳥配列でも龍配列でもシフト面は2つしかない。シフト面が多いと同じシフト面で連続する連なりは必然的に少なくなってしまう。
 その3。下駄配列では単打面に頻度の高い文字を配置するようにしている。飛鳥配列では、打ちやすいキーであればシフト側にも頻度の高い文字が配置されているが、下駄配列ではだいたいシフト側より単打側の方を優先して配置を考えていた(だいたい「各キーの打ちやすさ」で書いた◎同士の同時打ちで、△と同程度と考えている)。これだと同じシフト面で連続する連なりはますます少なくなる。

 やるとしたら、意図的にやらないと意味がないと思う。新しい配列を作るとすれば、考えてみたいところだ。

●清音と濁音の切り離し

 下駄配列では、濁音は、ほとんどその清音の薬指シフトに配置していた。しかし、下駄配列のようなシステムなら、濁音と清音は必ずしも同じキーに配置する必要はない。実際、一部は別のキーに配置している。これをすべての濁音に拡大して、清音と濁音を切り離してしまうというのはどうだろうか。

 切り離す場合に気になる点は、まず、覚えにくくなるということ。そして、清音とその濁音のキーが異なるというのが感覚的にどうなのかということ。
 しかし、下駄配列でも半濁音は切り離していて特に問題はなかったので、まあ問題ないかな、という気がする。

 清音と濁音を切り離すメリットについては、実は誤解していたことがあった。
 下駄配列の作成当初、清音と濁音を切り離すメリットは、濁音も出現頻度に応じた配置ができることだと思っていた、しかし、これは大したメリットではない。出現頻度の高い濁音は「が」「じ」「で」「だ」といったところ。これらはいずれもその清音の出現頻度が高いので、清音を好位置に置けば、自然に濁音の方も好位置に置かれることになる。これならわざわざ切り離すほどのこともないな、と。

 清音と濁音を切り離す本当のメリットは、連なり頻度に応じた配置ができることだ。「てす」の出現頻度は低いが、「です」はトップクラスの頻出連なり、というように、清音への連なり少ないが、その濁音への連なりは多いというような例はたくさんある。清音と濁音を分離すれば、これらの連なりに適切な運指を与えることができる。

 清音と濁音を切り離すことによって、配列を作るのが難しくなるという心配はあるのだが、これは大して問題じゃないかも、という気がしている。
 濁音と清音を切り離すことによって自由になるのは、濁音もそうだが、それ以上に清音の方だ。下駄配列を作っている時に、濁音とセットになっているため動かせない清音というのがかなりあった。これを自由に動かせるようになるわけだから、配列作りはかえって楽になるのではないか。その分最後に濁音を配置するときに苦労することになるのだが、それは頻度の低い濁音でのこと。そこがうまく行かなかったとしても、清音の移動でメリットを生み出せていれば相殺してお釣りがくるのではないか。

 というわけで、新しい配列を作るとすれば、清音と濁音の切り離しはやってみる方向で考えることになるのだと思う。

※下駄配列で手を付けなかったこと:その1
※下駄配列で手を付けなかったこと:その2
by koutarou_13 | 2006-02-10 23:55 | ●下駄配列で万事快調

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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