朝日新聞、be on Sundayでキーボードの話
親指シフトのことはもちろん注目ですが、私としては他に気になった部分がありました。
例えば、キーの配列が「ハの字形」になっているキーボード。腕を自然に前に伸ばした時の角度に合わせたはずだが、検証した結果、角度はそれほど重要でないとわかった。実は、私もキーボードの手前側に厚さ5mmのボードを入れて高さを調節しています。そして、それを始めたのが東プレのRealforce 108UHを使い始めた後なのです。
むしろ大切だったのは、手首の上下の角度だった。
「古いキーボードは、タイプライターに似せて手前ほど低くなるように設計されていて、手首が反った形になる。そうすると、手首の腱や血管が圧迫されて疲れるのです」。確かに、改良された最新のキーボードはどんどんフラットになっている。ヘッジ教授は、手首が自然に下がる角度になるキーボードを置く板を使うことを勧めている。
RealForceは手前側が低く、奥が高い設計になっています。違和感はありましたが、なにせ2万円近くする高級キーボードですし、東プレのサイトを見るとキーの角度についても考えて作られているようなので、「きっとこれがいいんだろう」と思って使い続けていました。しかし、日が経っても違和感がぬぐえない。
ある日、試しにボードを入れて手前側を少しかさ上げしてみたら、突然すらすら打てるようになりました。そのまま定着したのですが、「こりゃいいや」と思いつつも、「これでいいのかな?」という気持ちもずっとありました。
だから、キーボードの手前側が低いのは良くないという話は「ああ、やっぱりそうなんだ」と、少しほっとした気持ちです。
もしかしたら、机と椅子と床の高さなど、きちんとキーボードを使う用に調節すれば話は違うのかもしれません。
実際は妥協しなければいけない部分が出てくるので、妥協した部分に合わせた最適な設定というのがまた必要になるのかな、と思いました。
記事と話の順番が前後しますが、ハの字形がそれほど重要でないというのも、私としては納得できる話。ハの字型ってそれほど使いやすくないように思います。
手首の左右の角度は、内側にはあまり曲がりませんが、外側には比較的大きく曲がります。手首を真っすぐにした状態でホームポジションに指を置いてしまうと、人差し指の内側のキーが押しにくくなってしまう。手首をわずかに外側に曲げた状態でホームポジションを決めた方が、打ちやすいキーが多くなって良いと思います。
この手首の置き方だと、ハの字形にはなりません。
記事の本文では触れられていませんが、一面に写真で紹介されている「バーチャルキーボード」が興味深い。光で机にキーボードを描き、指の位置を検知して入力する仕組みだそう。
「効率が落ち、間違いも起きやすいとわかった」と書いてあるけれど、いかに入力しにくくても、機器の大きさが「キーボード分の大きさ」に縛られなくなるのは大きなメリット。携帯機器ではこれを使うようになるかもね。
とは言え、これが主流になったらちょっと寂しいな、というRealForceのキータッチに惚れ込んでいる奴の感想です。

