ATOKの設定をもう一度
仕方ないから手動で設定しよう。
とりあえず、辞書データはずいぶん前に『ATOK辞書ユーティリティ』で出力しておいたファイルがあったので、それを登録する。あとはぼちぼちと。
キーカスタマイズの方は、一から設定し直そう。せっかくだからメモを取りながら。
なお、ATOKはまだ2007を使っています。2009は買う予定だけど、定額制サービスにしようかどうか考え中……。
■省入力データ
以前ダウンロードしていた省入力データ(バリューアップサービス)をインストールし直す。
とくにはてなダイアリーキーワード省入力データと、プロ野球選手名データは、あるのとないのとでは変換の手間が(俺的には)全然違う。
■キーカスタマイズ
まず、スタイルを「ATOK2007:↓次候補←→文節移動」にする。
操作方法は基本的に『MS-IME』と同じにしているのだけど、スタイルを「MS-IME」にしてしまうと、ATOK独特の便利なキー設定が設定されていないorとんでもなく押しにくいキーに設定されていることが多い。
「ATOK2007:↓次候補←→文節移動」をベースにして設定を作った方が楽。
以下は、ATOKのキーカスタマイズで追加した設定。
●Shift+Enter
文字未入力:再変換
※[変換]キーを[Enter]にしているので(親指Enter)、実際に押すキーは[Shift]+[変換]。(『ATOK』の再変換のデフォルト)
●Shift+Enter
入力中・変換中・次候補表示中・全候補表示中:ひらがな(後)変換
※これで、「確定した漢字をひらがなに戻す」という操作が、「範囲選択→[Enter]を2回押す」でできるようになる。(「[Shift]+[カーソルキー]で範囲選択→[Shift]+[Enter]で再変換→[Shift]+[Enter]でひらがな(後)変換)
●Ctrl+Enter
入力中・変換中・次候補表示中:推測変換確定
※[Shift]+[Enter]を「ひらがな(後)変換」に譲ってしまったので、「推測変換確定」をこれに設定。部分確定は使わない。
なお、推測変換確定は、文字通り推測変換を確定する以外に、校正支援で指摘された候補を確定するのにも使う。たとえば、「見れた《ら抜き表現》」を推測変換確定すると、「見られた」と入力される。
●Ctrl+BackSpace
入力中・変換中・次候補表示中・文節区切り直し中:全文字削除
全候補表示中:全変換取消
※「とにかく今入力した文字はなかったことにする」キーを作る。
●←
文節区切り直し中:変換/次候補
●→
文節区切り直し中:変換/次候補
※文節区切り直し中の[←][→]は、(「ATOK2007:↓次候補←→文節移動」では)何の機能も割り当てられていない。
こうすると、[Shift]+[←][→]で文節区切りを直した後、[Shift]を離して[←][→]を1回押せば変換され、他のキーを押すことなくそのまま文節移動ができる。
●Ctrl+F6
文字未入力:辞書ユーティリティ
※辞書ユーティリティを開くキーを作る。
●Home、End
入力中:カーソル先頭移動、カーソル最終移動
変換中:文節先頭移動、文節最終移動
次候補表示中・全候補表示中:先頭候補へ移動、最終候補へ移動
※ようするに『MS-IME』と同じ設定。『ATOK』の初期設定では「解説表示ON」などに割り当てられているけれど、俺的には[Home][End]は方向を示すキーというイメージなので、カーソル移動や文節移動してほしいと思う。
●Ctrl+F
変換中・次候補表示中:解説表示ON
●Shift+Ctrl+F
変換中・次候補表示中:解説表示OFF
●Ctrl+R
入力中・変換中・次候補表示中:同音語用例ウインドウオープン/表示切り替え
●Shift+Ctrl+R
入力中・変換中・次候補表示中:同音語用例ウインドウクローズ
※[Home][End]にその役割を譲った機能たちを、[Ctrl]+[何とか]に割り当てる。かえってこの方が使いやすいんじゃない?
●Ctrl+Q
入力中、変換中、次候補表示中:電子辞書切替メニュー
※その言葉を別の辞書で調べる機能。初期設定ではどのキーにも割り当てられていない。とても便利。
■『ATOK』と『MS-IME』の切り替え方法を変更する
初期設定のままだと何かの拍子に『ATOK』から『MS-IME』に変わっていたりするので、操作ミスで変えられないよう設定を変えておく。
1.「コントロールパネル」の「時計、言語、および地域」の「キーボードまたは入力方法の変更」をクリック。
2.(「地域と言語のオプション」ウインドウの「キーボードと言語」タブが開く)「キーボードの変更」ボタンを押す。
3.(「テキストサービスと入力言語」ウインドウが開く)「詳細なキー設定」タブの「キーシーケンスの変更」ボタンを押す。
4.(「キーシーケンスの変更」ウインドウが開く)「入力言語の切り替え」を「割り当てなし」にする。
これでいつの間にかMS-IMEに変わっているという事態は減るはず。
さらに、意図的に切り替えたいときのために、3のところで、ATOKへの切り替えを左Alt+Shift+1に、MS-IMEへの切り替えを左Alt+Shift+2に割り当てておきます。
■言語バーを消す
『ATOK』を使うならタスクトレイにIMEの状態が表示されるから言語バーっていらないよね? というわけで消します。
言語バー上で右クリックして「設定」→「テキストサービスと入力言語」の「言語バー」タブ。
言語バーを復活させるには「『ATOK』と『MS-IME』の切り替え方法を変更する」の手順の3で「言語バー」タブ。
■Vista導入記
「新しいパソコン買ったよ」
「あのキーカスタマイズソフトはVistaで使えるか?」
「ATOKの設定をもう一度」
「Vistaを買ってからやったこと」
「Vistaになって変わったこと」
「Vistaでできなくなったこと」