姫踊子草かな配列の感想を読んで
「姫踊子草かな配列配列」といえば、下駄配列のずっと前からある文字キー同時打鍵を使った(親指シフトも使う)かな配列。文字キー同時打鍵を使う点と、拗音も「1打鍵」で入力できる点が下駄配列と共通しています。
二つの記事を読んで下駄配列と通ずる部分もあると感じたので、思ったことを少し書きます。
『漢直ノート』「姫踊子草かな配列を打ってみる」
隣同士というのは例えば「KL」の同時押しで「ん」、「DF」の同時押しで「っ」になります。個人的にはこの打鍵が一番難しいですね……。同時打鍵のつもりが、逐次打鍵になってしまう事、またその逆など。
実は、これは私も多少感じていたことです。下駄配列を使っていて逐次打鍵のつもりが同時打鍵となってしまうことは、まったくないわけではありませんが、その大半が片手の逐次打鍵が同時打鍵となってしまう例なのです。具体的には、「こと」([E]→[F])が「;」([EF])になってしまう例と、「する」([,]→[M])が「.」([,M])となってしまう例。
私はそれほど問題にはなっていませんけど、大した記号ではないですし、適当に移動させるか削除してもいいかも知れません。
実際、全ての音節が一打鍵というのは、慣れると快適だろうなあと感じます。
それはもっとも強調したい点であります。
よく、親指シフト(NICOLA)で「濁音が1打鍵なのが快適だ」と言われますが、それが1音1打鍵だから快適なのだとしたら、拗音も1打鍵だったらより快適なはずです。
私が文字キー同時打鍵で行けると確信したのも、拗音1打鍵の快適さに気がついてからでした。濁音の拗音も1打鍵で打てるのがいいですね。
『姫踊子草の楽屋裏』「みのりさんの姫踊子草かな配列感想」
姫踊子草かな配列は見かけのややこしさから敬遠されることが多いようですが、
確かに見かけはややこしいですね(^_^;)
でも親指シフトや中指シフトといった他の配列でも使われるシフトを組み合わせただけですし、拗音は後述のように分かりやすいので、それほややこしくはないと思います。
下駄配列もそうですが、多シフト配列は配列図がごちゃごちゃしてて、実際以上に複雑に見えてしまうのが悩みの種です。と思っているのは私だけかもしれませんが……。
おなじ拗音一打系でも下駄配列では拗音同士にしか規則性がない点に何を重視するかの立場の違いが出ています。
下駄配列作成者から見て、姫踊子草かな配列の拗音の配置はうらやましいと思っています。
下駄配列は清音と拗音の位置に何の関連性もありません。拗音は12×3=36種類あるけど(カタカナ語の拗音は含めず)、下駄配列の場合だと単純に拗音の数だけ覚えることが増えてしまう。その分規則的に配置することで覚えやすくしているのだけど、関連性があった方が覚えやすいはず。
姫踊子草かな配列の場合、「ゃ」「ゅ」「ょ」「゛ゃ」「゛ゅ」「゛ょ」の6キーさえ覚えれば清音のキーを生かしてほとんどの拗音を入力できるし、「ゃ/ぁ」「ょ/ぉ」の自動使い分けでカタカナ語の拗音も素直に入力できてしまう。
下駄配列ではイ段のかなも左右どこにでも配置してみたかったので姫踊子草かな配列のシステムは諦めたけど、拗音の配置は姫踊子草かな配列の方がスマートにまとまってると思います。
新しい配列を使ってみるのは、最初のとっかかりが大変だけど、やってみて分かることがあって面白いですよ。
実は、私も下駄配列完成宣言をしたあと少し経った頃から、下駄配列を離れていろいろな配列を使ってみている最中なのです。これまでいろいろな配列を使ったような気がしていたけれど、よく考えたら過去にちゃんと使ったした配列は、QWERTYローマ字入力とJISかな入力は除くと、親指シフト(NICOLA)と月配列2-263と月配列U8版の3つしかなかったので、もうちょっと毛色の違う配列を使ってみたいなと思って。
すでに2種の試用を終えて、現在3種目を試用中。もうこの辺でやめておこうかと思ってます。合間に「どれくらいの期間で下駄配列に戻れるか」の実験とかもしてました。いろいろ分かったこともあるので、そのうち書いてみたいと思います。

