ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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 フリーペーパー『R25』で、増田式の片手タイピングの記事が出ています。
 『R25.jp』でWeb上でも読むことができます。

[雑学] 仕事効率も、グンとUP片手タイピングのススメ RxR R25.jp

 何はともあれ、ローマ字入力でもかな入力はでもない入力方法の存在を知ってもらえる機会があることは、嬉しいです。



 ローマ字入力の問題点は、2つあると思います。1つは、効率が悪いということ。これはわたしも下駄配列を作るなどの方法で対処しています。
 もう1つは、ローマ字入力は初心者にとって難しいということです。

 『けいならべ』「「けいならべ」の理念」で、わたしは次のように書きました。

■本当は難しいローマ字入力

 ローマ字入力は覚えるキーの数が少なくて済むので簡単である、初心者に向いている、とよく言われます。

 しかし、ローマ字入力で覚えるキーが少ないというのは、あくまで「かな入力と比較して」ということです。

 ローマ字入力をする上で最低限覚えなければならないキーの数は、23キーもあります。しかも、アルファベットの配置はほとんどバラバラで法則はありません。これらの位置を習得することは、そんなに簡単ではありません。

 規則的な配置になっていれば、――例えば、[A][I][U][E][O]は右側に、他のキーは左側に並んでいるというような――覚えるのはずっと簡単なことになります。

 パソコン初心者が入力する姿を見ていると、やはり文字入力で一番苦労しているように見えます。ローマ字入力はアルファベットの位置も同時に覚えられるというメリットはありますが、入力する機会が多いのは、圧倒的にかなです。アルファベットなんて、それこそキーボードを見て、探して打てれば十分だと思います。

 「ローマ字入力は効率が悪い」
 「ローマ字入力は初心者にとって難しい」
 この2つの問題のうち、どちらがより問題が大きいかというと、後者だと思います
 だって、わたしはローマ字入力の効率の悪さには困っていませんもの。下駄配列を使っているから。
 ローマ字入力の効率の悪さに問題を感じるくらいなら、パソコンはそれなりに使える人のはずです。文字入力の情報を調べて、ソフトをインストールして、NICOLA(親指シフト)なり、月配列なりを使うことは、できると思うのです。

 ローマ字入力は初心者にとって難しいという問題は、現在のところ対処法はありません。まず、初心者はローマ字入力(と、かな入力)以外の入力方法を知りません。知っていたとしても、導入するのは初心者にとっては大変な作業です。

 今回の『R25』の記事は、「ローマ字入力よりも簡単な入力方法をパソコンでも実現できる」ということを知ってもらえたという点では良かったですが、実現する方法が『MS-IME』のローマ字設定なので、やはり初心者には大変だと思います。(しかも、書いてある方法では完全には実現できない気がする……)
 「けいならべ」も、「初心者でも簡単に使える入力方法を」ということで作ったのですが、導入するには『菱』などを使わなければならないので、目的が実現できたとは言えません。
 初心者でも簡単に使えるソフト作って、大手パソコンメーカーがプリインストールしてくれたらいいんだけど。そういうのダメですかね?

 キーボード配列のJIS規格化の動きがあるという話がありますが、わたしとしては、効率の良い入力方法についてはどこかのだれかに任せておいて、JIS規格化とか大掛かりなことをするなら、五十音配列とかポケベル方式のような、初心者でも簡単に入力できる方法をデフォルトにして欲しい、と思っています。
by koutarou_13 | 2008-09-28 19:27 | ●行段系配列けいならべ
 『まじかるキーボード』というフリーソフトがあります。キャレット(文字の入力位置を示す印のこと)の近くに配列図を表示するソフトです。
e0002687_2233869.gif

※紹介記事:『窓の杜』「「まじかるキーボード」でいつでもタイピング練習」

 『まじかるキーボード』は、新しい配列を覚えようとする際の初期段階に、とても良いと思います。
 配列を覚えるまでの期間を乗り切る手段としては、「配列を書いたテキストや配列図画像をディスプレイに表示しておく」、「配列図をプリントアウトしてディスプレイの近くに貼っておく」などの手段もありますが、『まじかるキーボード』はそれらの手段よりも優れています。

【『まじかるキーボード』の良いところ】
配列図が入力位置を追いかけるように表示されるので、視線の移動が少なくて済む。
最前面で表示されるので、他のウインドウの後ろに隠れる事がない。
ウインドウ枠などがないので、コンパクトに表示できる。
必要のない時に自動的に消えるので、作業の邪魔にならない。

■『まじかるキーボード』を新しい配列の練習に使うには?

 このソフトには、英字入力の配列図とかな入力の配列図は付属していますが、他の配列図は用意されていません。
 しかし、配列図はbmpファイルなので、bmpファイルを用意すればどんな配列図でも使うことができます。付属のbmpファイルと大きさやキーの位置が異なってもOKです。
 ただし、キー位置などを規定するkeyファイルが、bmpファイルごとに必要です。付属の図と異なるbmpファイルを使うなら、keyファイルも作らないといけません。

■keyファイルの作成

 基本的に、既存のkeyファイルをコピーして必要な部分を修正していくだけなので、難しいことは何もありません。
 説明自体はkeyファイルの中に書いてあるのでそれを読んでもらうとして、わたしが詰まったところを補足します。

 256、257、258で始まる3つの行は、メニューボタン固定ボタンスリープボタンの3ボタンの位置を規定しています。この3行は必須です。この3行が欠けていたり、画像外の座標が指定されていたりすると、エラーになります。
 3ボタンを置く位置は、付属の配列図では右端に専用の位置が用意されていますが、画像内ならどこでもOKです。配列図の空いている場所を適当に指定すれば良いでしょう。

 259で始まる行(=キャプション範囲)は、マウスカーソルがこの範囲に入っても配列図が非表示にならないことを意味します。
 基本的に、前述の3ボタンをマウスで操作するときに配列図が消えないようにするためのものです。普通は3ボタン周辺領域を指定しますが、必要なければ全部0でもいいですし、配列図全域を指定する手もあります(表示切り替えは[F4]でできるから)。いずれにせよ、定義自体は必須です。

 これ以下の、0~255で始まる行は、各キーの位置を定義するものです。キーを押したときに、配列図のここで指定した部分が光ります。
 ですが、ローマ字入力でもかな入力でもない配列を使うとき、この表示がまともに動作することは期待できません。ばっさり全部削除してしまいましょう。この部分は無くてもエラーにはなりません。

 あとは、bmpファイルとkeyファイルを同じフォルダに置いて、オプションのキーボードデータ→「参照」ボタンからbmpファイルを読み込むだけ。下記のように配列図が表示されるようになります。
e0002687_21584645.gif

■『まじかるキーボード』を使うコツ

●表示位置はオプションで設定できるので、自分の見やすい位置に調節しましょう。わたしは初期設定では表示がキャレットに近すぎる感じがしたので、キャレットからの距離を50にしました。

●表示切り替え(初期設定では[F4])を積極的に使いましょう。どうしても表示して欲しいときに表示されないなどの事態は生じるので。

●配列図を見ないでも打てると思ったら、見ないで打ちましょう。分かっているのに配列図を探してしまうと、いつまでたってもスムーズに打てないと思います。

 『まじかるキーボード』用のbmpファイルとkeyファイルを何種類か作ってみました。よろしかったらお使いください。

■ダウンロード
『NICOLA』
bmpファイル:NICOLA.bmp
keyファイル:NICOLA.key
『小梅配列1.3.1版』
bmpファイル:koume131.bmp
keyファイル:koume131.key
『新JIS配列』
bmpファイル:Sin-JIS.bmp
keyファイル:Sin-JIS.key
『月配列2-263式』
bmpファイル:tuki2-263.bmp
keyファイル:tuki2-263.key
『下駄配列』
bmpファイル:geta.bmp
keyファイル:geta.key
by koutarou_13 | 2008-09-21 22:38 | ●下駄配列で万事快調

▼日本語入力方法はローマ字入力とかな入力だけではない▼ローマ字入力とかな入力以外も普通のPCで簡単に使える▼というわけで新下駄配列で快適PCライフをめざすkouyのブログ


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