ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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 前回の記事「なぜ私は配列を変え「なかった」のか?」に関連する話で、もう一つ。

 前回、私が配列を変えなかった理由は「知らなかった」からだと書きました。では、親指シフト(NICOLA)が今使っているパソコンとキーボードでできると知ってから、実際にNICOLAを使い始めるまでに障壁となることは無かったのか?
 はい、無かったです。当時の様子は以前の記事「親指シフトの高揚と挫折」に書きましたが、実際、知ってからNICOLAを始めるまではすぐでした。不安に思うことがなかったというわけではないけれど、それは使ってみてから判断しようという感じでした。
 私がNICOLAを始めるにあたって不安に「思わなかった」事を書いてみます。

●覚えるのに時間がかかる
 一生使えるものなのだから、覚えるのに多少時間はかかっても十分元は取れると思いました。

●練習期間中の入力能力が激減する
 どうしても必要ならその時だけJISかな入力なりローマ字入力なりに戻せば済むことだと思いました。

●キートップにかなが書かれていないのは困る
 これはNICOLA始めてからもしばらく思ってました。シールに手書きしてキーボードに貼るのではきれいに仕上がりそうにないし、NICOLAキートップシールでもないかなといろいろ探した覚えが。
 結局、『日本語入力コンソーシアム』のページにあった画像をプリントアウトしてディスプレイの下に貼り付けておくことで代用。そのうち配列を覚えてしまったので必要なくなりました。

●自分のパソコン以外では使えない
 当時すでに「自分のパソコンではJISかな入力、ほかではローマ字入力」という使い分けをしていたので、自分のパソコン以外では引き続きローマ字入力を使うというだけのことでした。これは今でもそうです。

●ローマ字入力と併用できないのではないか
 前項で書いたとおり、当時すでにJISかな入力とローマ字入力を併用していたので問題ありませんでした。

●将来にわたって使用できるかどうか
 当面は『親指ひゅんQ』で行けるはずですし、これだけパソコン+インターネットが広まった世の中で、ソフト的な実装手段ががまったくなくなるということは無いと思いました。

●どの配列がいいのか迷う
 最初に配列を変えた段階では、まだ親指シフト(NICOLA)しか知りませんでしたので、迷う余地がありませんでした。
 その後、NICOLAにするか月配列にするかは迷った時期もありましたが、「どれを選んでもJISかな入力やローマ字入力より良いはずだ」と思っていたので、JISかな入力でもローマ字入力でもない配列を使うこと自体に迷いはありませんでした。

 こう見ると、ローマ字入力とJISかな入力を両方できたというのが結構大きいようですね。複数の配列を使えるということが実感できていると心理的バリアがずいぶん薄くなるのかも知れません。
by koutarou_13 | 2006-04-27 21:58 | ●その他の日本語入力配列の話
 kouyにもマイナー配列が広まって欲しいという気持ちはあります。
 マイナー配列が広まるためには、現在QWERTYローマ字入力やJISかな入力を使っている人に他の配列を使ってもらう必要があります。どうすれば新しい配列を試してもらえるのか?
 私は今でこそ下駄配列なんてマイナー配列を使用していますが、その前にはQWERTYローマ字入力やJISかな入力を使っていた時代もあったわけですよ。(メインではJISかな入力を使用。QWERTYローマ字入力は今でも使っている)
 その時代にどうして他の配列を使わなかったのかを考えればヒントになるかも知れない。というわけで考えてみました。

●他の配列があることを知らなかった
 1990年ごろからワープロ専用機は使ってましたが、QWERTYローマ字入力とJISかな入力以外の配列はほとんと知りませんでした。
 親指シフト(NICOLA)はかろうじて知っていたけれど、それだけ。新JIS配列も知らなかった。新JIS配列の存在を知ったのはネットで親指シフトのことをあれこれ調べるようになってからです。ワープロは何台かメインで使った機種がありますが、新JIS配列が搭載されたものなんて見たことありません。私が気がつかなかっただけかもしれませんが。
 もし当時新JIS配列を知っていれば、そして自分のワープロに新JIS配列が搭載されていれば、新JIS配列は使っていた可能性が高いと思います。

●使用環境をそろえることが無理だった
 当時も親指シフト(NICOLA)のことは知っていて、「コンテストで上位独占」なんて逸話も耳にしていましたが、実際に親指シフトを使おうとは思いませんでした。
 理由は、自分のワープロが親指シフトではなかったから。親指シフトに触ったこともないのに、そのためにウン万円もするワープロを買い換えるなんてあり得ない選択でした。
 2000年代に入ってパソコン+インターネット時代になっても、最初に買ったパソコンに付属していたキーボードは当然普通の109キーボードでしたので、それで親指シフトができるなんて思いもしませんでした。

 まとめると「知らなかった」の一言に尽きます。ローマ字入力とかな入力以外にもいろいろな日本語入力方法がある。ワープロでは難しかったが、パソコンでは今使っているパソコンとキーボードでいろいろな日本語入力方法を実際に使用することができる。これに気がついてからはさっそく親指シフトを試し、月配列も試し、ついには配列を自作してしまったのは「kouyの日本語入力変遷記」に書いたとおり。

 というわけで、マイナー配列を普及するには、マイナー配列が存在するということを知ってもらうことが第一というか、それがすべてではないかと思っています。知っていればやってみたいと思う人は多いと思うんですよ。
 このブログの右枠にずっと載せている「▼日本語入力の方法はローマ字とかなだけではない。▼ローマ字とかな以外の入力方法も普通のPCで簡単に使える。」という文も、このことを伝えたくて載せています。結局の所、このブログで言いたいことは、これがすべてなのです。
by koutarou_13 | 2006-04-23 20:16 | ●いつもどこかでローマ字入力

kouyの異常感覚?

 『月は空き地でいっぱい』「続・妄想配列」で、こんな話が書いてありました。
下駄のkouyさんは意図せぬロールオーバーに悩まされることはないと言うことだが、私は今のところロールオーバーかかりまくり. なので当面はそれも考慮して影響が少なくすむように配置していく. KDの良いところに「も」「ら」が来たり、拗音が同時打鍵ではないのもそのため.
 (中略)
特に、左右一打ずつで終わりが「いんうっ」の場合.kouyさんはよくロールオーバーしないで打てるなあ.しかもGeniusとか行ってるし.

 あー、そんなにロールオーバーしますかー。やっぱりそういう人もいるのかな。むしろロールオーバーしないでガンガン打てる私が異常感覚なのかも? そんなに特別なことをやっているつもりはないのだけど……。

 私の場合を思い返してみると、ロールオーバーしないように「努力した」ということはほとんど無いです。以前、『姫踊子草』について「三日でシェア代金を払うことを決めた」と書きましたが、この3日は主に『姫踊子草』の機能を確認するのに費やした時間でした。文字キー同時打鍵という方式については、やった瞬間に「これはいける!」と。この辺りは感覚の問題なのかもしれませんね。
 他にも、同時打鍵配列が問題なく打てるかどうかに関連して、私と他の人で感覚が違うんじゃないかなと、うすうす思っていることが2つばかりあるので、それを書いてみます。私と同じように思う人は下駄配列に向いているかも!?

●kouyは、「ロールオーバーしないで打鍵できる」ではなく、「ロールオーバーさせて打鍵することができない」ではないか?

 というのは、実は私、ローマ字入力が遅いんですよ。『タイプウェル国語K』(下駄配列)ではGeniusなのに、『タイプウェル国語R』では未だGeniusはおろか、Professionalにも達していない。しかも、自分としては結構早く打っているつもりでいる(^_^;) 『国語K』の方が力を入れているのは確かですが、『国語R』もそれなりにまじめにやってるんですけどね……。
 QWERTYローマ字で早い人もいるのだからローマ字だから早く打てないということはないのだけど、私自身の例に限って言えば、QWERTYローマ字だと動作数が多いというデメリットがそのままタイムに跳ね返ってきている感じです。
 この原因を考えるに、一つのキーを打鍵した後に、そのキーを離した後でないと、次のキーを「押せない」のではないかと。キーボードのキーの押し方にそういう習性があるのでしょうか。
 ただし、「kouyのローマ字入力の練習が足りないだけ」という説も相当有力です(^_^;)

●kouyは、音節を単位として打鍵するという感覚が分かっていない?

 再び「続・妄想配列」から引用します。
拍とは別に、音節という考え方がある.
「こうこうせい」は6拍3音節と数えることが出来る.おおざっぱに言えば漢字音ひとかたまりを一つの単位と感じることがある.で、そう言う音は打鍵もはやくなりがちで、「こう」「ない」「はく」なんかはロールオーバーしがちになる.

 この話はいろいろなところで見たと思うけど、私、この感覚は分からないんですよ。
 音節という考え方は分かるけれど、それが打鍵するときに関係あるだろうか、と思う。1音節だろうが2音節だろうが指が動きしだい打鍵するだけ。「こうこうせい」でも「たべられない」でも思い浮かべるペースは同じ。
(唯一の例外が長音記号(「ー」)。これだけは発音が短いから早く打ちたいと感じます)

 漢字音2字の連なりは配列の方で打ちやすいように作られているから早く打鍵できる、とか、漢字音2字の連なりは頻出する連なりだから指が慣れていて早く打鍵できる、ということはあるだろうけど、1音節だから早く打鍵したい、という感覚はピンと来ないのです。
by koutarou_13 | 2006-04-16 13:55 | ●下駄配列で万事快調
 『雑記/えもじならべあそび』「新JIS/月では「て゛す・ます・て゛ある」は打ちづらい?。」『とりあえず月配列とかのブログ』「月配列の「です」「ます」問題はU9版では解決済み!(ホントか?w」を読んで、下駄配列を作っていたときは「です」で随分悩んだなあ、と懐かしく思ったのでその時の話など。
 まあ、私が作っていたのは月配列ではなくて下駄配列ですが、「です」の問題については新JIS配列、月配列とほとんど同じです。

 かえでさんの記事に書かれていた「て」「と」の入れ替えは、下駄配列で実際にやってみたことがありました
 「て」がホーム段にくるのはかなり良い感じでしたが(これは今でもできたら良かったのに、と思うほど)、上段に行ってしまった「と」に深刻な同手/同指段越が生じてしまってダメでした。「た」との入れ替えも試していますが、原因はっきりしないものの、「た」上段というのもしっくりこない。
 結局、「と」([F])、「た」([G])、「て」([R])をどうにも動かすことができず、「もうこのままでいいや」と諦めてしまいました。
(その後、「を」を移動した反射で「す」が右手に移動してしまい、思わぬ形で解消してしまいました)。

 このとき、「す」の方を動かすという考えは浮かびませんでした
 私の場合、打ちやすいキーを多く使う方が優先で、運指を良くするのはそれに反しない範囲でと考えていました。「す」のような単打側に置くギリギリの順位の順位のかなだったら、[Z]というのは適当だと思っていました(「各キーの打ちやすさ」で△を付けたキーに置きたい)。
 優先順を書くと、「動作数減>打鍵数減>打ちやすいキーを多く使う>運指を良くする」という感じです。もちろん例外はあります(動作数=同時押しを1と数える、打鍵数=同時押しを2と数える、という意味)。

 新JIS配列などの「です」について。要するに「で」が乗っているキーが[R]で、「す」が乗っているキーが[Z]なので、同手段越になるというのが問題なわけです。
 しかし、[R][Z]という運指は、私が「もうこのままでいいや」と思ってたように、それほど打ちにくいとは思いません。[R]と[Z]なら離れている指の同手段越なので十分素早く押せる範囲。
 まして、新JIS配列、月配列2-263では、濁点が後付けですので、[R]と[Z]の間にワンクッション挟まります([R][L][Z])。[R]と[Z]が連続する場合でさえそれほど打ちにくくはないのなら、新JIS配列、月配列2-263の場合ならますます問題ないんじゃないか、と思います。
by koutarou_13 | 2006-04-08 23:56 | ●下駄配列で万事快調

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