意外と慣れられない?
けいならべの機能上の問題も解決して、あとは慣れるだけということで練習を始めたのだけど……あれ? 意外と難しいぞ?
配列自体は簡単に覚えることができるので、すぐにでもそこそこの速度で打てるのではないかと思っていたのですが、配列を覚えることと実際に打鍵するときに指が動くかどうかは別問題でした。
目でキーを探す必要ないけれど、押すべきキーを思いつくまでに結構時間がかかる。一つのかなの行と段を思い浮かべるのが想像以上に難しいのです。
例えば、「み」と打ちたいときにこんな思考をたどります。
「「むーーーー」(「み」を途中まで言いかけている感じ)だから「ま行」だ。[ま行]は人差し指のの上段……と([R]を押す)。それから「みぃぃーー」だから「い段」で、[い]は中指ホーム……と([K])を押す」
というように、一文字ごとにいちいち行段を考えないと指が動かない。特に「な行」と「ま行」と「ら行」で混乱します。「ね」が何行のかなか、「む」が何行なのか、瞬時に浮かばない。
これだと1文字につき2回キーを押さなければいけないというのがかなり厳しい。これだったらかな系の配列で配列表を見てキーを探して打鍵している方が、探す回数が少なくて済む分まだ早いんじゃないかという気がするくらいです。
『タイプウェル国語K』でレベルが出せない(レベルJより低い)という期間が1週間近くありました。これは飛鳥配列、星配列でも同じくらいでした。
と言いつつも、やっているうちにだんだん打てるようになってきました。
指も慣れてきたし、音を思い浮かべて、瞬時にその音が何行の何段であるか分かるようになったのが大きい。
指が動くようになってくると、配列が単純なだけに忘れることもなく似たような運指を繰り返すので習熟も早く、みるみるうちに速度が上がってきました。(もっとも「みるみるうちに速度が上がった」のはけいならべに限りませんが)
実際、「『タイプウェル国語K』でSJ以上、『タイプウェルFT』でE以上」が出せるまで、飛鳥配列では2ヶ月、星配列では1ヶ月半くらいかかりましたが、けいならべでは1ヶ月で達成しました。
思うに「行段系は簡単だ」という感覚があったので、ちょっと甘く見ていたようです。
規則的な行段系配列と不規則なかな系配列とでは、配列自体の覚えやすさは「10対0」というような大差なので、実際に習得できる時間も大差なのかと思っていました。
しかし実際には、規則的な配置の行段系配列でも、指と頭が慣れるまでにある程度の時間が必要なようです。
行段系配列はかな系配列に比べて覚えるのは簡単。ただし、行段系配列だからといって魔法のように初めからすぐにすらすら打てるということはない、ということです。

