前回に引き続き
ASUS Eee PC 900HAについて。
今回は、ASUS Eee PC 900HAのキーカスタマイズいきますよ。
その前に、カスタマイズする前の状態の確認から。
キーボードの、カスタマイズする前のキーボード図がこちら。
〈
Eee PC 900HAのキーボード画像〉


上の図が通常、下の図が[Fn]キーを押し下げた場合です。
下の図の右手部分の数字は、NumLockが掛かっている場合にテンキー扱いになる部分。
しかし挙動がちょっと微妙だと思う。
NumLockが掛かっていない状態で[Fn]を押し下げると、NumLockが掛かっていない状態のテンキーの挙動になるようです。よって、非NumLock+[Fn]+[J]は、非NumLockの[Num 1]、すなわち[End]になります。
NumLockが掛かっていれば、[Fn]が押されていようがいまいが、[J]は[Num 1]になります。
どういう風に使えばいいのか、いまいちピンときません。NumLockが掛かっていなくても[Fn]キーを押し下げれば数字が入力できるのなら使い道があると思うのですけど。
キー配置の特徴は、[半角/全角]がファンクションキー段で、最上段(数字段)は左端が[1]な点。あとは、[右Win]と[右Ctrl]は無し。右上の方のキーも少なめ。[Insert]や[Pause]を配置するくらいなら、[PrintScreen]や[NumLock]を配置した方がまだ使うと思うのだけど……。俺的にはどうせカスタマイズするからどうでもいいけど。
最上段は、通常のキーボードより1/4キー分左に寄っています。例えば、[1]と[2]の境目は通常のキーボードでは[Q]の真ん中ですが、このキーボードでは[Q]の左から1/4の位置にあります。最上段のタッチタイプはやや慣れが必要です。
それより重要なのが、
親指担当のキーがそれほど打ちやすくないということ。パームレストとキーの段差がなさすぎて、親指がパームレストに当たる。ノートパソコンでももう少し段差を取っているものもあると思うのですけど。
これを少しでも解消するために、もうこのブログではもうおなじみの小道具、
コルクテープの登場です。親指担当キーにコルクテープを貼ってかさ上げします。これでもまだ打ちにくいけれど、貼らないよりはだいぶマシです。
閉じた時に画面に当たらないか心配だったけど、厚さ1mmのコルクテープなら、ギリギリ大丈夫なようです。
さて、このキーボードをキーカスタマイズします。使用するソフトは
『のどか』。OSはXPなので、
『窓使いの憂鬱』を使ってもいいですけど。

カスタマイズの内容は上図の通り。
以下は、
いままでのカスタマイズと異なる部分などについて。
まず、
親指Enterはやめます。
理由は2つ。まず、先に書いたとおり、親指担当キーがそれほど打ちやすくない、というのが一つ。
そして決め手が、
普通のキーボードより[Enter]の位置が近いこと。もともと右手一列シフトなので右手小指と[Enter]の間は1キー分しかない。その上、キーピッチが普通のキーボードより小さいので、さらに[Enter]が近い。十分小指を伸ばして打てる範囲。これならわざわざ親指に配置する必要はないな、と。
親指左右カーソルは今までどおり使います。(親指Enterが無くなったので、[→]にするキーは[変換])
小指の[BackSpace]、
右手一列シフト、それに
中央列の[↑][↓][Delete]は今までどおり。
[Home][End][PageUp][PageDown]が単独のキーで存在しないのは使いにくいと思うので、右上の方のキーを使って配置します。
元[BackSpace]を使った[PageDown]の配置がお気に入り。[Home][End]が横方向、[PageUp][PageDown]が縦方向に並ぶ形になって、なかなかいいんじゃないでしょうか。
でも[Fn]キーを使った操作にも慣れた方が良いんですかね? まあぼちぼち使ってみましょう。
今までは[Esc]に
「ウインドウを閉じる」機能を持つキーを配置していたのだけど、これって間違って押すと結構危険なんですよね……。普通のキーボードだと[Esc]は離れて配置されているのでちょうどよかったのだけど、キーが小さい上に間隔が狭いこのキーボードでは、さすが誤打のリスクが高い気がする。
というわけで
「ウインドウを閉じる」キーはやめます。ウインドウを閉じる操作は、標準の
[Alt]+[スペース]→[C]でがんばることにします。([Alt]+[スペース]→[N]と[Alt]+[スペース]→[X]も使う)
あとは、押し出されたキーを使わないキーに配置していきます。
右手一列シフトにより押し出された右端列の[\][[][]]の3キーは、右下の[ひらがな][右Alt][Application]に配置。([\]は、今まで通り
[Shift]+[0]を[Shift]+[\]の置き換えることで配置します)
[Application]は、[半角/全角]に配置します。
[BackSpace]に押し出された[:]は、中央列最上段に配置します(
スペシャルキーはやめる)。
最初は[右Shift]も廃止して何か配置する予定だったのだけど、やってみたら自分が[右Shift]を予想以上に使っていることに気がついた。アルファベットの大文字の入力や、[Shift]+[Tab]も思っていた以上に使う。[Shift]の位置としてはやや遠くて気に入らないのだけど、無いのは想像以上に使いにくかった。
というわけで[右Shift]はそのままにします。
親指モディファイヤは、親指Enterが無くなったので[スペース]1つだけです。同手シフトの方はもともとあまり使っていなかったから、いいでしょう。親指マウスはタッチパッドがあるから必要ないし。
親指テンキーの設定で少し戸惑う。
親指テンキーでは、例えば、[スペース]+[J]で[Num 4]となるように設定しています。
ところが、[Num 4]というキーは、NumLockが掛かっていない状態だと[←]として働くので、結局、[スペース]+[J]を押すと[←]になる、ということになってしまいます。
かといってNumLockを掛けると、[J]が[Num 2]であることになってしまうので、「J」を入力することができなくなってしまう。
[スペース]+[J]を押したときに
「NumLockを掛けて、[Num 4]を入力して、NumLockを外す」ようにすればよい。具体的にはこんな感じ
key M0-*Y= NumLock *NumPlus NumLock
key M0-*U= NumLock *Num7 NumLock
key M0-*I= NumLock *Num8 NumLock
key M0-*O= NumLock *Num9 NumLock
key M0-*P= NumLock *NumAsterisk
key IL-M0-*CommercialAt= &SetImeStatus(off) &Sync ~S-*Comma &Sync &SetImeStatus(on)
key ~IL-M0-*CommercialAt= ~S-*Comma
key M0-*H= NumLock *NumHyphenMinus NumLock
key M0-*J= NumLock *Num4 NumLock
key M0-*K= NumLock *Num5 NumLock
key M0-*L= NumLock *Num6 NumLock
key M0-*Semicolon= NumLock *Num0 NumLock
key M0-*N= NumLock *NumSolidus NumLock
key M0-*M= NumLock *Num1 NumLock
key M0-*Comma= NumLock *Num2 NumLock
key M0-*FullStop= NumLock *Num3 NumLock
key M0-*Solidus= NumLock *NumFullStop NumLock
これで思った通りの挙動になりました。
全体的に、フルキー持ったキーボードに比べれば使いにくいけれど、それはまあ仕方ないね。キーカスタマイズとしてはこれで不満無いので、当面はこれでいこうと思います。