アルペジオは交互打鍵より強い
けいならべは1ヶ月ほどやっていました。その間に出した『タイプウェル国語K』の成績が下の画像。

予想していたことではありますが、漢字が他のモードと比較して圧倒的に速い成績になりました。漢字が速いというのはけいならべに限らず、今までやった配列ではQWERTYローマ字入力以外のすべてに共通することなのですが、けいならべの漢字の速さは圧倒的です。
これは、漢字の音読みに「あい」「えい」「おう」の連母音が多く含まれていて、けいならべではその連母音がアルペジオ(※)で打ちやすくなっているためでしょう。音読み以外でも「~ない」、「~よう」など「あい」「えい」「おう」を使うことはそこそこ多いですが、漢字の音読みでの多さとは比べものになりません。
実際、けいならべで文章を打っていると、「あい」「えい」「おう」の連母音を打つ部分は非常に速く楽に打てていると感じます。
※アルペジオ
ここでの意味は、[D][F]のような、打ちやすい片手の連打鍵のこと。もともとは音楽用語らしい。音楽用語としての意味は、ぐぐって下さい。
けいならべは母音と子音が左右に分離しているタイプの行段系配列なので交互打鍵率も非常に高いのですが、けいならべで打っていて快適だと感じるのはとにかくアルペジオの方でした。
交互打鍵の部分は、交互打鍵で打ちやすい半面、打鍵数が多いというデメリットも感じます。アルペジオにはそれがない。
例えば「かいけい」([F][J][K][F][L][K])と「かたかな」([F][J][S][J][F][J][E][J])では、前者の方が圧倒的に打ちやすいと感じます。打鍵数自体も前者の方が少ないですが、それ以上の差を感じます。感覚的には、前者は4打鍵、後者は8打鍵です。
アルペジオは交互打鍵より強い。これはけいならべをやってはっきり認識したことです。