親指シフトをするときに親指キーの位置がどのようになるかを、キーボードごとにいくつか調べてみました。
※注意 図のキーの位置は、必ずしも正確ではありません。正確な位置はリンク先の写真(図)を見て下さい。
■親指シフトキーボード
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富士通 親指シフトキーボード FMV-KB611

親指シフトキーボード。理想的な配置。
FMV-KB613もキー配置は同じ。
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富士通 USB親指シフトキーボード(コンパクト) FKB8579-661EV

親指シフトキーボード。コンパクトキーボードなのでFMV-KB611と比べると少し親指キーが小さいが、それでも十分理想的。
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富士通 FMV-830MG/S(FMVMG3H3S)

ノートパソコンの親指シフトキーボード。親指キーの位置は上記のFKB8579-661EVとほぼ同じ。
■普通のキーボードを親指化
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キーにコルクテープなどを少しずらして貼ると、位置がほんの少しだけ改善できる場合もある。
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ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]

一般的なフルキーボードで[スベース]と[変換]を親指キーにする。親指シフトキーボードと比較すると、[親指左]は近いが、[親指右]は右にずれている位置なる。
小梅配列が推奨する位置とほぼ同じ。
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ELECOM TK-P09FLG [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]

今度は一般的なフルキーボードで[無変換]と[変換]を親指キーにした場合。親指シフトキーボードと比べると左右とも外側にずれた位置になる。IME変換には[スペース]を使えるので、親指キーを専用キーにしやすい。
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ELECOM TK-P09FLG 右手一列シフト使用 [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]

親指キーの位置を合わせるために、右手の担当キーをすべて右に一列ずらす。親指シフトキーボードには近いが、今度は逆に[親指右]がやや左に寄りになる。
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東プレ Realforce108UH キーポード親指化セット使用

Realforce108UHに「キーボード親指化キット」を使用する。(他に
PFU Happy Hacking Keyboard Lite 2用、
富士通Libertouch用がある) さすがに親指シフトキーボード用の品だけあって、親指キーの位置は親指シフトキーボードにかなり近くなる。
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BUFFALO BKBU-J109SV [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]

[スペース]と[変換]の境目が[B]の下にある、いわゆる
「B下割れキーボード」。安価で入手しやすいキーボードでありながら、親指シフトキーボードに近い親指キーの位置を実現できる。
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FAST KB-2750P/B [親指左]を[スベース]、[親指右]を[変換]

これも「B下割れキーボード」。上記のBKBU-J109SVよりさらに親指シフトキーボードに近い。
※「B下割れキーボード」にどのようなものがあるかについては、
『親指シフトの小部屋』「親指シフト化に適しているかもしれないJISキーボード」が詳しいです。
■普通のノートパソコンを親指化
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SONY VAIO type F [Feシリーズ] [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]

ノートパソコンは、キーボードの変更が利かない(外付けで追加することはできる)のでより慎重な選択が必要となる。[スペース]が長いキーボードで[無変換][変換]を親指キーにするとこの位置に。
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Panasonic Let's note W [親指左]を[無変換]、[親指右]を[変換]
ムギさんスタイル。同じLet's noteでも機種によってキー配置は異なるので注意。[スペース]の長さは一般的なフルキーボードに近い。
『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』に「私が『レッツノート』が好きなのは、親指シフトエミュレーターを入れたときに、比較的無理なく入力ができるためです。これはスペースキーの大きさや変換キー、無変換キーの配置に左右されます」と書かれているけど(59p.)、このことを指しているのかな?
この図を作るために作った表計算ファイル置いておきます。名付けて、
「親指シフトチェッカー」。
『OpenOffice.org Calc』で作りました。

一番上の枠に自分の理想とする親指キーの位置を書き込んで、いろいろなキーボードで比較してみると面白いかもしれません。
●ダウンロード:
oyayubi_checker.zip