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ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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 『TypeLighter』というタイピング練習ソフトがあるんですが、これいいですね。タイパー向けに、タイパーの要望を集めて作られたそうですが、実用的なタイピング練習ソフトとしても使えると思う。ワードは自由に編集できるし、キーを打つ度にグラフがひょこひょこ動くのが面白い。

 自分が気に入っているのが、タイプミスしたキーもすべて表示され、その表示が残ること。(設定タブで「ミスした文字を表示しない」のチェックを外す)
 他のタイピングソフトだと、どのキーを誤打したのか表示されないものもあるし、表示されてもすぐに消えてしまうものが多い。しかしそれだと、あとでミスを検証しようと思ったときに困る。打ち終わった後だとどのキーを誤打したのか思い出せない。
 このソフトを使うと、ガーッと打った後でも振り返ってどのキーを誤打していたのか確認できる。「あー、この指の動きのときにこのキーを打ってたのか」などが分かって、役立つ練習ができるような気がします。

 ワードを自由に編集できるというのもこのソフトの魅力なので、ひとつ練習ファイルを作ってみました。題材は「3時間新下駄配列速習教材」です。すてきな短文をいくつか入力するだけで新下駄配列で使うすべての文字を練習できるというすごい教材。これを『TypeLighter』で打てるようにしました。問題の(?)「9【小書き・特殊記号】」も完全収録しています。

TypeLighterで3時間新下駄配列速習教材を打ってみよう_e0002687_23212181.png

 「長いワードはどう表示されるの?」という疑問がありましたが、上の画像の通り、なんとウインドウ自体がそのファイルの最長ワードに合わせて拡大されました。
 『TypeLighter』はローマ字入力専用ですが、『姫踊子草』(旧)の「かなタイプソフト対応機能」を使えば新下駄配列でプレイできます。(たぶん他のエミュレータでも可能)
 練習モードは3種類ありますが、新下駄配列の練習で使うなら基礎モードが良いでしょう。新下駄配列ですべて入力できることは確認しましたので、がんばってノーミスで打ち切ってください。

●ダウンロード
「3時間新下駄配列速習教材」『TypeLighter』用ファイル:3jikan_sin-geta_sokushuu.tpl
# by koutarou_13 | 2012-05-20 23:18 | ●新下駄配列あれこれ
 『お泊まり恋愛詩』というブログで、「13日間新下駄配列マスターコース」という新下駄配列の練習用テキストが公開されています。
 構成は第1~8日の「BASIC Lesson」第9~13日の「SPEED Lesson」に大きく分かれています。内容は、前半の「BASIC Lesson」は少しずつ使うキーの範囲を広げながら新下駄配列を習得する、後半の「SPEED Lesson」は指ごとに徹底的に練習するというもの。
 ということは、実質8日間で新下駄配列がマスターできるということですね!

 というわけで自分でも体験しようということで、一通り入力してみました。

 と言っても、自分は新下駄配列は当然マスターしているわけですから、さくっと軽く終わるものだと思っていたのですが……けっこう分量多いな。

 これ、ほかの練習テキストと比べて分量がかなり多いです。
 『親指シフト練習ソフト』という親指シフト(NICOLA)練習ソフトがあります。想定している練習期間は2週間なので「13日間新下駄配列マスターコース」と同じくらいですが、1日に練習するワード数は130前後といったところです。
 『飛鳥のために』でも1つの課のワード数は300前後です
 「新下駄配列マスターコース」は、第1日のBASIC Lesson 1のExercise 2こそ91語ですが、同じく第1日で練習するASIC Lesson 2のExercise 2になるともう277語。第2日以降は1日500語前後のワード数となります。まだすらすらと入力できるわけではない初心者がこなすにはちょっときついワード数だと思います。

 第1日「単語練習につかれて途中でやめてもなるべく高い効果が得られるよう、長い文字数の単語から順に配列しています。」と書かれているので、ここはこの言葉に甘えて、自分のペースにあったワード数に調節して練習して良いと思います。個人的には、最初は1日100語も入力すれば十分だと思います。あとは余裕があればで。

 具体的な練習の方法について。

 指を動かすだけ、キーに触るだけという練習方法もありますが、初心者はやはり実際に文字を入力していく方が良いでしょう。『メモ帳』などの適当なテキストエディタを開いて入力していきましょう。
 その際、ワードの間のスペースは入力しなくて良いと思います。結構大変ですし、日本語の文章の場合ならスペースを多用するのは不自然ですし。
 そして重要なのが、[スペース]や[変換]を押して変換したら、[Enter]を押して確定する必要はないということ。次の文字を入力すれば、前に変換した部分は自動的に確定されます。これはとても重要です。1ワードごとに[Enter]を押しているとすぐに疲れてしまいます。

 BASIC Lessonではワードは漢字で表記されていますが、この漢字の通りに変換することにこだわる必要はないと思います。同音異義語に変換されても気にせず先に進んだ方が良いでしょう。変換の練習もするとしても、かな入力をマスターした後に練習した方が効率的だと思います。
 単語レベルの変換だと変換の精度はどうしても悪くなりますし。

 ワードが漢字で表記されているので、複数の読みがある言葉の場合、どの読みで入力するか迷うことがあります。Lessonのテーマから判断できる場合が多いですが(例えば、Lesson 4(第3日)だったら、かならず左手中指シフトで入力するかなを含むはず)、練習中はどのかながどこに配置されているか、すぐは浮かばない状態ですから、その判断も難しい。
 詰まるようなら飛ばしても良いと思います。

 あと読めない漢字が結構多いんですけど(^_^;) 自分が読めなかった漢字を以下に書きます。答えは最後に。

第1日
序で

第2日
終に

第3日
譬える
止す

第4日
零す
本の
略 ※2文字。「りゃく」は×

第5日
喧しい
長閑か

第6日
御大
逆様
確り
各 ※4文字
御数
掏摸


第7日
拵える
溯る
銜える
解く ※3文字
身形

第8日
開闢
長襦袢

 第9日からのSPEED Lessonは、『タイプウェル』などのタイムアタックで好成績を出す練習をすることを目的としています。第10日によれば最適化の練習に適した構成になっているそうです。ただ、自分は最適化はやっていないので、それについては分かりません。

 しかし、第12日と第13日は正直きつい! この2日は小指で入力する文字が含まれるワードばかり出てきます。本来小指は使いにくいから使用率を低めにしているのに、それを狙い打ちにされるのだから。しかも、1ワードにつき最低1文字含まれるということは、文字数が短いワードの方が小指を使う比率が高まるということになります。ワードは文字数が多い順に並んでいるので、後半になると小指の使用率がさらに高まるというわけ。これはつらい。
 最適化を前提としているのだから、必ずしも小指を酷使するわけではないのかもしれませんが……。

 でも、これをやった後に『タイプウェル国語K』で次々に自己記録を更新したということもありました。結構効果があったのかもしれません。

《続き》
# by koutarou_13 | 2011-04-16 20:56 | ●新下駄配列あれこれ
 昨日、『タイプウェル国語K』で4モードすべてで記録更新したので記念写真。総合レベルもやっとXDになったよ。
最近のタイプウェル@新下駄配列_e0002687_2042796.gif
最近のタイプウェル@新下駄配列_e0002687_20421736.gif

 最近タイプウェル自体はあまりやっていなかったのだけど、突然記録更新モードが来た。もちろん新下駄配列は毎日使っているし、「13日間新下駄配列マスターコース」の後半を打ってみたりはしていたけど。
 「もう偶然以外では記録更新できないんじゃないか?」と思ったこともあるけど、そう思ったところからでも速くなるものなのか。

 そう言えば、タイプウェルの画像を貼るのは久々だし、新下駄配列になってからは初めてですね。
# by koutarou_13 | 2011-04-11 21:06 | ●タイプウェルに首っ丈
新下駄配列作成記27

■新下駄配列の作成

 2.シフト側
  「おもう」「られる」「される」

【これまでに決まった配置】
ーには、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

 前回に引き続き、シフト側の好所、すなわち左手は[S][D][F]、右手は[J][K][L]を使う同時打鍵8か所に配置する文字を決めます。

 まず、ぴったりとはまるところを決めます。
 「あ」は「ある」という非常に出現率の高い連なりを構成しています(3206)。したがって、左手側は[V](「る」)との連なりの良い[D]がぴったりです。
 また、「あ」は、「う」と非常に連なりが少なく、「で」「が」と連なりが多い文字です。したがって、「あ」の右手側は、「う」と同指で、「で」「が」との同指を避ける[J]が適しています。
 よって、「あ」は[DJ]で決定します。

 前回作った「シフト側好所争い(基本表)」から、「あ」列と、[DJ]行を削除します。
 また、「あ」は「あります」という頻出連なりも構成しています。そこで、「り」の候補の中から、[D]か[J]を使う組み合わせをはずします。
 すると以下の表になります。

 もおらをさりれだせけじよどそ
SJ××○ ×××    ×××
SK××× ×× ××× ○○×
SL××   × ×    ××
DK  × ×× ××× ○○ 
DL  ×  × ×    × 
FK  × ×○×××××○○ 
FL    ×○××××× × 

 「も」「お」はこの14文字の中では出現率が上位ですので、ぜひこの8か所の領域に配置したい文字です。
 この2文字は、それ同士で「おもう」という頻出連なりを構成しています。「おもう」が入力しやすいように配置しようとすると、おのずと配置場所が限定されてきます。
 「う」が[J]ですので、右手側は「お」を[L]、[も]を[K]に配置するしかありません。右手側の使用指はこれで決定です。
 左手側は、[S]は「も」「お」ともに使えませんので、[D]か[F]です。ただし、同じキーを使うと同指連打になってしまいます。
 したがって、可能な組み合わせは“「も」[FK]、「お」[DL]”か“「も」[DK]、「お」[FL]”の2通りということになります。

 ところで、シフト側の好所に置きたい文字同士で頻出連なりを構成する組み合わせが、まだあります。「ら」「さ」「れ」です。「られる」「される」という頻出連なりを構成しています。
 これを頭に入れておきます。

 「も」「お」の話に戻ります。
 試しに、「も」を[DK]、「お」を[FL]に配置してみます。
 「お」を[FL]に置いたことで、「り」の配置候補が[FK]一つしか残らなくなるので、「り」は[FK]に置くことになります。
 すると、表は次のようになります。

 らをされだせけじよどそ
SJ○ ××    ×××
SK× × ××× ○○×
SL    ×    ××
DL×   ×    × 

 しかし、こうなると「ら」「さ」「れ」をぴったりと配置できる組み合わせがありません。
 「ら」の残り候補は[S]絡みしかありませんので、「られ」で同鍵連打を避けようとすれば、「れ」は[DL]に配置するしかありません。しかし、「れ」を[DL]に配置すると「さ」の配置候補が[SL]しか残りませんので、「され」が同鍵連打になってしまいます。
 「られ」か「され」を同鍵連打にしたくないとすると、「ら」「さ」「れ」のどれかをこの領域に配置する候補から脱落させることになります。

 今度は「も」を[FK]、「お」を[DL]に配置するパターンを検討します。
 「も」を[FK]に置いたことで、「り」の配置候補が[FL]一つしか残らなくなるので、やはり「り」は[FL]に置くことになります。

 らをされだせけじよどそ
SJ○ ××    ×××
SK× × ××× ○○×
SL    ×    ××
DK× × ××× ○○ 

 今度は、「れ」を[DK]に配置すれば、「ら」を[SJ]、「さ」を[SL]に配置することで、「られる」も「される」もきれいに同鍵連打を避けたアルペジオで入力することができます。

 この2つの案を比較すると、シフトの好所に高頻度文字をうまく収めることができ、頻出連なりも入力しやすくなる後者の方が優れています。「も」で[F]を使うことは「も・ん」「もっ」が同鍵連打、同指異鍵になるという欠点もありますが、より多く出現する文字をより押しやすいキーに配置する方を優先します。

 をだせけじよどそ
SK ××× ○○×

 残るシフト側の好所は[SK]です。候補文字は「を」「じ」「よ」「ど」です。(「だ」「せ」「け」はこの領域には配置できないことが確定しました)
 「を」を配置するのは著しく悪いというわけではありませんが、同鍵連打などの悪運指が発生する数は比較的多く、ほかに適当な配置があるなら避けたいところです。
 すると次の候補は「じ」となります。「じ」を配置するのに特別に問題となる要素はありません。
 しかし「よ」「ど」も有力で、この程度の出現数の差ならほかの要素で逆転する可能性もあります。そこで、ここでは[SK]に配置する文字はまだ保留して、「よ」「ど」をほかの場所に配置できるか検討してから決めることにします。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
ーには、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

〔中指シフト〕
□□□□□ □□□□□□
□Eれも□ □あ■■□
□□□□□ □□□□□

〔薬指シフト〕
□□□□□ □□□□□□
□さおり□ □ら■■□
□□□□□ □□□□□

※Eじよど

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-04-06 21:17 | ●新下駄配列作成記

シフト側の好所争い

新下駄配列作成記26

■新下駄配列の作成

 2.シフト側
  シフト側の好所争い

【これまでに決まった配置】
ーには、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

 単打側の配置は大体埋まったので、これからシフト側の配置を決めていきます。

 まず、シフト側の中では押しやすい[S][D][F]と[J][K][L]同士の同時押しとなる部分から考えていきます。
 シフト側は、左右どちらかの手では必ず同手連打となるため、その文字を配置できる場所が自然に限定されてきます。
 そこで、これまでに配置場所が決まった文字との連なりからみて、まだ配置場所を検討していない文字がシフト側の好所のどこに配置できるかを書き出します。

■シフト側好所争い(基本表)
 もおらをさありれだせけじよどそ
SJ××○ × ××    ×××
SK××× ××× ××× ○○×
SL××   ×× ×    ××
DJ× × ×○ ×    ×××
DK  × ××  ××× ○○ 
DL  ×  ×  ×    × 
FK  × ××○×××××○○ 
FL    ××○××××× × 

 ○はその場所に置きたい強い理由があるもの。×はその場所を避ける理由があるもの。見ての通り○の数はそれほど多くないので、基本的に×を避けて無印のどこに配置できるか考えるということになります。
 以下に、その文字をその場所に配置したい理由、配置できない理由を書きます。

【も】
「も・と」が多く出現するので、[S]を回避。
「おもう」が多く出現するので、[J]を回避。「お」との連接に注意。
※「も・ん」「もっ」「も・い」も多いが、他の条件次第で妥協する。
【お】
「と・お」が多く出現するので、[S]を回避。
「おもう」が多く出現するので、「も」との連接に注意。
【ら】
「ら・い」が多く出現するので、[K]を回避。
「か・ら」が多く出現するので、[D]を回避。
「う」との連なりが少ないので、できれば[J]絡みが良い。
【を】
極端に多い連なりはないが、どの上位文字とも満遍なく多く連なる。
【さ】
「さ・い」が多く出現するので、[K]を回避。
「さ・ん」が多く出現するので、[F]を回避。
「さ・く」が多く出現するので、[J]を回避。
【あ】
「あ・る」が非常に多く出現するので、[D]絡み。[F]を回避。
「あ・が」「あ・で」も比較的多いので、[K][L]を回避。
【り】
「り・ま」が多く出現するので、[S]は回避。[F]絡みが良い。
「あ・り」が多いので、「あ」との連接に注意。
【れ】
「れる」が多く出現するので、[F]を回避。
「れて」「れた」が多く出現するので、[J]を回避。
「られる」が多く出現するので、「ら」との連接に注意。
「される」が多く出現するので、「さ」との連接に注意。
【だ】
「だい」が多く出現するので、[K]を回避。
「だ。」が多く出現するので、[L]を回避。
「だ・ん」が多く出現するので、[F]を回避。
【せ】
「せ・い」が多く出現するので、[K]を回避。
「せ・ん」が多く出現するので、[F]を回避。
【け】
「け・い」が多く出現するので、[K]を回避。
「け・ん」が多く出現するので、[F]を回避。
【じ】
「じ・ん」が多く出現するので、[F]を回避。
【よ】
「よう」が多く出現するので、[J]を回避。[K]絡みが良い。
【ど】
「ど・う」が多く出現するので、[J]を回避。[K]絡みが良い。
「など」が多く出現するので、[L]を回避。
【そ】
「そう」が多く出現するので、[J]を回避。
「その」が多く出現するので、[S]を回避。
「それ」が多く出現するので、「れ」との連接に注意。

 これを踏まえて、シフト側の好所の8か所に配置する文字をこの14文字の中から選びます。

【これまでに決まった配置】
ーには、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

※タイトル変更しました2011/04/06

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-04-06 00:14 | ●新下駄配列作成記

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