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ローマ字入力でもなく、かな入力でもなく

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長音符を単打側へ

新下駄配列作成記25

■新下駄配列の作成

 1.単打側
  長音符を単打側へ

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□には、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

 長音符(「ー」)は、文章ごとの出現率の偏りが激しい文字です。
 長音符が出現する単語は、ほとんどがカタカナ語です。長音符の出現率はその文章でカタカナ語がどれくらい使われているかに大きく左右されます。カタカナ語が多い文章では出現率30位以内に入ってくることもあります。一方、出てこない文章では出現率50位以下、ゼロということさえあります。
 出現率が高い可能性があるので、シフト側の押しにくいところには配置したくないところです。しかし、出現率が低い可能性もあるので、あまり良い位置に置くのは無駄が生じる可能性が高くなります。

 したがって、長音符の配置場所は、単打側の極端に入力しにくくないところか、シフト側で一番押しやすいところからはやや外れたところ、となります。

 残る単打側のキーで、長音符を配置しても良い押しやすさのキーは[T]と[Q]があります。しかし[T]に「ー」を配置すると「る」と同指段越になります。「ー・る」は長音符の連接の中では最も多い連なりですので、あまり「ー」の配置場所に向いているとはいえません。
 [Q]は押しやすさは単打の中では良くない方ですが、極端に入力しにくいというほどではありません。小指は配置する文字が少ないので、自動的に同指異鍵などを少なくできるのも良いところです。
 よって、「ー」は[Q]に配置することにします。

 以上で単打側の配置はほぼ決まりました。まだ残っているキーは単打側とはいえ押しにくいキーですので、シフト側の好所の配置を決めてから、戻って考えることにします。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
ーには、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-04-03 00:11 | ●新下駄配列作成記

残りの単打側

新下駄配列作成記24

■新下駄配列の作成

 1.単打側
  残りの単打側

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□Dは、□ □□こが□□
Dとかんっ くういしな
CCCる□ てたで。□

※Cすま
※Dのに

 まだ配置場所を検討していない文字を上位から挙げると、次のとおりです。

きもつおらをさあ

 そろそろ、何が何でも単打側に配置するということではなく、単打側かシフト側の選択をにらんだ選定になります。できれば単打側に配置したいところですが、単打側で良い配置場所がなければシフト側に回すという選択を考えます。

 単打側のそこそこ押しやすいキーまだ空いているのは、[U]、[B]、そして左手下段の[Z][X][C]のどれかです(うち2つは「す」「ま」が配置されることが決まっています)。これらのキーに配置する文字として、先に挙げた8文字の中に適当な文字があるかどうかを検討していきます。

 まず、[U]
 右手人差し指にはすでに「う」「た」「て」「く」という出現率が高い文字を配置しています。したがって、何を配置しても同指異鍵が発生してしまい、悩ましいキーです。例えば、「さ」を配置するのは「さ・て」(318)、「さ・た」(195)が少なく、出現率と[U]の押しやすさのバランスも良くてぴったりに見えますが、「さ・く」が多すぎるのが厳しく(2272)、うまくきません。
 結局、適当な文字がないので、この中から[U]に配置する文字を選択するのはあきらめることにします。右手人差し指の他のキーに配置した文字が高頻度文字なので、右手人差し指全体の使用率としては妥当なところです。

 次に[B]
 [B]はなんといっても「ん」と同指なのが問題となるキーです。先に挙げた8文字の中から「ん」との連なりが少ない文字を探すと、「つ」があります(156)。ほかの同手に配置されている文字の連なりを見ても、特に問題はありません。
 よって、[B]には「つ」を配置します。

 そして、左手下段に配置する文字の検討です。
 できれば、残る文字でもっとも出現率の高い「き」を配置したいところです。「き」と、「き」の次に出現率が高い「も」との差は、2823もあります。
 「き」は上位文字とは比較的満遍なく多くの文字と連なる文字ですが、一つだけ連なりが少ない上位文字があります。それは「か」です(859)。「か」([D])と同指異鍵となる[C]に「き」を配置すれば、この連なりに少なさを生かすことができます。
 また、[C]は[E]と同指段越とります。[E]には「は」が配置されていますが、「は・き」は少なめです(823)。一方、[X]や[Z]は、[W]や[A]と同手段越や同指異鍵になります。[W]と[A]には「の」か「に」を配置することになっていますが、どちらも「は・き」よりも連なりは多くなります(「の・き」は1884、「に・き」は2438)。
 どちらの面で見ても、[C]に「き」を配置するのは悪くありません。
 よって、[C]には「き」を配置します。

 [C]が「き」に決まったので、「す」「ま」は[Z]か[X]に配置することになります。
 「する」を入力するときに[X]→[V]と[Z]→[V]のどちらが押しやすいかを比較すると、[Z]→[V]の方が上です。また、「ます」は[Z]→[X]より[X]→[Z]の方が押しやすくなります。
 よって、「す」を[Z]に、「ま」を[X]に配置します。

 残ったのは、「の」と「に」を[A]と[W]のどちらに置くかの選択です。
 微妙なところですが、「の」を[A]に、「に」を[W]に配置することにします。理由は、出現数が多い「の」の方を少しでも押しやすいホーム段に置くこと。[W]と同指異鍵となる「ま」([X])との連なりが「に」の方がやや少ないこと。「る」との連なりは「に」より「の」の方が大差で多く、[W]→[V]より[A]→[V]の方が押しやすいこと、です。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□には、□ □□こが□□
のとかんっ くういしな
すまきるつ てたで。□

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-03-28 21:29 | ●新下駄配列作成記
新下駄配列作成記23

■新下駄配列の作成

 1.単打側
  上位文字を好所の単打側に

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□は、□ □□こ□□□
□とかんっ くういしな
CCCる□ てたで。□

※Cすま

 出現順上位の文字で、まだ「の」(5位)、「に」(13位)、「が」(18位)の配置が決まっていません。また、配置場所では、比較的押しやすい[A][W][O]がまだ空いています。この3文字は、この3か所に配置したいところです。

 「の」は、「で」が[,]に決まったことで、[O]には配置しづらくなりました。「の・で」かなり多く出てくる連なり(2822)だからです。「の・で」が押しにくい同手段越になるのは避けたいところです。

 「に」も[O]には配置しづらい文字です。「に・な」という連なりが多く出てくるからです。2-gramの出現数も2805と多いですし、一続きの言葉として出てくることが多く、回数以上に重要な連なりだと思います。「に」を[O]に置くと、「に・な」が[O][;]になります。これは同指異鍵などではありませんが、やや押しにくい運指です。

 「が」は、「、」との連なりが非常に多く出てきます(2486)。「、」は[R]に配置されています。「が」を[O]に置けば、「、」と左右交互打鍵にすることができます。

 したがって、[O]には「の」と「に」を配置するのは向かず、「が」を配置するのは向いているということになります。
 よって、[O]には「が」を配置します。

 「の」と「に」は[A]と[W]に置くことになります。どちらに置くかはこの時点では決められないので、保留とします。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□Dは、□ □□こが□□
Dとかんっ くういしな
CCCる□ てたで。□

※Cすま
※Dのに

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-03-25 23:38 | ●新下駄配列作成記

キー文字「す」

新下駄配列作成記22

■新下駄配列の作成

 1.単打側
  キー文字「す」

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□は、□ □□こ□□□
□とかんB くういしな
□□□B□ てた□。□

 出現率中位の文字の中で、「す」はひときわ特徴のある文字です。

 「す」に連なる文字は非常に偏っています。「す」に連なる回数が多い文字は、以下の通りです。

す・。 4239
す・る 4145
す・ま 3908
す・で 3756

 この4文字との連なりで、「す」全体の約4割を占めています。しかも、4文字とも出現率トップクラスとはいえない文字です(「。」は17位。「る」は16位。「ま」は23位。「で」は19位)。出現率上位3文字である「い」「う」「ん」絡み以外で、連なり数の4000前後の文字が4つもある文字は、ほかにはありません。
 「す」とそれに関連する文字をうまく単打側に配置することが、総打数が少なく、しかも入力しやすい配列を実現する重要なポイントになります。

 「す」の配置は、まず「。」([.])との連なりを考慮する必要があります。右手上段には置くのは無理です。したがって配置できる場所は、左手か、右手なら[,]ということになります。

 「す」を[,]に配置できるかどうかを考えます。
 「です」はもっとも重視すべき連なりの一つです。しかし、「す」を[,]に配置すると、「で」の適当な配置場所がありません。「で」は「、」との連なりが多い文字です(1910)。「、」は[R]に配置されているので、「で」は左手下段には配置できません。それ以外に左手に適当な場所はなく、右手に[,]と連なりの良い空き場所もありません。出現率19位ですので、シフト側に回したくもありません。
 よって、「す」は左手に配置します。配置場所は、「する」があるので人差し指には置けません。したがって、配置場所は[Z][X][C]のどれかになります。

 「す」を左手下段エリアに配置することが決まったので、「す」の関連文字の場所を決めることができます。

 「る」は[G][V]のどちらかに配置することになっています。「る」は「す」との連なりが非常に多い文字です。左手下段エリア([Z][X][C])から[G]への連接と[V]への連接の押しやすさをを比較すると、明らかに[V]の方が上です。
 よって「る」は[V]に配置します。同時に、「っ」の配置場所も[G]に決まります。

 「で」は、先ほども書いたとおり、左手下段にはすでに配置しにくくなっています。かといってシフト側には回したくない文字です。ほかに単打で配置できる場所は、[,]しか残っていません。[,]に配置すると「です。」の「で」と「。」が1文字おきのアルペジオになるのも良い点です([,]→[.])。
 [,]に配置すると「い」との同指異鍵がやや多くなりますが、「い」はどの文字とも多く連なるので、同指異鍵が多くなるのはある程度仕方のないところです。「でしょ」が同指段越、「これで」が1文字おきの同指段越もやや気になるところではありますが、総打数を少なくすることを優先します。
 よって、「で」は[,]に配置します。

 「ま」は、「す」との連なりが強い文字の一つです。また「ま・い」(3189)「ま・し」(3695)との連なりも多くなっています。「い」「し」いずれも右手に配置されていて、両者とアルペジオにするのは無理なので、「ま」は左手に配置するべきです。左手の中で、左手下段に置く「す」と連接がよいキーとなると、左手下段しかありません。よって、「ま」は「す」を配置しなかった[Z][X][C]のいずれかに配置します。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□は、□ □□こ□□□
□とかんっ くういしな
CCCる□ てたで。□

※Cすま

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-03-22 23:22 | ●新下駄配列作成記

中指上段と右手小指

新下駄配列作成記21

■新下駄配列の作成

 1.単打側
  中指上段と右手小指

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□□、□ □□□□□□
□とかんB くういし□
□□□B□ てた□。□

※Bるっ

 中指上段の[E]と[I]は、長い中指を生かしてかなり押しやすいキーですので、出現率の高い文字を配置したいところです。
 しかし、中指にはすでにホームポジションに「か」「い」という高頻度文字を配置しています。よって、その連なりに気をつける必要があります。

 「い」は多くの文字と満遍なく連なります。しかし、1文字だけややへこんでいる部分があります。それが「こ」です(1385)。「こ」は出現数も16位と十分上位です。 
 また、[I]は[M]とやや押しにくい同手段越になりますが、「こ」は「た」([M])との連なりはそれほど多くありません。
 よって、[I]は「こ」を配置します。

 「か」は、「い」と比べるといくらか選択の余地があります。「か」との連なりが少なめの文字の中でできるだけ上位を探すと、「は」が挙がります(946)。「は」を[E]に配置すれば、「、」([R])との連なりも抜群です(「は、」は3661)。
 よって、[E]には「は」を配置します。。

 ホームポジションである[;]は、小指とはいえかなり押しやすいキーです。
 [;]は[K](「い」)とアルペジオになるキーです。上位の文字を探してみると「い」との連なりが非常に多い文字に、「な」があります(7019)。「な」を[;]に配置すれば、「な・い」をアルペジオで打つことができます。
 よって、「な」は[;]に配置します。

【これまでに決まった配置】
〔単打〕
□□は、□ □□こ□□□
□とかんB くういしな
□□□B□ てた□。□

※Bるっ

■新下駄配列作成記 目次
# by koutarou_13 | 2011-03-21 21:10 | ●新下駄配列作成記

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